正平調

時計2022/06/30

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通りかかった神社で「夏越大祓 六月三十日」の案内を見かけた。なごしのおおはらえ、と読む。もう今年も半分が過ぎたのか…と足が止まった◆春夏秋冬という季節感が根づくまで、日本人は1年を二つに分けていたのではという説がある。前半の半年間を懸命に生き、夏越しの祓でけがれを清めて後半へ。締めくくりは大みそかにある年越しの大祓◆701年の大宝律令で大祓が定められたというから、1300年以上もの歴史がある。私たちの周りに古代が生きていると、あらためて気づく。以上「暮らしのならわし十二か月」(文・白井明大)を参考に◆この半年間で清めたいことは数多い。コロナ禍はなお続き、豪州ではインフルエンザがはやっている。やがて日本でもと心配するし、サル痘という感染症まである。物価は上がりっぱなしで、この暑さときたら…◆夏越しの大祓には「茅(ち)の輪」が欠かせない。境内に立てられた大きな輪を3度くぐれば身を清められるという。小さな茅の輪を腰に着けていたら災禍に遭わずにすんだ、という日本の神話から生まれたようだ◆この半年間というなら、ウクライナの惨禍を外せない。ロシアのミサイルから逃げ惑うみなさんの姿を見ながら思う。その腰にささやかな茅の輪を、と。2022・6・30

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