「なりたい自分」後押し
流通科学大学

「なりたい自分」後押し

商学部、経済学部、人間社会学部の3学部のもとに7学科を有する流通科学大学。将来の目標が明確になってこそどん欲に学ぶ姿勢が生まれるとの考えから、「なりたい自分」を探し、見つけた目標、夢の種を育て、咲かせるための支援プログラムが充実している。

起業・ベンチャー型事業承継者育成プログラム

起業に向け実践的に学ぶ 経営者ら講義、優秀案には投資も

現役起業家、経営者ら審査員の前で学生が自らの事業アイデアを発表する「流科大版マネーの虎」。有望案は審査員から出資が受けられ事業化される 新しい事業の企画や提案をしたいと考える学生を後押しするのが「起業・ベンチャー型事業承継者育成プログラム」だ。有望な事業案に対しては経営者らから投資を受けられる仕組みも用意され、実際に起業した学生もいる。
会社を始めたいと考える人のほか事業を承継する人、会社に入って新しい企画や提案を実践したい人などが対象。経営者らからの講義や指導を通じて事業を進めるにあたって求められる多様な視点や思考の手法を習得し、ビジネスマナーを身に付け、人脈を広げる機会にもなっている。
プログラムは、自分の事業案を中内潤学長や他の学生の前で発表するところからスタート。学長から具体的な事業計画や独自のコンセプトづくりなどについてさまざまなアドバイスを受け、内容を磨き上げていく。その後、自ら起業、もしくは事業承継をした先輩経営者から講義を受け、ユニークな事業の企画、会社を立ち上げるための心構えやノウハウなどを学ぶ。
その後に学生が臨むチャレンジの場が「流科大版マネーの虎」。それぞれの学生が考えた事業案に対して、現役の起業家、経営者らから厳しくも温かい指摘、アドバイスが得られる。事業化の可能性がある有望なアイデアに対しては審査員の経営者から投資を受けることもできる。
昨年プログラムに参加した学生のうち2人が投資を獲得した。1人はイチゴ農家である実家の農家の事業を広げるべくイチゴを使ったスイーツの商品開発につなげ販売する6次産業化の事業案に高い評価を得た。もう1人は来店客の好みに合ったコーヒーを提案して提供するカフェを開きたいという熱い思いが審査員の心を揺さぶった。2人の事業はすでに動きだしており、起業家として成功する夢に向かって歩み始めている。

学生寮りゅうとぴあ

留学生と日本人が共同生活

国際交流施設・学生寮「りゅうとぴあ」でお好み焼きパーティーを楽しむ学生たち。現在12カ国の学生が共同生活を送り交流している 海外からの留学生と日本人学生が共同生活を行う学生寮「RYUTOPIA(りゅうとぴあ)」が2018年春に開設された。留学生と日本人学生が共有スペースで生活を共にできるシェアハウススタイルで、日々の国際交流を通してグローバルマインドを育むことができる。
「りゅうとぴあ」は大学のキャンパス内に立地。1階が国際交流スペース、2、3階が居住スペースとなっており約200人が入寮可能。現在、中国、ベトナムなど12カ国の学生が共同生活を送っている。
居住スペースはいわゆるシェアハウススタイル。留学生と日本人が半数ずつ6人が入居できるスペースが1ユニットになっている。ベッド、机、いす、冷蔵庫などが備わった個室がそれぞれ用意され、共同生活空間はリビングルーム、キッチンになっており、一緒にテレビを見たり、食事をしたりできるようになっている。
国際交流スペースでは入寮する学生が自発的に企画したさまざまな交流プログラムが行われている。留学生が英語、中国語を教え、日本人学生が日本語を教える勉強会のほか、もちつき、流しそうめんなど季節を楽しむイベントも開かれている。また、寮生同士が国を超えてお互いの実家を訪ねる新たな交流も生まれているという。

トライやるイヤー制度

好きなことにチャレンジ 夢の実現へ、じっくり準備

有望事業案として出資を受け学内でカフェを開いた丸山いつ季さん。トライやるイヤー制度を活用し、プロ向け講座受講やイベントに出店 4年間のうち最大1年間を「なりたい自分」をかなえるためのチャレンジ期間に充てられる制度が「トライやるイヤー」だ。休学扱いにならず、活動終了後、期間に応じた授業料相当額を給付される。英語を本格的に学ぶために留学したい、ボランティアに専念したい、起業をするための準備をしたい…。流科生の本気を応援しようと本年度からスタートした。
同制度には三つの特長がある。一つ目が、半年間を基準とし、最大で1年間利用できること。1年生後期以降であればいつからでも半年間ずつから取得できる。二つ目が、4年間で卒業できること。1年間海外留学する場合、通常1年間は休学扱いとなり卒業に5年を要するが、単位を取得することを条件に4年で卒業できる。三つ目が、活動終了後、期間に応じた授業料相当額が給付されることだ。
対象となる入試方式で入学し、活動計画を提出、発表したうえで選考される。年間10人程度を認定する予定だ。2018年度にモデル的に先行実施し選ばれた6人の夢は多様だ。「将来はルアー(釣り具)のセレクトショップを開きたい」と考えている西岡侑哉さん(人間社会学部3年生)は、制度を使ってプロが出場する釣り大会に出場し優勝。そこで築いた人脈をマーケティングに生かしていく。ベトナムでの起業を目指して現地の大学に留学している座覇義史さん(商学部4年生)は、ベトナムのスーパーマーケットを調査し、事業化の可能性を探っている。また、丸山いつ季さん(人間社会学部3年生)は、カフェで起業する夢を実現するため、プロ向けのコーヒー講座受講、イベント出店に充てた。
海外留学、ボランティア、プロを目指す取り組みなど、制度を利用できる活動内容については特に制限を設けておらず、多様な可能性に挑戦することができる。

