※応募総数 419点
伊藤賢治
神戸市西区(11月5日)
被写体への思いがあふれています。存在感のある顔と手の位置関係も素晴らしく、モノクロ映えします。(ニコンクールピクスP340 5・1~25・5ミリ 絞りf4・2 200分の1秒)
広瀬賢一
高砂市(11月17日)
誰でも浜辺で見ているものですが、見せ方が面白い。淡々と、しかし痛烈に環境問題を告発しています。(ニコンD7000 35ミリ 絞りf8 125分の1秒)
石原 修
丹波市の高源寺(11月18日)
ありがちな構図にとどまらず面白いモチーフを見つけました。不規則な石段のリズムが楽しく、紅葉もさりげなく。(キヤノンEOS70D 18~135ミリ 絞りf11 80分の1秒)
春名サトミ
鳥取砂丘(10月3日)
ハイキーにしたことで遠くの人が浮かんでいるようにも見え、不思議な味わいになりました。(ニコンD750 24~120ミリ プログラムオート)
谷口亮介
神戸市西区(11月15日)
これぞ全集中。目と爪がこんなに近いのは、狙いを外さないためなんでしょうか。きっと合理的な姿勢なんですね。(ニコンD6 800ミリ 絞りf7・1 2000分の1秒)
河合正雄
加西市倉谷町(10月31日)
昔の日本に来たかのようです。方々に姿を現すようになり、背景も多彩になってきました。(キヤノンEOS7DマークⅡ 100~400ミリ 絞りf8 400分の1秒)
上原宏明
関西国際空港(11月14日)
これだけ広大な場所に人っ子一人いません。これもコロナ禍の現場ですね。タイトルもハマっています。(ソニーα7Ⅱ 28~70ミリ 絞りf4 400分の1秒)
吉住延也
大阪府箕面市(11月22日)
いやあ、実に丸いです。接近に気付かないほど深い眠りだったのでしょうか。(フジフィルムX―T1 18~55ミリ 絞りf5 60分の1秒)
橘 保
明石市江井ヶ島沖(11月13日)
撮影する場所によって、様々な表情を見せる明石海峡。ノリということで季節感も出ています。(ソニーα6000 70~300ミリ 絞りf9 シャッターオート)
宇田川洋二
新温泉町(10月26日)
ハイカーだけに許された絶景。早朝かそれとも夕方か、木々が浮かび上がる光線状態がいいですね。(ニコンD850 28~300ミリ 絞りf5・6 60分の1秒)
原 俊彦
廣瀬光八
鳥居竹夫
平井明美
三好美治
山口康博
中根修平
尾﨑 壽
米澤貞雄
寺坂好司
川口 勉
竹中二郎
尾﨑郁也
仙石一夫
清光静枝
長尾 誠
片山昭子
清瀬さと子
松下敏和
小谷和人
家族の現在進行形
一席の作品を見て、考えさせられました。家族の写真って、ある時期を越えると、途端に撮らなくなっていたなあ、と。
子どもは、小さい時は何をどう撮っても絵になるし、日々成長が目に見えるので撮っていても楽しい。向こうも屈託のない表情をレンズに向けてくれます。でも大きくなるにつれて煙たがるようになります。
親の場合も、照れくさいのか、なかなか写ろうとはしてくれません。そもそも、お年寄りは写真に写りたがらない印象があります。こちらとしても、何となく遺影を撮ろうとしているみたいで気が進みません。
そんなこんなで、家族写真を撮る機会はすっかり減り、昔のプリントや画像を眺めては、懐かしむといったものになっていました。
卒寿の母親がウトウト眠っている。いろいろと大変な世の中をよそに、その姿は実に平和で、神々しさすら感じました。現在進行形としての家族も記録しておこう、という意欲をもらった気がします。
(映像写真部・山崎 竜)