正平調

時計2022/01/11

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ワルツといえば3拍子だが、ウインナワルツは2拍目がわずかに1拍目にずれ込み、3拍目までに微妙な間ができる。この独特のリズムの揺れについて小澤征爾さんは「ウィーンの匂い」と形容した◆その魅力が存分に楽しめるのが、元日恒例のウィーンフィルのニューイヤーコンサートだ。ワルツを数多く作ったシュトラウス一家の曲がふんだんに演奏される。約80年の歴史を持ち、90カ国以上で放映される◆このコンサートの初代指揮者のクラウスやバイオリンを弾きながら指揮したボスコフスキーといった往年の名手の録音を聞くと、現代にはない優雅な雰囲気が味わえる◆興味深いのは登場する指揮者の棒さばきだ。カラヤン、マゼール、アバド、クライバー、小澤、メータ、ムーティ…。交響曲やオペラと向き合うマエストロたちが、陽気でしゃれたワルツやポルカをどう振るか◆アンコール「美しく青きドナウ」の演奏の前に指揮者が聴衆にあいさつするのもお決まりだ。新年を祝う言葉の後で演奏されるドナウのメロディーに人生の哀歓が漂う◆今年は2年ぶりに聴衆を入れて開かれた。指揮をした名手バレンボイムはコロナ禍の中で希望を語った。「世界は大変困難な状況にある。だからこそ音楽のように一つになろう」2022・1・11

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