正平調

時計2021/11/25

  • 印刷

初めて地方議会を取材したとき、面食らった。議員も当局側も、用意した原稿を読み上げて淡々と進む。これでいいのかと疑問符がいくつも浮かんだ◆いや、質問そのものに問題ありと、鳥取県知事を務めた片山善博・早大大学院教授が本紙で書いていた。「何を質問したらいいか分からず、自治体職員に質問をつくってもらう議員も少なからず」と◆政策秘書がいる国会議員は、官僚にもたれかかったりしないと思いたいが、どうも怪しい。地元の集まりに顔を出せばあいさつを求められるし講演もある。その原稿や資料づくりまで官僚に頼む事例が意外に多い◆厚生労働省の内部調査で、年に400件超もあることが分かった。多くは与党議員だが、野党議員も数十件ある。国会議員の依頼は断りにくいだろうと察するが、霞が関全体で調べたら、どんな件数になるか◆キャリア官僚を目指す若者が減っている。2021年度の倍率は、記録のある1960年度以降で最低だった。深夜残業や長時間労働が嫌われているようだ。議員の「頼むよ」を断れない現状も一因かもしれない◆〈隣席に『上司が壊す職場』読むこの男性は上司か部下か〉俵万智。〈上司〉が〈議員〉、さらには〈部下〉が〈官僚〉に替わったりしませんように。2021・11・25

正平調の最新
もっと見る
 

天気(1月24日)

  • 9℃
  • ---℃
  • 10%

  • 7℃
  • ---℃
  • 30%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

  • 9℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