公演スケジュール

2019年3月9日(土) 開場14:30 開演15:00

岡田将のベートーヴェン
正戸里佳&岡田将
ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全3回)第3回

リスト国際コンクール覇者・岡田将と2006年に17歳でパガニーニ国際コンクール第3位を受賞した正戸里佳がお贈りするハイレベルなベートーヴェン。

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2014年6月から2016年3月にかけて、8回シリーズでベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏会を開催させていただきました。それは私が音楽に対する情熱をかき立てる貴重な経験となりました。
またこのシリーズを通して、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタやチェロ・ソナタの全曲演奏会をしてみたいという衝動に駆られました。
このたび、パリ在住のヴァイオリニスト正戸里佳さんをお迎えし、3回に分けてヴァイオリン・ソナタ全10曲演奏会が実現する運びとなりました。
ベートーヴェンは、時代に伴ってクラシック音楽が最も大きな変貌を遂げていた時期に活躍した作曲家であり、ピアノという楽器そのものが大きく発展する中、音楽表現に新しい可能性を開拓、挑戦し続けた人でもあります。
また、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタにおいては、ピアノとヴァイオリンのためのソナタ、とピアノを最初に表記していることから、ピアノへの比重の大きさが伺えます。ベートーヴェンは人生の折々に全10曲のヴァイオリン・ソナタを作曲する中で、ヴァイオリンがピアノと対等の立場でアンサンブルできることを証明したかったのではないでしょうか。中でも有名な第9番「クロイツェル」は全くもって挑戦的であり、全10曲の中でも特に興味深い作品です。
今回のシリーズを機に、馴染み深い曲以外の作品もお聴きいただくことで、いかにベートーヴェンがさまざまなキャラクターを描き分ける才能を持った凄い作曲家であるか、ということがおわかり頂けると思います。
今回、共演していただく正戸里佳さんは、素晴らしいテクニックとパッション、みずみずしい音楽性を持つヴァイオリニストです。私がもっとも共感したのは、音楽の中で“歌“をもっとも大事にするという正戸さんの音楽観です。正戸さんはパリに長く在住され、特にフランス音楽に定評があります。そんな彼女とどんなベートーヴェンの音楽が生まれるのか、非常に楽しみです。
そして、このシリーズに取り組むことでベートーヴェンへの新しい発見と驚き、喜びと感動を皆様と一緒に体験できることを、とても楽しみにしています。
                      岡田 将


パリを拠点として10年、昨年から日本でも本格的に活動を始め、この5月にはデビューCD『パリのヴァイオリン・ソナタ集(キングレコード)』を発表しました。次に取り組むのがこの「ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲シリーズ」です。
本シリーズでは3回のコンサートそれぞれに、ベートーヴェンの様々な表情をお聴き頂けるようプログラムを組みました。20代でベートーヴェンのソナタ全曲を探究し、岡田将さんとの共演で皆様にお聴き頂けることを、心より幸せに思います。
ハイドンやモーツァルトの影響がある中でも、既にベートーヴェンらしさが見られる初期のソナタから、番号が進むにつれデュオとしての表現の幅が広がっていきます。当時はフォルテピアノとバロック・ヴァイオリンの時代でしたが、彼は果敢に新時代を切り拓き、最先端の奏法や革新的な芸術観を意欲的に取り入れました。私はモダン楽器で演奏しますが、ベートーヴェンの音楽はモダン楽器によって、表現の可能性が更に広がり、より表情豊かに演奏できると考えています。
岡田さんはピアノの可能性を最大限に活かし、湧きあがる音楽をありのままダイナミックに表現することのできるピアニストです。スケールの大きな岡田さんとの共演はベートーヴェン演奏の1つの理想の形ではないかと思います。
シリーズを完遂するまでには、様々な思いや音楽経験を重ねることでしょう。終わった時、自分はどんな景色を見ているのでしょうか。
多くの皆様にこのシリーズをお聴き頂けましたら幸いです。
                     正戸里佳(まさと りか)

出演 正戸里佳(ヴァイオリン)
岡田将(ピアノ)
曲目 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 op.23
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 op.96
料金 [全席指定] チケット発売日:友の会10月30日(火)、一般11月2日(金)
一般¥3,000 友の会¥2,500(前売のみ)

    Lコード:54772(第3回)

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