公演スケジュール

2012年11月2日(金) 開場18:00 開演19:00(18:15より作曲家を交えてプレトーク)

名倉誠人マリンバ・リサイタル
「森と木の音楽Ⅲ」

ニューヨークを拠点に演奏活動を繰り広げるマリンバ奏者・名倉誠人が、全委嘱作品によるリサイタルを行います。世界初演作品のほか、マリンバと合唱の為の大規模な三部作、「森の三章」が並ぶ、意欲的なプログラム。木の楽器マリンバと合唱が奏でる、森の歌をお楽しみください。

「森と木の音楽Ⅲ」
 第一回松方ホール音楽賞・大賞を、1997年に受賞して以来、私は、大事な演奏会を企画するたびに、必ず松方ホールで演奏させていただいてきました。私にとって、松方ホールの舞台は、とても特別な舞台なのです。今秋の演奏会は、木の歌を奏でる楽器、マリンバから真の声を引き出そうと続けている、リサイタルシリーズ「森と木の音楽」の第三回演奏会です。
 演奏会の前半では、三人のアメリカ人作曲家に委嘱した、ソロと室内楽を初演します。ギリシア神話の森の神や、テオドール・ルソーの絵画「夕暮れの冬の森」(メトロポリタン美術館所蔵)に触発された作品が、今回誕生しました。
 後半に演奏する、マリンバと合唱のための「森の三章」は、この編成では今までに存在しない、大規模な三部作です。日・米・英からの三人の作曲家が、それぞれの国の詩をテキストに使い、作曲してくれました。日本からは、西行法師が花や木を愛でた五首、米国からは、ホイットマンが詠った南部の自然への讃歌、英国からは、作曲家自身が森の情景に自己を投影した詩… 平安後期の西行から現代まで、800年の時の隔たりがあります。三カ国の文化と歴史背景が、三人の作曲家それぞれのスタイルで作品に織り込まれ、人間が森と共に生きる姿が、「森の三章」には息づいています。
 「森の三章」は、昨年五月、私のマリンバと、カントーリ・ニューヨーク合唱団で、ニューヨークで世界初演しました。今回の演奏会では、神戸市混声合唱団と初めて共演します。また、詩人の倉橋健一氏が、特別に書いてくださった、「森の三章のための序詩」も、朗読とマリンバによって上演します。  来日する作曲家達を交え、開演前にトークも行います。過去の大作曲家と異なり、現代の作曲家からは、直接話を聞くことができるので、彼らが自作についてどう語るかも、是非聞いていただきたいと願っています。
 故郷・神戸での演奏会、皆様のご来聴を心からお待ちしております。
                                               名倉誠人

出演 ベンジャミン・C.S.・ボイル(ピアノ)
石原祐介(指揮)
神戸市混声合唱団
西橋正泰(朗読)
名倉誠人(マリンバ)
曲目 ベンジャミン・C.S.・ボイル:マリンバとピアノの為の「天国の森」〈世界初演〉
マリンバと合唱の為の『森の三章』 マリンバと朗読による「序詩」=作詩・倉橋健一 音楽・内藤明美
デヴィッド・ブルース:Songs in Wood
内藤明美:西行による5つの和歌
ジェイコブ・バンクス:私を惹きつけてやまない南部よ) ほか
料金 [全席自由]
¥4,000 友の会¥3,500(前売のみ)

    Lコード:57786

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