正平調

時計2021/08/08

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真夏の東京五輪がきょうで終わる。コロナ禍に加え、猛暑での大会になった。暑さにまつわるいろんなことを思い出す◆国会に質問主意書という制度がある。文書での質疑だ。5年前、この質問主意書で五輪開催の時期についてただした参院議員がいた。「晴れる日が多く、かつ温暖」だから「理想的な気候」と日本はアピールしたが、本当にそう思うのか、梅雨明けの猛暑は危険ではないかと◆温暖ではなく酷暑と、だれだって思う。その懸念に内閣は答えた。それは招致委員会の意見なので、政府はコメントを控える。ただし「大会開催期間中の暑さ対策については重要と考えている」。素っ気ない◆1964年の前回東京五輪は秋晴れで始まった。同じように秋にできないかという意見をよく聞いた。1年延期になったとき、春に移そうという声もあった。いずれもそのうち、耳にしなくなった。残念なことに◆猛暑五輪で健闘した選手に拍手。炎天下で汗を流した大会関係者やボランティアの労に感謝。でも真夏にスポーツの祭典を開いたことへの疑問が、心の底でくすぶる◆だれかの都合ではなく、開催地にとってもっとも気持ちのいい季節に世界から集まり、競う。東京が、そんな五輪のあり方を探るきっかけになればいい。2021・8・8

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