「新聞感想文コンクール」  

高齢者を大切に

林 那帆(はやし・なほ) 兵庫県播磨高等学校 1年

 「平均寿命が過去最高 世界二位」
 七月二十八日の神戸新聞の政治欄に、国・地域別の平均寿命が掲載されていた。私の家は現代の社会では少し珍しいかもしれないが祖母と幼い頃から同居している三世代家族である。祖母は現在、八十二歳であり、毎日家事や買い物、病院へも自分で通院し、元気な日々を過ごしている。そういった活動的な祖母を目にしている中で、平均寿命が過去最高女性は八十七・一四歳という記事に正直「どきっ」としてしまったのをきっかけに、この記事を選んだ。
 男性が世界四位から順位を上げ、世界二位になり、八十・九八歳と、男女ともに世界二位となった。長寿国である日本は、これからますます少子化が進み、高齢者の割合が高くなっていく。
 私の住む高砂市の現状についても調べてみた。一昨年の時点で、六十五歳以上の割合、つまり、高齢者率は約二十六パーセントであり、四人に一人以上が六十五歳以上である。また、七十五歳以上である後期高齢者人口を見ると、一昨年では、一万八十一人であるが、十年後には、一万五千五十六人と約一・五倍になっていることに気付き、非常に驚いた。
 この記事の最後にも書かれている、平均寿命が延びることも大事であるが、ただ寿命が延びるだけでなく、寝たきりにならず自分らしく、健康な日常生活を過ごせる「健康寿命」も大切だと思う。高齢者、特に七十五歳以上の割合がどんどん高くなってくると、医療費や介護者の負担も、同時に大きくなってくることが予測されている。「健康寿命」は二〇一三年では、女性が七十四・二一歳、男性が七十一・一九歳と書かれていた。それと比較すると私の祖母は八十歳を超えても、足が痛いとはたびたび聞いているが、健康的で若く毎日を過ごしている。少子化で今後は介護の担い手が少なくなり、医療費の削減が言われている中で、健康で過ごし、病気やケガをしても日常生活に支障をきたさないような社会制度やまちづくりがいかに大切なのか、この記事を通じて学ぶことができた。
 医療技術は、ますます進歩し、テレビの影響で健康ブームも続いていくと思うが、例えば中学校の行事に高齢者の方を招待して交流を深めたり、私たちがもっと地域の行事に積極的に参加したり、世代をこえて交流することで、健康寿命の伸長に地域で取り組めば良いと思う。そして、何より自分の祖母にはもっともっと元気で過ごしてもらいたい。


(7月28日付 神戸新聞から)
「高齢者を大切に」「高齢者を大切に」

 

※作品の題名をクリックすると神戸新聞社賞と県知事賞の作品を読むことができます。

神戸松蔭女子学院大学 秋田 久子教授 講評 「私の記事」は生きた教材  
部門 受賞者(敬称略)
学校名・学年
作品の題名
神戸新聞社賞 小学校 1・2年 吉森 灯
神戸市立雲中小学校・2年
「きたのを歩いて」
小学校 3・4年 小柳 朝陽
神戸市立井吹の丘小学校・4年
「給食のアイドル」
小学校 5・6年 山本 柚葉
三木市立緑が丘小学校・6年
「三十一センチの髪の毛、つながる絆」
中学 成川 央庸
神戸大学附属中等教育学校・3年
「障害を見つめ直す」
高校 林 那帆
兵庫県播磨高等学校・1年
「高齢者を大切に」
兵庫県知事賞 小学校 1・2年 宇根 良翔
洲本市立洲本第三小学校・1年
「ぼくのつうがくろ」
小学校3・4年 永野 友愛
神戸市立舞多聞小学校・4年
「広まれ!AED」
小学校5・6年 細尾 瞭
姫路市立八幡小学校・6年
「私と正平調の六年間」
中学 納田 彩香
賢明女子学院中学校1年
「高齢ドライバー」
高校 須賀原 翔
灘高等学校・1年
「あの日」

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