クレジットカードの国際ブランドの一つに、マスターカードがあります。
「名前はよく聞くけど、詳細まではわからない…」という人も多いでしょう。そこで今回は、マスターカードの特徴や種類、メリット・デメリットなどを説明するとともに、マスターカードを選ぶ際に最適なクレジットカードはどれか、おすすめをランキングにしてご紹介します。
そもそもマスターカードとは?

クレジットカードを選ぶとき、VISAにするか、マスターカードにするかなど、悩んだ経験があるのではないでしょうか。それではマスターカードがどんなブランドなのかみていきましょう。
マスターカードの概要
よくカード名と混同されがちですが、国際ブランドはクレジットカード決済システムを提供する会社のことで、それらの決済システムと提携する銀行がカードを発行しています。
代表的なブランドにはVISA、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、そしてダイナーズクラブがあり、シェア率の高いこれらは「5大ブランド」と呼ばれています。
マスターカードは、世界で210を超える国と地域の店舗・施設が加盟しており、VISAに続く世界第2位のシェア率といわれているブランドです。
初めてカードを持つ人から海外出張の多いビジネスパーソンまで幅広く利用されており、日本ではコストコで利用できる唯一の決済ブランドとしても知られています。
マスターカードの種類は6つ
クレジットカードには「ゴールドカード」「ブラックカード」などグレードを示すものがあります。マスターカードの場合は、「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」「チタン(チタニウム)」「ワールド」「ワールドエリート」の6種類があります。ステータスが最も高いのは「ワールドエリート」です。ランクが上がるほど優待サービスの数が増えるのが特徴です。
6種類それぞれのサービス概要は、次のとおりです。

・スタンダード:おおむね年会費無料。海外旅行傷害保険が付帯していないケースもあり。「楽天カード」「dカード」「セゾンカード」「イオンカード」「リクルートカード」「Orico Card THE POINT」などで展開。
・ゴールド:スタンダードの特徴にくわえて、国際線手荷物宅配優待、海外用携帯電話およびWi-Fiレンタル優待、空港クローク優待、国内高級ホテルおよび高級旅館予約サービスが付帯。ただし、同じゴールドでもカードによって、マスターカードオリジナルのサービス「Taste of Premium」が付帯されているものとそうでないものがある。「Taste of Premium」が付帯されているのは「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」「ゴールドカードセゾン」「イオンゴールドカード」など。
・プラチナ:「Orico Card THE PLATINUM」「ジャックスカードプラチナ」「三井住友カード プラチナ」「TRUST CLUB プラチナマスターカード」で展開。「Taste of Premium」が付帯されるほか、プラチナカード会員限定のイベントやプロモーション、宿泊優待、ラウンジサービスなどが利用できる。
・チタン(チタニウム):インビテーションなしで申し込みできる、マスターカード最上級ランクのカード。表面がブラッシュド加工された金属製で、ロゴと名前は職人の手作業で削る。最高1億2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されるほか、コンシェルジュサービス、国内外の空港ラウンジの無料利用といったサービスも。
・ワールド:「TRUST CLUBワールドカード」などで展開されるが、一部インビテーションがないと入会できない場合も。「Taste of Premium」が付帯されるほか、世界1000カ所以上の空港ラウンジに入室可能。国際線に搭乗する際の手荷物宅配サービスが無料で利用できるといった特典も。
・ワールドエリート:マスターカード最上位ランクのカード。ワールドの優待サービスのほかに、海外空港送迎手配代行サービスや国内空港送迎優待サービスも適用。チケットやレストランの予約など専用コンシェルジュが24時間年中無休で対応。
ただし、カード発行会社ごとに年会費やポイント還元率、付帯される特典、サービスなどが異なっているので、詳細情報を入念に確認することが必要です。
マスターカードの主な使い道
マスターカードは、加盟店での支払いはもちろんのこと、月々の光熱費や電話代、住民税、自動車税など各公共料金の支払いができます。生活費の支払いなどとしてポイントを有効活用することで、ポイントを貯めやすいのも特徴です。
またマスターカードは、Cirrus(シーラス)と呼ばれる世界的な銀行オンラインシステムを運営しており、世界の主要銀行とネットワークを持っているため、海外で現金が必要なときはCirrusのロゴが入ったATMからキャッシングすることができます。
Mastercard®やVISAはどこで使える?

