正平調

時計2022/05/05

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廣嶋玲子さんのもとには、たくさんの感想が届く。一番うれしいのは、「苦手だった読書が好きになった」という手紙で、たびたび手にするそうだ◆「小学生がえらぶ! “こどもの本”総選挙」で、今年の1位は「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(ぜにてんどう)」だった。書店をのぞくと、特設コーナーができている。図書館の予約をみれば、たくさんの人が順番待ちだ◆廣嶋さんはその作者である。冒頭の話は主催団体のウェブサイトで読んだ。「子どもには怖すぎる」と言われたこともあるそうだが、読書が好きになったという便りがたくさん届いたら、作家冥利(みょうり)に尽きるだろう◆小中学生と読書について京都府宇治市が調べたら、「よく読む」が10年間で10ポイントも減って41%と、1月の京都新聞にあった。本を手にしない理由は、ゲームやスポーツをしたいし、読むのが苦手だから◆昨年亡くなった霊長類学者河合雅雄さんが、よく話していた。どんな時代でも、子どもにとって大切なことが二つある。みんなと遊ぶこと、本を読むこと。そうありたい◆「こどもの読書週間」である。地域版を繰れば、名作を福袋にしたり読み継がれる本を展示したりの工夫を各図書館が凝らしている。苦手の読書が好きになる。そのきっかけとなりますように。2022・5・5

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