正平調

時計2021/12/23

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加藤シヅエさんが亡くなって、昨日で20年になった。日本初の女性国会議員の一人だ。いくつになっても、明快な語り口で女性の地位向上を説いていた。節目に、思い出をいくつか◆104歳で死去するまで、「1日に10回は感動しよう」が口癖だった。大層な感動話ではない。身の回りのささやかな出来事にも、心を動かすものが必ずある。何歳になってもそれを感じよう、という意味だった◆だから、60歳代なのでもう年寄り、とでも言おうものなら叱った。「何を生意気なことを言ってるんですか。まだお尻が青いくせに」。これは娘の加藤タキさんが覚えている言葉。生涯現役を唱えた方らしい◆恵まれた家に生まれた。旧華族と結婚したが、女性を取り巻く現実を知って政治家を志す。離婚、再婚、出産。そして旧社会党から衆院2期、参院4期。「女には世の中を変える力がある」と後進を励ましながら◆「政治をやったら一生責任がある」とも言った。高齢になっても熱心に見ていたのがテレビの国会中継だった。ただし、ときにチリ紙を丸めて画面へ投げつけた。「ウソつき。お見通しなのよ、バカ野郎」と◆文書交通費の問題一つ、自分たちで決められない。女性議員も増えない。健在なら、紙つぶてがいっぱい飛ぶ。2021・12・23

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