社説

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 新型コロナウイルスの影響で中断していたサッカーJリーグが再開された。J1リーグは7月4日から始まり、ヴィッセル神戸はホームで広島と対戦する。無観客での再スタートだが、プロ野球に続いてサッカーも楽しめるようになる。

 当面は感染防止対策が最優先だ。Jリーグは再開を前に、全選手と審判3千人のPCR検査を行い、陽性者がいないことを確認した。今後も2週間ごとに検査を続けるという。段階的に観戦が可能になる7月10日以降に向けて、スタンドの安全対策にも万全を期す必要がある。

 今季は神戸の活躍から目が離せない。元日の天皇杯で初制覇を遂げ、コロナ禍で中断するまで快調に走っていた。リーグ王者と天皇杯覇者が戦う2月の「富士ゼロックス・スーパーカップ」で初優勝し、アジア・チャンピオンズリーグも2連勝した。J1リーグの開幕戦は引き分けたが、ここまで公式戦は4試合負けなしだ。

 念願のタイトルを手にし、チームとして自信を深めたのだろう。どれも手堅い試合運びで、多くの関係者が「今季こそリーグ優勝を」と期待を寄せる。

 元スペイン代表ビジャ選手、元ドイツ代表ポドルスキ選手が抜けたが、世界的名手のイニエスタ選手は健在だ。昨季後半に加入したベルギー代表フェルマーレン選手、日本代表の山口蛍選手ら実力派がチームを支えているのも心強い。

 一方、4カ月以上に及んだ中断の影響で、リーグ戦などのスケジュールは超過密になった。神戸の主力はベテランが多いだけに、連戦をいかに乗り切るかが重要な課題だ。

 フィンク監督が示唆するように若手の積極登用が鍵となる。昨季は、日本代表にも初選出された25歳の古橋亨梧選手の躍動がチームに活力を与えた。優勝争いに加わるためには、今季も若手の成長株が出てくることが望まれる。

 コロナ対策で応援の風景も変わる。神戸はサポーターから応援歌「神戸讃歌」を歌う動画を募って会場に映し出すなど工夫を凝らす。スタンドで声を張り上げなくても盛り上がれる新しい観戦スタイルが生まれてくれば、それも面白い。

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