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カメラアイ

新たな可能性

 私見ですが、優れた写真は撮影者が表現したい「何か」が際立っていると考えています。ところが表現力を競い合うコンテストの応募作品であっても、街角の石像を特段の工夫もなく正面から撮ったり、鳥を撮っていながらピントが全く合っていなかったりと、何を表現したいのか分からないものが少なくありません。
 表現される「何か」は個人的な喜怒哀楽に限りません。例えば突発的な事故や自然災害の写真には「この厳しい現実を社会で共有しなければ」という意図があるといえます。
 写真表現に悩んでいる方におすすめしたいのは、好きな写真家を持つことです。写真術には約200年の歴史があり、幾多の先人がさまざまな表現を世に送り出してきました。そこをひもとけば、指針となる写真家が必ず見つかると確信しています。
 報道写真に携わる私は、ロバート・キャパやユージン・スミスといった偉人を仰ぎ見ています。一方で単純に「好き」というなら、エリオット・アーウィット、ロバート・フランク、前田真三…。何人も名前が浮かびます。
 写真を愛する皆さんと、好きな写真家について語り合う機会にいつか恵まれることを、夢見ています。

(映像写真部 田中靖浩)