正平調

時計2021/10/21

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プロ野球・西武の松坂大輔投手が今季で現役を退く。剛腕ぶりはご存じの通りだが、味わいのある言葉も印象に残る。僚紙デイリースポーツを含め、思わず傍線を引いた言葉を五つ◆相手エースとの投手戦に敗れて「リベンジします」。本来は「復讐(ふくしゅう)」の意味で、格闘技でよく使う。それを新人投手が「雪辱」のニュアンスでさらり。以後、よく使われるようになり、その年の流行語大賞にまで◆注目を集めたイチローさんとの初対決。3打席連続三振に打ち取って口にしたのが「自信が確信に変わってきました」。これも新人時代の一言だ。プロの世界で生きていける手ごたえが、言葉に脈打っている◆「相手は直球に強いと言われている。そう言われるほど、僕は真っすぐで攻めたくなる。力で、球威で、ねじ伏せようと思った」。WBC決勝のキューバ戦。先頭打者に本塁打を打たれ、向こう意気に火がついて◆大リーグから日本球界へ復帰。でも肩などの不調が続いた。冷ややかな声もあった。なぜ踏ん張れたかと問われての答えは「野球が好きだという気持ちが消えなかったから」。好き。何て素直で、何て素敵(すてき)な◆23年間を振り返り「(自身の)諦めの悪さを褒めてやりたい」と一昨日の会見。41歳。松坂劇場、幕。拍手を。2021・10・21

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