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 3月19日に甲子園球場で始まる第92回選抜高校野球大会に、兵庫からは明石商が2年連続で選出された。

 甲子園大会への連続出場を、2018年夏から4回に伸ばした。兵庫勢では1997年春から98年夏の報徳以来22年ぶりだ。名門校に定着したと言っていい実績を残している。

 昨年は甲子園で春夏ともに4強入りを果たした。今回はさらに上位を目指してほしい。

 選考に大きく関わる昨秋の近畿地区大会で、明石商は大阪桐蔭に準々決勝で1点差の敗北を喫した。強豪校と互角に戦える力を備えていることを、強く印象づけた。

 1年生の夏から全国舞台を経験している来田涼斗主将やエースの中森俊介投手と、チームは投打の柱がそろっている。

 走者をバントなどで進め、1点ずつ積み上げる堅実なプレースタイルが健在なことも、心強い材料だ。

 4年前に初めて甲子園の土を踏んで以来、常に県ナンバーワンを争い続けている。昨秋の県大会は報徳に王座を譲ったが、18年秋から県内公式戦で28連勝を記録するなど、ここ一番で勝負強さを発揮してきた。

 甲子園の舞台でもその力を存分に発揮してもらいたい。

 32校が出場する今年のセンバツは、夏春連覇を狙う履正社、18年夏以来の甲子園となる大阪桐蔭の大阪勢をはじめ、昨秋の明治神宮大会を制した中京大中京(愛知)など、甲子園を沸かせる有力校が勢ぞろいしている。熱戦が期待できそうだ。

 戦力以外の要素も加味する21世紀枠は、部員の多くが農業後継者で全員練習が土日のみという帯広農(北海道)、昨秋の台風19号で地元が被災しながらボランティア活動や練習に力を注いだ磐城(福島)と、秋季中国大会8強に食い込んだ平田(島根)の3校が選出された。

 初出場は5校を数える。46年ぶりの磐城、41年ぶりの鶴岡東(山形)など、久々に晴れ舞台に立つ学校も少なくない。

 組み合わせ抽選は3月13日に行われる。対戦カードがどうなるかに注目が集まるが、まずは32校の選手たちが全力プレーに徹して、「球春」を盛り上げてもらいたい。

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