正平調

時計2022/01/17

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作者は小学2年の男児である。〈1月17日にじしんがきて、オルガンがたおれた/ふとんの中で「わはは」とわらった/おかあさんがないてしずかだったから/ぼくは、わらった/いつも、げんきなおかあさんが、ないていたよ〉◆兵庫県教育委員会の記録集「震災を生きて」に収められている。あのとき子どもたちが自分の目で見たこと、感じたことをてらいのない言葉で記した詩や作文には、27年がたった今もぐっと胸に迫るものがある◆ある女子中学生は自宅が音をたてて壊れるのを感じた。布団をかぶって動けないでいると、自分の名を呼ぶ両親の声がする。「それは、真暗な中のたった一つの明かりのよう」で、何より頼もしく思えたそうだ◆地震1カ月後、みんなで黙とうしたときの気持ちをつづった小学6年生の詩も忘れがたい。亡くなった親友の名が出てくる。〈あおいとはとっても仲が良かった/でも、ケンカもした/会いたい/また遊びたい/いっしょにバレーしたい/話をしたい〉◆詩は〈わたしはあおいのことはわすれない〉と続き、次のように結ばれている。〈そういえばあおいは/私の身長をぬくって言ってたっけな/私はぬいてほしかった〉◆きょう、1月17日。心に思う人がいる。伝えたいことがある。2022・1・17

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