正平調

時計2021/09/17

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自民党総裁選の歴史では、出色の名文句といえるだろう。「天の声にもたまには変な声がある」。1978(昭和53)年、大方の予測に反して敗れた当時の首相、福田赳夫さんである◆このとき初めて行われた党員・党友の予備選で大平正芳さんが1位となり、2位に甘んじた福田さんは国会議員による本選を辞退した。負け惜しみとはいえ、党員の声は世の声だと、そう言いたかったのだろう◆菅義偉首相の後継を争う総裁選がきょう、告示される。難題多き国政のかじ取り役として、かつまた次の“選挙の顔”として、ふさわしいのはだれか。まずは投票総数の半分を占める党員・党友票が鍵となろう◆派閥のほうもこぞって菅さんを支持した1年前とは打って変わり、ほとんどが自主投票だという。思惑いろいろ、打算もいろいろ、勝負はふたを開けるまで分からない◆世界のホームラン王、王貞治さんに直球で立ち向かった元阪神のエース、江夏豊さんは言ったそうである。最大のライバルから「カーブで三振をとってもうれしくない」と。政治のリーダーもかくあってほしい◆論点をかわすカーブや逃げる魔球はもういらない。コロナに経済、政治の信頼回復…言葉から火の出るような直球の投げ合い、打ち合いを望んでいる。2021・9・17

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