公演スケジュール

2009年7月16日(木)開場18:30 開演19:00

女のシューベルト
第4回 神谷郁代

自己主張をしなければいけない現代社会に嫌気をさしている大人の皆様にお贈りする「女のシューベルト」最終回は、神谷郁代が登場です。昨秋、松方ホールで録音したCD「神谷郁代プレイズ・シューベルト」(①NF60503= SACD ②NF20503= CD)が今春、第21回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞。「女のシューベルト」企画は、このCDが発端となりました。奇をてらうことなく、そして決して我を通すのでもない、「シューベルトの音」をそのままに表現する神谷の高い集中力とその精神世界。これらに導かれるシューベルトの深遠な諦観の世界、どうぞお楽しみに。

 
曲目 シューベルト:
4つの即興曲集 D.899
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
プロフィール 神谷郁代(ピアノ)
1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、リサイタルなど活発な演奏活動を展開。ロンドンデビューに際しては、辛口批評家で知られる「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力、そして明晰な頭脳による力強い演奏」と絶賛された。
小澤征爾、若杉弘、ホルストシュタインなどと共に、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団などの国内主要オーケストラを始め、サンクトペテルブルク交響楽団、パイヤール室内管弦楽団などと共演。日本フィルハーモニー創立30周年記念ヨーロッパ公演にソリストとして同行。室内楽においてもクリーヴランド弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団などとの共演で好評を得る。 近年ではケニヤ・南アフリカなどのアフリカ各国、ウクライナ、メキシコなど活動範囲を広げている。
レパートリーはドイツ古典から、プロコフィエフ、ラヴェル、プーランクなど幅広く、さらに現代作品の紹介にも積極的に取り組んでいる。野田輝行氏の尾高賞受賞作「ピアノ・コンチェルト」をNHK交響楽団と初演。1988年には「モーツァルト:ピアノ協奏曲の夕べ」によって芸術祭賞を受賞。「モーツァルトという天才がのぞいた虚無と等質の虚無を抱いている神谷郁代だけがうたうことができる音楽」と評された。
レコーディング活動においては、RCAでモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、スクリャービンなど20枚以上を録音。中でもベートーヴェン「熱情ソナタ」は、アメリカ国内で2万枚以上のセールスを記録した。最近ではフォンテックよりベートーヴェンのソナタ集、カメラータより別宮貞雄氏の協奏曲をリリース。Fine N&Fよりベートーヴェンの第4番とグリーグの協奏曲(共演:モスクワ放送交響楽団)、J.S.バッハの作品をリリース。また長年の体験を綴ったエッセイ集「魔法の指のひみつ」の出版が話題となった。
京都市立芸術大学教授。また日本で最高の権威と歴史を持つ(2004年で73回目を迎える)、日本音楽コンクールの審査員を80年代から務めている。
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