正平調

時計2021/02/11

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クルーズ船で新型コロナウイルスの集団感染が起きたのは、昨年の今ごろである。下船後の乗客が偏見にさらされないか…と心配する専門家の言葉を読んだのが、2月11日付の紙面◆それから1年。不安は悲しいことに現実となった。感染者やその家族らへの冷ややかなまなざしを耳にする。発熱外来に取り組んだ医院のガラスが割られ、医師までがつばを吐かれたという話を本紙地域版で読んだ。踏ん張りに、つば。なんということか◆無理解は世間の一部と思うが、この動きが差別や偏見の芽を摘み取る力になればいい。感染症の患者や家族、医療関係者らの人権を守る条例である。加東市に兵庫県内第1号ができた。明石市も制定を目指す◆地方自治研究機構のホームページを見れば、コロナ禍での差別禁止や人権擁護を目指す条例は加東市など20余りの自治体が設けた。いずれも罰則の規定はない。わが町は差別を許さないぞと内外に誓う決意である◆江戸時代の風情が濃く残る富田林・寺内(じない)町に石の道標が立つ。「町中 くわへきせる ひなわ火 無用」とある。今風にすれば「くわえたばこ、ライター持ち込み禁止」。戒めが効き、大火と遭わないままだ◆道標になぞらえれば、コロナ禍条例は「町中 心ない所業 無用」。2021・2・11

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