
「ふるさとの光」発見プロジェクトとは?
西日本各地の地方新聞社発行エリアには、人口流出や高齢化などの課題を抱えつつも、ふるさとの魅力をしっかりと継承する地域が数多くあります。
そこへたくさんの人々に足を運んでもらえれば、地域に持続的な発展をもたらすきっかけが生まれると考え、多様な方々が「ふるさと」を堪能してもらえるよう、西日本の6地方新聞社(北國新聞社、福井新聞社、京都新聞、神戸新聞社、山陽新聞社、中国新聞社)で連携してとっておきの地域情報をお届けするプロジェクトを展開します。
第一弾となった岡山県新見市に続き、第二弾の舞台は、兵庫県のほぼ中央部に位置する朝来市(あさごし)。「ふるさとの光」発見プロジェクトは地域課題の解決、さらには地域経済活性化に資するプロジェクトを目指します。

朝来市は京阪神からは鉄道等を利用して、およそ1時間半から2時間、また、姫路からはJR播但線等を利用しておよそ1時間で直結する距離にあり、但馬・山陰地方と京阪神大都市圏を結ぶ交通の要衝の地にあります。
市内には、茶すり山古墳を始めとする多くの古代遺産、国史跡の竹田城跡や史跡の生野銀山など、中世から近世にかけての遺産、また、由緒ある神社・仏閣・各地に伝わる伝統芸能などの歴史文化遺産のほか、豊かな自然を活かした四季折々の自然に包まれたキャンプ場、公園、温泉などが市内には数多くあります。特産品では甘味が強く、青葉から白根までおいしく食べることができる「岩津ねぎ」が有名です。
今回の朝来市の「ふるさとの光」メインテーマは、「豊かな自然のなか、時代の栄枯盛衰を見つめ、朝来の地を生きる人々。この地で輝き続ける『光』を探し、5つの扉を開けて、その魅力に思いをはせる」。当地と多様な関わりを持つ4名が、「ふるさとの光」をキーワードにおすすめスポットやポイントを5つのテーマで紹介いたします。
「ふるさとの光」5つのテーマ
選定者の皆さま

映像作家/写真家
藤原 次郎さん
1955年生。兵庫県朝来市和田山町出身。兵庫県立生野高等学校、大阪芸術大学映像計画学科卒業。大阪でビデオ制作プロダクション、建築写真会社を経て、2011年に映像作家として独立。日本の芸術的表現の一つである「陰影」をたくみに表現し、自然、造形美、生物・人間の営みを感動的に表現することで、数多くの国内外コンテスト受賞歴がある。現在、妻の故郷でもある大分県に移住し創作活動を展開している。

冨士発條株式会社 代表取締役・社長執行役員
藤井 啓さん
兵庫県養父市の八鹿高等学校を卒業後、同志社大学法学部を卒業し、大手機械メーカー勤務6年を経て、冨士発條株式会社に入社。1995年に代表取締役社長に就任して、現在に至る。(66才)

公益社団法人ひょうご観光本部 事業推進部長
安東 明美さん
兵庫県神河町出身。朝来市に祖父母宅があり、小さい頃から朝来市によく通う。兵庫県入庁後、主に観光に携わり、特に2015年からの2年間は中播磨県民センター銀の馬車道担当班長を務める。現在は(公社)ひょうご観光本部でインバウンド及び国内観光推進に従事。1969年生まれ

芸術文化観光専門職大学
瀧口 凛々子さん
福岡県宗像市出身。大学進学を機に但馬地域に移住。大学の地域連携拠点「地域リサーチ&イノベーションセンター」(通称RIC)のSA(スチューデントアシスタント)や実習活動を通し、朝来市観光コンテンツ開発事業に携わる。