神戸新聞NEXT | 読者の報道写真コンテスト
神戸新聞社 読者の報道写真コンテスト

読者の報道写真コンテスト

第 704 回10月 の入賞者

※応募総数 412点

一席

一席

『せがれに負けた 』

春名サトミ

高砂市、曽根天満宮(10月14日)

完璧な構図、ピントの深さ。「悔しそうな表情」とメモにありましたが、負けた嬉しさも感じられ、なお味わい深いです。(ニコンZ50 16~50ミリ プログラムオート)

二席

二席

『今日の主役だ 』

寺坂好司

赤穂市(10月15日)

強烈なメークが並びました。いい笑顔を引き出す声掛けのよさも感じられます。(ニコンD850 18~35ミリ 絞りf20 250分の1秒)

三席

三席

『帰り道 』

梅津郁朗

姫路市白浜町(10月15日)

余韻、寂しさ、秋の空気感…。祭りの後の味わい深さを凝縮したような一枚です。(ニコンZ6 24~70ミリ 絞りf5 15分の1秒)

佳作

佳作

『秋の嵐 』

石垣康江

小野市のひまわりの丘公園(10月27日)

急変した天候にめげず、見事な稲光を捉えました。でも危険ですので撤収はお早めに。(オリンパスE―M5マークⅢ 7~14ミリ 絞りf11 30分の1秒)

佳作

『展望台でお月見 』

川口勉

大阪市西淀川区(9月29日)

3キロも離れて撮影されたとのこと。計算通りで月の大きさを強調できました。(キヤノンEOSR7 150~600ミリ(2倍テレコン使用) 絞りf8 250分の1秒)

準佳作

準佳作

『美味しいよ 』

德永直久

相生市(10月23日)

素敵な笑顔で勝負ありです。年季の入った焼き場からは、タレの焦げた匂いが漂うようです。(ソニーα7R 24~70ミリ 絞りf4 125分の1秒)

準佳作

『満天の虹に万歳 』

三浦實

神戸市灘区(10月21日)

単なる虹の写真にとどまらず、シルエットで人の気配、気分をうまく取り入れました。(iPhone12Pro)

準佳作

『もうアカン! 』

清光静枝

たつの市の新舞子浜(10月7日)

今月の月例に数多く寄せられたティラノサウルスレース。顔が見えないのに疲労感がひしひし伝わるこの1枚に軍配。(キヤノンEOS80D 18~250ミリ 絞りf5 2500分の1秒)

準佳作

『ジイジイもかぶって 』

白石正春

明石市二見町(10月22日)

祭り疲れ?も漂うおじいちゃんに構わずじゃれつく子どもたち。これは断れませんよね。(ニコンD500 10~20ミリ 絞りf15 1600分の1秒)

準佳作

『永い夏の終わり 』

尾崎郁也

明石市の林崎海岸(10月4日)

海水浴場のブイのようです。暑かった夏の名残がまだ残っていたんですね。ニュース性漂う面白い題材です。(ニコンD600 24~120ミリ 絞りf18 1000分の1秒)

準入賞A

準入賞A

『二組の獅子 』

板井幹

準入賞A

『朝陽を浴びて 』

近藤重光

準入賞A

『秋の雲 』

加藤保

準入賞A

『怒る獅子舞 』

荒木貞夫

準入賞A

『エヒメ 』

圓山嗣夫

準入賞A

『何とぞ、ご勘弁を~ 』

佐々木和彦

準入賞A

『掛け声とともに 』

南出尚登

準入賞A

『スマホ・スマホ・スマホ… 』

米澤貞雄

準入賞A

『神楽を舞う 』

河合正雄

準入賞A

『みつめあう 』

前川宗治

準入賞B

準入賞B

『落日 』

竹中二郎

準入賞B

『駐在さんの巡回コース 』

銀﨑宜広

準入賞B

『山伏入場 』

西井俊治

準入賞B

『ホーヤホー 』

林由喜夫

準入賞B

『秋の釣りシーズン 』

中村秀太

準入賞B

『閉園後のライトショー 』

竹下雅道

準入賞B

『スマホで子育て 』

田渕一博

準入賞B

『わーい!! 』

國本喜和

準入賞B

『渚に集う 』

廣岡卓樹

準入賞B

『ストレート 』

吉住延也

カメラアイ

「見る」だけじゃない写真

 SNS上で「写真大喜利」のようなものを見かけます。セリフを付けたり、題名を付けたりするのですが、これがなかなか面白いものです。なにということもない写真に付けられた絶妙な言葉に、思わず噴き出しそうになります。

 一方で、頭をひねらなくてもセリフが浮かんだり言葉が沸いたり、思い出を強烈に呼び覚ますような写真もあります。そういう作品には、ただ写っているだけを超えた、何かが宿っています。

 今回の月例には秋祭りとイベントを撮影したものが多く寄せられました。親子相撲をテーマにした一席の作品は、まさにそうしたマンガの「吹き出し」を付けたくなるような作品です。勝者と敗者というドラマの要素を入れ、大胆なアングルで構成しました。準佳作のティラノサウルスレースも同様で、「もうアカン」という声が聞こえてくるようです。

 同じ土俵に並んだ中から一歩抜け出す写真には、そうした「見る」以外に「感じる」「体験する」「聞く」といった特別な力がこもっています。

(映像写真部・山崎 竜)


TOP