社説

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 バスケットボール男子プロリーグのBリーグが9月末に開幕した。兵庫に本拠を置く2部の西宮ストークスも10月に初戦があり、6季目が始動した。

 Bリーグは2016年の幕開け以降、観客動員や売り上げを順調に伸ばしてきた。だが新型コロナウイルス感染拡大の影響で観客数の制限などが続き、厳しい現状にある。

 一方、米プロリーグNBAで八村塁選手や渡辺雄太選手が躍動し、東京五輪では日本女子が銀メダルを獲得する活躍を見せた。バスケへの関心は高まり、リーグへの追い風となる。

 さらなる発展を見据え、開幕10年となる26年に新リーグを設立する方針が表明された。大胆な構造改革、再編に着手する。

 改革案では、1部、2部といったカテゴリー分けが、現行の競技成績を重視する方式から、事業規模や運営力を評価するスタイルに変更される。

 具体的には、観客動員数や売り上げなど参入への基準を設ける。最上位となる1部の場合、本拠地となる大規模アリーナを確保し、1試合平均4千人の入場者を集め、年間売り上げ12億円の達成が条件となる。

 一方で、競技成績による昇格や降格は廃止する。要件さえ整えられれば、現行の3部リーグからの参入も可能になる。

 事業規模などの経営力が選手らへの十分な投資を促し、成績にも反映するとの考えだ。プロ野球や米国四大スポーツと同様の運営形態である。同時に、クラブ間の経営力の格差をなくすことで、地域貢献にも力を発揮してもらいたい。

 西宮は今春、24年完成を目指し、神戸港新港第2突堤に建設される1万人規模収容の多目的アリーナに本拠を移す方針を発表した。長年の懸案だったアリーナの確保にめどが立った。

 ただ現在の観客数などの業績では、新リーグの1部参入は厳しい。事業拡大にはチームのレベルアップが欠かせない。一刻も早く1部に昇格し、ファンを増やして収益も上げる構造に変えていかなければならない。

 今季は元日本代表の川村卓也選手を獲得するなど、今まで以上にチーム強化に力を注ぐ。集客力を高めて事業基盤を強固にし、夢を実現したい。

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