正平調

時計2021/04/21

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西暦2057年、博士の回想によって舞台は幕を開く。「人類が、頼る友もなく、広大な宇宙にひとり立ちむかわねばならない時代があった。でもいまは、助けてくれるものがいる」◆アイザック・アシモフは1950年刊行の短編集「われはロボット」で、子守ロボ、採鉱ロボ、思考マシンといった多様なロボットと人との物語をつむいだ。頼りがいのあるロボは今や人類に欠かせぬ友である◆人間が離れたところにあるロボットを動かして手術をする。さながら未来SFの世界から届いたようなニュースに心をひかれた。国産の手術支援ロボットを遠隔で操作する実験を、神戸大学などが始めたという◆神戸新聞NEXT(電子版)で動画を見る。医師のたくみな操作を受けたロボの「指」は驚くほど精密に動いている。目の前にいない患者をこの技術で手術できる日が来れば、名医はさらに引っ張りだこだろう◆ロボの名「hinotori(ヒノトリ)」は兵庫ゆかりの漫画家、手塚治虫さんの「火の鳥」にちなむのだとか。限りある生をどう生きるか-。生命の尊厳を生涯のテーマとした手塚さんの未完の長編である◆「hinotori」の物語は黎明(れいめい)の時を告げたばかり。めくるページの向こうにどんな飛翔(ひしょう)を見るだろう。2021・4・21

【動画】国産の遠隔手術ロボ、世界初の実証実験

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