リアルコンサート・リポート#2

初夏の六甲山上散策×コントラバス・ソロ

出演幣隆太朗
開催日:2022年5月20日(金)

 六甲山上のハイキングとクラシックコンサートを合わせたツアーを、六甲高山植物園(神戸市灘区六甲山町)などを巡るコースで開催しました。行程の最後には建築家安藤忠雄さん設計の「風の教会」で、ドイツの名門オーケストラで活躍するコントラバス奏者、幣(へい)隆太朗さん=同市北区出身=が熱のこもった独奏を披露し、参加者50人を魅了しました。

根岸真理さんと参加者

 兵庫県ゆかりの音楽家が出演する当サイト「秘密のコンサート~六甲山×クラシック」のリアル版として、神戸新聞社が企画、神戸新聞旅行社が主催しました。
 山の案内人は、昨秋の第1回に続き神戸新聞連載「六甲山大学」のライター、根岸真理さん。この日は薄曇りでしたが「歩くには暑くなくてちょうどいい天候だと思いますよ。楽しい散策にしましょう」と根岸さん。

六甲ケーブル

 午前10時に六甲ケーブルに乗り込み、山上へ。山上は麓よりも5~6度低く、ケーブルに乗っていると途中からひんやりとしてきます。

説明をする根岸真理さん
コアジサイ

 六甲ケーブルの六甲山上駅の展望台で神戸港や大阪湾などを眺め、山上を散策。根岸さんが随所で道ばたに植わる草花について細やかに説明してくださいました。上の写真はコアジサイ。根岸さんは「アジサイの中で唯一香りがあります。いい香りですよ。もうすぐ咲きます」。

ブナのみちを散策

 「ブナのみち」も歩きました。道には樹木のチップが敷かれており、足元はふかふか。とても気持ちがいい散策路です。

ROKKO森の音ミュージアムの庭

 2021年7月にリニューアルオープンした「ROKKO森の音ミュージアム」の庭を歩かせてもらいました。花々がかわいく、癒やされるガーデン。ドーム型のくつろぎ空間やハンモックが点在し、森林浴を満喫できます。

六甲高山植物園を散策

 六甲高山植物園では職員の三津山咲子さんのガイドを受けながら散策。赤紫のクリンソウがちょうど見頃を迎えていました。

幣さんと参加者

 「六甲スカイヴィラ」でランチ後、近くの「風の教会」へ移動し、いよいよコンサート開演です。幣さんは楽器や曲目の説明を交えながら、約40分間演奏を披露。バッハのチェロ組曲第1番には「チェロの曲を大きなコントラバスで弾くのは大変だけれど、(チェリストの)ヨーヨー・マの演奏を聴いてからあこがれになった」と説明し、重低音の深い響きで教会を満たしました。教会には外の小鳥のさえずりが響いてきて、曲が終わると「ブラボー!」と叫ぶように鳴き声が。共鳴するのでしょうか。参加者からは「山と音楽の組み合わせに心がゆったりした」「森には重低音がよく合いますね」などの感想が寄せられました。