正平調

時計2022/01/05

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初詣から歩いて帰る道すがら、学校の校庭でたこ揚げをする親子を見かけた。風をとらえ、ぐんと上昇していくたこは小さな子に糸を引かれながらも自由で、とても気持ちよさげに見える◆〈高いね/ずいぶん高いね/もうちょっとだ/もうちょっとで空がのぞける〉。詩人、深尾須磨子(丹波市出身)の「凧(たこ)」は1923年の作という。〈見ておくれよ/空が寝ているか/起きているか〉◆「空」を「未来」と読めば、詩人の願いは現代にも通じる。またも暗雲が漂い始めたコロナ禍の空模様はこれからどうなるだろう。ちょっと高いところから先行きを見てきてくれませんか。たこにお願いしたい◆沖縄で200人超。東京、大阪で100人超。つかの間のおとそ気分を吹き飛ばすかのように新型コロナの感染者数が急増している。休み明け早々、心に聞く警戒アラームの音量は「大」。兵庫でも増えてきた◆江戸の昔、たこ揚げには病よけの意味もあったと伝わる。高く上がるたこを童子に見せて口をぽかんと開かせ、体内の悪い熱を吐かせる。そうと聞けば、天泳ぐたこに「収束」とつぶやいて手を合わせたくなる◆運気に景気。たこのように上がってほしいのはいろいろあれど、感染者グラフの上昇だけは…。止まれ。2022・1・5

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