正平調

時計2021/12/01

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土曜の夜、プロ野球日本シリーズ第6戦をテレビで見た。舞台は神戸。オリックス対ヤクルトの組み合わせは26年前と同じだが、何より映像から伝わってくる球場の寒気が阪神・淡路大震災のあった1995年を思い出させた◆選手が白い息を吐いている。スタンドのお客さんも厚着で寒さを忍んでいる。その光景が一瞬ながら、毛布をくるんで身を寄せ合ったあの冬の被災地にだぶって見えた◆オリックスの本拠はいま大阪だが、日程の都合で第6、7戦はかつての本拠である神戸での開催になった。ファンは「神戸に帰ろう」を合言葉に、心待ちにしたそうだ◆震災を知る世代には、「がんばろうKOBE」を旗印に励まし合ったあの日に帰ろう-そう聞こえたかもしれない。チームの快進撃に町の復興を重ねた当時を思い起こし、寒夜の熱戦を見つめた人もあるだろう◆時がたつのは早い。もう2021年の師走である。新型コロナの影響で今年もルミナリエは中止になった。1995年はどんな12月だったか。クリスマス寒波で、更地に雪がうっすら積もったことを覚えている◆あの年と同じく、オリックスはヤクルトに敗れた。1試合だけの神戸での日本シリーズが過去から記憶の便りを届けてくれた、そんなふうにも思える。2021・12・1

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