社説

  • 印刷

 秋季兵庫県高校野球大会がきのう開幕した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で春夏の県大会が中止になったため、高校兵庫ナンバーワンを決める公式戦は昨秋以来となる。

 組み合わせ抽選で昨秋の覇者の報徳は東洋大姫路や神戸弘陵と、今夏の甲子園交流試合に出場した明石商は滝川第二と同じブロックになった。どの学校が頂点に立つのか。予選を突破した55校の活躍が楽しみだ。

 今回も大会の上位3チームは、来春の選抜大会につながる近畿大会に兵庫代表として出場する。感染拡大が落ち着いて来春は例年通りセンバツが行われ、甲子園に兵庫勢の笑顔がはじけるのを期待したい。

 開催にはこぎつけたものの、秋季大会は感染拡大防止を最優先し、夏季大会と同様の異例の形となった。

 組み合わせ抽選は各校の主将に代わり、顧問教諭がくじを引いた。関係者以外の試合観戦は許されず、ファンらの密集を避けるため試合日程の詳細は公表されていない。

 ただ、一時は感染拡大に身をすくめるように、兵庫だけでなく全国の高校が練習も対外試合も中止を決めていた。そのことを思えば、野球が続けられる道を競技団体や指導者らが懸命に模索し、着実に歩み出していると評価したい。

 高校スポーツでは、サッカーやラグビー、バスケットボールなどで3年生が出場できる年末年始の全国大会が相次いで開催される方向になった。

 例年なら3年生は夏の総体で引退するが、総体中止に伴って練習を続けている選手も少なくない。卒業直前にはなるが、最後に全力を尽くせる場ができたのは大きな希望になる。

 一方、中学は12月の全国駅伝が中止になり、11月の県駅伝も開催断念に追い込まれた。大学は秋に始まる関西リーグなどで競技により判断が割れている。懸命に練習を重ねた選手たちはやり切れないだろう。

 プロ野球やサッカーJリーグなどでは専門家の知見を基に試合や練習再開の方法を決めた。命と健康を守る感染予防策を徹底しながら、全力で汗を流せる「ウィズコロナ」の形をすべての競技で模索してほしい。

社説の最新
もっと見る

天気(10月25日)

  • 20℃
  • 12℃
  • 0%

  • 20℃
  • 10℃
  • 10%

  • 20℃
  • 12℃
  • 10%

  • 22℃
  • 10℃
  • 10%

お知らせ