正平調

時計2021/09/04

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きのうのお昼ごろから懐かしのヒット曲が口をついて離れない。あの人は行って行ってしまった/もう帰らない。五木ひろしさんの「よこはま・たそがれ」(詞・山口洋子)である◆1年前の高支持率はもう遠くへ行って行ってしまった。横浜が地元のその人が政権のたそがれを感じ始めたのはいつだろうか。菅義偉首相が退陣する。突然の「投げ出し」ととられても仕方のない幕引きである◆驚いたが予兆はあった。おととい、自民党の二階俊博幹事長に会っている。総裁選への意欲を伝えるためだったが、「すわ辞任か」の臆測で党内はざわめいたらしい。そのことからみても政権は末期状態だった◆総裁選に出ないのは「コロナ対策に専念するため」だという。意味を測りかねる。国民の信頼を取り戻すべくコロナ対策に力を注ぐべきところを、党人事で局面を打開しようとした首相のせりふに説得力はない◆石川啄木の歌にある。〈腕拱(く)みて/このごろ思ふ/大いなる敵目の前に躍り出(い)でよと〉。鬼の形相で腕組みし、仁王立ちで未曽有の国難に立ち向かわずして何の宰相ぞ。そういう姿勢が菅さんには見えなかった◆きっと、反論はおありだろう。ならばたとえ口べたでも、心のこもった言葉で国民に語りかけてほしかった。2021・9・4

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