正平調

時計2022/06/20

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線路を挟んで向かい合うホームで女性同士が会話をしていた。首相会見などテレビに映る機会も増えた。聴覚障害者の画家と女優の卵のラブストーリーがドラマ放映されたのは27年前のこと。いまや手話によるコミュニケーションの場面を目にするのは珍しくなくなった◆先月の姫路版で手話サークル「虹の会」が設立50年とあった。健常者が学びながら、聴覚障害者と交流を深め、手話通訳者になる人も。ろう学校に通った86歳の女性は「今では手話をじろじろと見られることも減った」とある。社会は確かに変化している◆かつて、ろう学校では手話が禁じられていた時期があった。口元の動きから内容を理解する「口話法」が重んじられてきた◆耳の聞こえる人たちと社会生活を送るのに必要との考えからだ。隣の同級生とこっそりやりとりし、板書する教師が振り返るとさっと手を隠した◆話し言葉と同様に手話を学んだり使ったりするため、手話言語法の立法を求める意見書が全ての都道府県と市区町村の議会で議決された。その弾みとなる法律が先の国会でできた。障害者が日常生活や災害時に必要な情報を得られるよう、健常者との情報格差解消を目指す◆言語の多様性を大事にする。共生社会を進める一歩になるはずだ。2022・6・20

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