キャンパスらいふ

学園祭を運営 大きな達成感

「りゅうか祭」を成功に導いた実行委員たち 大学では資格サポートも充実しており、今年は簿記検定に挑戦します。「りゅうか祭」の実行委員として、昨年はフリーマーケット出店者との調整を担当。在学生や来場者に喜んでもらうために、知恵を絞りました。ステージイベントをはじめ盛りだくさんの内容は好評で、大きな達成感を得られました。
(商学部2年・日野菜月さん)

国際学生寮で語学磨き合い

昨年ニュージーランドに短期語学留学し、現地の学生にサポートしてもらいました。その恩返しに、と今年2月、学内にある国際学生寮に入寮しました。シェアルームで共同生活している香港、台湾の留学生と一緒にごはんを食べ、日本語が不自然なら指摘するようにしています。僕にとっても英語力を磨く場になっています。今後は留学生と交流を深めるイベントも企画していこうと考えています。
(商学部4年・田中敦基さん)

学長に聞く

「夢の種」見つけ育てる

中内潤学長
―ここ5年ほど進める教育改革の狙いは。

カリキュラムが充実していたとしても、何のために勉強するのかという目的意識がないと学ぶ姿勢に身が入らないものです。そこで5年前から「夢の種プロジェクト」を始めました。
最初の半年間は、自分に向き合って気付きを得る「なりたい自分発見カリキュラム」で学び、グループワークやフィールド演習、企業人との交流、異文化交流などを通じて視野を広げ、自分のやりたいことを明確にしていきます。その上で、もし自分の関心、興味が変われば2年次以降に入学したのとは異なる学部・学科へと編入することもできるようにしています。

―目標が見つかった学生に対する支援も手厚いですね。

授業は、自分で考える力をつけられるように工夫しています。「起業・ベンチャー型事業承継者育成プログラム」では、第一線で活躍する経営者・起業家から、事業を展開していく人に求められる知識、ノウハウ、考え方、精神を学ぶことができます。有望な事業アイデアに対しては、経営者から投資を受けることも可能です。
本年度から始める「トライやるイヤー制度」では、休学ではなく在籍しながら1年間を自分の夢を実現するためのチャレンジ期間に充てられるようにしました。

―どんな学生に入学してほしいですか。

目標や夢が見つけられずもやもやしている人はぜひ流科大を目指してください。夢の種を「探す」「育てる」「咲かせる」の3ステップを通じ、なりたい自分の実現に向けて4年間をしっかりサポートしていきます。

在学生からのメッセージ

学内起業でカフェ開店

人間社会学部 人間社会学科3年 丸山いつ季さん(20)

心理学を学べる大学を探すうち、オープンキャンパスで学生、教員の雰囲気が良かった流科大を選びました。カフェでのアルバイトを通じ将来コーヒーに関わる仕事をしたいと考えるようになりました。学内の起業・ベンチャー型事業承継者育成プログラムに参加したところ、中内学長から直接指導を受ける機会があり、カフェを開きたいと思う気持ちが募りました。経営者へのプレゼンテーションが認められて出資を受け、この春に会社を設立し、一人一人のお客さまの好みに合わせたコーヒーを提案するカフェを学内にオープンしました。マーケティング、接客、組織運営など自分で考えたことが成果に結び付く経営の醍醐味(だいごみ)を感じています。流科大だからこそ得られた貴重な経験を生かし、将来は神戸・三宮にカフェをオープンしたいと考えています。

大学概要

住所 神戸市西区学園西町3の1
アクセス 神戸市営地下鉄西神・山手線学園都市駅徒歩5分
学部(本年度定員) 商学部(450人)=マーケティング学科200人、経営学科250人、経済学部(200人)=経済学科150人、経済情報学科50人、人間社会学部(250人)=人間社会学科90人、観光学科70人、人間健康学科90人
教員 教授58人、准教授32人、講師6人
在学生 3769人
ホームページ https://www.umds.ac.jp/

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