正平調

時計2021/05/16

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NHKの連続テレビ小説「おちょやん」が終わった。視聴率は思うように伸びなかったようだが、時間になるとついスイッチを入れた。理由は二つ◆物語のモデル、浪花千栄子さんへの懐かしさがあった。上品で、ときにシャキッとして。かすかに覚えている世代として楽しめた。そしてヒロイン杉咲花さんの関西弁のうまさである。これには驚いた◆関西が舞台のドラマで、俳優の関西弁が下手だとがっかりする。興ざめして、見たくなくなる。杉咲さんは1年間特訓したそうだ。台本の一言一言に上げ下げの印をつけているのを何かで見た。プロとしての努力、勘の良さ、それに方言指導者の力だろう◆消えつつある関西弁に気づく15分間でもあった。「いってらっしゃい」を意味する「おはようおかえり」は相手へのほのかなやさしさが漂っていた。「だんない」もドラマで何度か耳にした。「大丈夫」と言われるよりずっと、気持ちが落ち着きそう◆そういえば本紙地域版で播州弁特集をし、使い続けたい言葉を募ったら、「べっちょない」が群を抜いて多かった。これも「大丈夫」の意味。なぜだろう、気遣ったり励ましたりする関西弁はどれもいい味がある◆などと思いながらの15分。仕事を忘れそうになったが、だんない。2021・5・16

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