飲むことで、地域の資源が環(めぐ)りだす

\ 地エネの酒for SDGs プロジェクト /
サステナブルなSAKE 世界に発信
酪農家+3山田錦生産者+4蔵元+神戸新聞社

2021年9月22日 発売

飲むことで、眠れる地域の資源が回りだす。地球環境の負担を減らす。そして、もちろんおいしい。そんなミッションを担う日本酒が「地エネの酒 環(めぐる)」です。新しい資源循環によって、人と自然をつなぐプロジェクト「地エネの酒 for SDGs」プロジェクトから生まれました。
エネルギーと栄養がたっぷり残る食品の残さや家畜のふん尿から、熱や電気となるバイオガスを作り、副産物の「消化液」で酒米を育て、世界が求めるSAKEを醸します。「食べる」営みから日々発生するごみ問題を解決する道筋を示し、化石燃料から自然エネルギーに転換する流れをつくります。
「もったいない」という気持ちから、持続可能な地域のデザインを描くローカルSDGsのストーリーにぜひ飲む人としてご参加ください。

2021年9月発売

資源循環の
お酒をご紹介
します

有機物のごみ=エネルギーの塊

この日本酒は「地エネと環境の地域デザイン協議会」(事務局・神戸新聞社)から生まれました。エネルギーと環境の視点から新しい地域デザインを描くSDGsプラットフォームとして2019年に発足。地域のエネルギー「地エネ」をテーマとしたシンポジウムやツアーを開催し、会員には地エネメルマガを配信しています。
プロジェクトは、地エネ協議会に参加する1酪農家、3山田錦生産者、4蔵元の連携で2020年にスタートしました。私たちが目を向けたのは、人の「食べる」営みから日々発生している膨大なごみです。規格外で商品にならない農産物、家畜のふん尿、魚のあら、食品工場の廃棄物、下水など、市民があまり目にすることがないまま廃棄されているものも少なくありません。ですが、エネルギーの視点でみれば、まだカロリーや栄養が残る有機物の塊です。

消化液-有機肥料となる副産物

静かに広がるバイオガス事業

あまり知られていませんが、燃やすなどして処分されてきたこうした「ごみ」を資源として捉え直し、発酵させて取り出したバイオガスを利用する取り組みが少しずつ増えています。多額のごみ処理費の削減やガスによる熱や電気の自給を目的に、食品工場、レストランなどが集積する高層ビル、下水処理場などで導入されています。
この発酵過程では消化液という有機肥料となる副産物も発生します。バイオガス事業の取り組みが進む欧州などでは、優れた液体の肥料として農作物の栽培に利用されていますが、残念ながら、日本では多くの施設で捨てられている状況です。

サステイナブルな酒米づくり

酒米山田錦を
消化液で育てる

膨大なごみとその処理費を減らし、資源循環と自然エネルギーへの転換を進めるバイオガス事業を広げていくための鍵となるのが、この消化液の農業利用です。その現場の一つとして選んだのが、酒米を育てる水田でした。背景には、海外での人気が広がりはじめた日本酒へのニーズがあります。
地球温暖化など気候変動への危機感が強い欧州では「サステイナブル(持続可能性)」が重視され、輸出する日本酒にも地球環境に負荷をかけないものづくりが求められるようになっています。
しかし、日本酒の原料である酒米ではそうした世界の潮流を意識した取り組みはあまり進んでいません。そこで、海外から求められるオーガニックや資源循環、生物多様性などを重視したサステイナブルな酒米づくりを、この消化液を生かして広げられないかと考えました。
協議会の前身の実行委員会の立ち上げ時からのメンバーで、バイオガス事業に取り組んでいる弓削牧場(神戸市北区)で生産する消化液を使って2020年度の山田錦栽培をスタートしました。

「地エネの酒」の連載、セミナーも

田植えの前に施す元肥(もとごえ)、稲の肥料にする米ヌカを分解する資材、米が実る時期の微生物の〝栄養剤〟など、3生産者の消化液の利用法はさまざまです。栽培では、資源循環とともに、農薬と化学肥料に頼らない栽培技術にも取り組み、全ての田んぼで除草剤と殺虫剤を使いませんでした。
2020年は、7月の日照不足や夏の高温障害、害虫うんかの大量発生など、山田錦にとってかつてない厳しい年となりました。地エネの酒for SDGsプロジェクトの山田錦も想定よりも収量が減る結果となりましたが、10月に収穫した米を4つの蔵元で仕込み、3月に全ての酒が完成しました。
栽培から酒づくりまでを紹介する新聞連載や、生産者や蔵元が登壇するセミナーを実施しました。今後も、山田錦栽培や、酒づくりの現場を訪ねるツアーや、地エネの酒を楽しめるイベントなどを随時行っていきますので、ご期待ください。
詳しくは「地エネnote(https://note.com/chiene)」のページへ

商品概要
商品名
地エネの酒 環(めぐる)
神戸酒心館「福寿」(純米吟醸酒)
富久錦「富久錦」(生酛純米酒)
山陽盃酒造「播州一献」(純米吟醸酒)
岡田本家「盛典」(生酛純米酒)
原料米
兵庫県産山田錦
(弓削牧場の有機JAS認証メタン発酵液肥使用、除草剤不使用)
精米歩合
60%
価格
2,200円(税込)

取扱店は「地エネnote (https://note.com/chiene)」のページに掲載中

2021年9月20日(月)の神戸新聞朝刊に、環を包むパッケージにもなる広告紙面を掲載。(PDF)