正平調

時計2021/06/10

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聞く人が深くうなずいてくれる。分かる分かる、と思ってくれる。そうなるために大事なことが三つあるという◆(1)話の中身が明快である(2)あれもこれもでなく、これだけは分かってほしいという芯がある(3)理屈や説明よりエピソードが大事。以上、「話術いらずのコミュニケーション」(近藤勝重著)から◆思いを伝えるためのノウハウだが、つい菅首相と重ねてしまう。血の通わない原稿を棒読みするから心に響かない。記者会見での質疑はかみ合わず、言いたいことが分からない。これでは深くうなずきようもない◆党首討論を聞いた。2年ぶりというので期待したが、みなさんの印象はどうだったろう。コロナ禍、五輪・パラリンピック、衆院の解散。迫っていく力が野党側にやや乏しかったとはいえ、菅首相も「国民の命と健康を守る」「ワクチン最優先」と繰り返すだけでは深いうなずきは生まれない◆G7サミットが明日から始まる。「サミットはおっかない」と言ったのは確か、中曽根元首相だった。経験豊かな首脳たちは、浮かべた笑みの下で相手を値踏みしているそうだ。どの程度の政治家か、半時間もあれば分かるというから、ああ、おっかない◆菅流の討論術が通じるか。知りたいような、知りたくないような。2021・6・10

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