「マスターカード」とよく比較対象になるのが「VISA」でしょう。どちらを選べばいいのか迷う人も多いかもしれません。
マスターカードとVISAは、国際ブランドのなかでも世界で高い普及率を誇ります。そのため、日本国内だけでなく海外でも広く利用できるのが特徴です。
特にマスターカードは、ヨーロッパ各国で利用しやすく、VISAはアメリカに強みがあると言われています。ヨーロッパ方面に旅行や出張する機会が多いのであれば、マスターカードを発行しておくと何かと便利かもしれません。
マスターカードを持つべき8つのメリット
マスターカードは利用できる店舗や施設が多く、海外でも広く使えるため、旅行はもちろんインターネットなど海外通販の決済手段として幅広く利用できるのも大きなメリットです。
付帯サービスはクレジットカード発行会社に委ねられますが、マスターカードが独自に行っているサービスもあり、宿泊施設のクーポンやスポーツ施設等の利用、レンタカーの料金5%OFFなどが挙げられます。こちらでは、国内、国外でも強いマスターカードのメリットを8つまとめました。
①PayPayなど多くのキャッシュレス決済が利用可能
スマートフォンの普及に伴い、現金を持たなくてもカードを持っていれば買い物できるショップが増えています。近年、利用者が高まっているPayPayなどのほとんどの電子決済サービスにおいては、登録時の決済カードの選択肢としてほとんどのサービスでマスターカードが含まれています。
利便性の観点においては、マスターカードを1枚持っていれば、いつでもどこでも、そして必要なときにキャッシュレス決済で買い物ができるでしょう。カードを持っていなくても、スマートフォンに電子決済系アプリを入れておくのもおすすめです。
②発行会社のサービスで選べる
各クレジットカード発行会社では、基本的にポイント還元および優待サービスを設けています。マスターカードの場合、独自に発行しているクレジットカード(=プロパーカード)として位置づけられているため、提携しているクレジットカード発行会社のサービスも一緒に利用できる点が大きなポイントです。
たとえば、auPAYカード登録した際に、マスターカードを選んだ場合、auPAYカードのポイント加算やショッピングといったオリジナルのサービスだけでなく、マスターカードが展開しているサービスも一緒に利用できるのが特徴と言えるでしょう。
また、マスターカードについては、カードのゴールドやプラチナといったランクが同じだと、どのクレジットカードを選んでも共通のサービスが利用できます。
つまり、自身のライフスタイルに見合ったランクのクレジットを選ぶと、マスターカードが展開している共通サービスも有効活用できる流れとなる訳です。自分だけでなく、家族でどういうシーンでカードを利用するケースが多いのかも意識しながら選ぶのもひとつの手でしょう。
③年会費無料のカードが豊富で選択肢も多い
マスターカードはプロパーカードの扱いとなるため、数多くのクレジットカード発行会社にライセンスを付与しています。その特徴もあってか、学生や主婦といった比較的収入が少ない層でも持ちやすい年会費無料のカードも多数発行されています。
代表的なものとしてdカードやセゾンカードなどがラインナップされています。初めてクレジットカードをつくる場合や、2枚目のクレジットカードがどうしても必要な場合などは、お目当てのクレジットカードの詳細情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
④マスターカードは日本国内向けのサービスが豊富
マスターカードとよく比較されているVISAは、海外の特典や優待サービスに強みがありますが、その一方でマスターカードは日本国内のサービスにも強みがあります。
もともと、マスターカードには、「プライスレス・シティ(Priceless Cities)」というマスターカードの全ての会員が利用できる優待サービスを展開していましたが、2015年7月から日本国内向けの特典プログラム「プライスレス・ジャパン(Priceless Japan)」というサービスがスタートしました。日本人の好みにマッチしたショッピングや旅行、飲食、エンターテインメントの4つの分野に分けた、特別な体験や優待サービスを提供しています。
⑤手数料がお得!マスターカードの外貨キャッシング
空港や銀行内などにある両替ショップで両替した場合、両替した金額の2~3%程度(※店舗によって手数料が異なるので要確認)の手数料が発生すると言われています。
一方、マスターカードの外貨キャッシングを利用する場合、1万円以下であれば110円(税込)、1万円を超えると220円(税込)の手数料が発生します。銀行やコンビニATMの時間外手数料程度の金額でキャッシングが可能なのです。5万円や10万円以上の高額の外貨キャッシングを行う予定があれば、マスターカードを持っておくと手数料が抑えられるでしょう。
なお、外貨キャッシングできる場所については、公式サイトのATM検索のページのほか、スマートフォンの専用アプリをダウンロードしておくとチェックできます。なお、アプリを使えば、現地で利用できるサービス特典などもチェックができるというメリットもあります。
⑥マスターカードの為替レートが良い!
マスターカードの最大のメリットとして挙げられるのが、為替レートが良いことです。海外でクレジットカードを使う場合、その時に支払った金額の為替レートが反映されるのではなく、支払い請求が上がる際に日本円に換算。しかも、為替レートは国際ブランドカードによって少しずつ異なります。複数ある国際ブランドのカードの中でも、マスターカードは競合他社と比べても、為替レートが良いと言われています。
海外滞在中に買い物をする場合、決済でマスターカードを有効活用すれば、ほかのクレジットカードで決済するよりもお得に買い物ができる可能性があります。マスターカードは公式サイトで為替レートを随時公表しているので、海外出張や旅行に出かける前にチェックしてみても良いでしょう。
⑦コストコで使える唯一の国際ブランド
マスターカードは、日本国内でも店舗を展開している会員制の倉庫ストア「コストコ(Costco)」で利用できる唯一のクレジットカードです。コストコに買い物へ行く方はマスターカードを作っておくと便利でしょう。
コストコで買い物をする場合、食料や雑貨、家電などを大量購入する人が少なくありません。数千円ではなく数万円買い物する人も多いです。マスターカードはポイントの還元率も高いので、コストコの買い物でポイントを貯めて、ほかのショップで買い物する際に獲得したポイントを使うのも良いでしょう。
⑧マスターカードでは未成年が持てるプリペイドカードもある
未成年で持てるクレジットカードを持とうとすると、収入面などで審査が通らないというケースもあります。しかし、マスターカードの場合、入金して使えるタイプのプリペイドカードがラインナップされています。
基本的なチャージの方法は、クレジットカードとコンビニ、銀行振込の3つです。加えて、auのような携帯キャリア系が発行したマスターカードのプリペイドカードの利用なら、利用限度額内におけるキャリア払いでチャージすることもできます。
使い方は、通常のクレジットカードの使い方と変わりません。ネットやリアルショップの買い物だけでなく、海外滞在中の現地通貨キャッシングも可能です。プリペイドカードは、チャージできる金額をあらかじめ設定しているので、カード払いの使い過ぎの防止にもつながっています。
マスターカードのプリペイドカードにはいくつか種類がありますが、なかでも海外旅行や留学に行く方におすすめなのが、マスターカードマルチカレンシーキャッシュパスポートです。
マスターカードマルチカレンシーキャッシュパスポートの特長は以下のとおりです。
マスターカードマルチカレンシーキャッシュパスポートの特長
- 入会審査、口座手続きなし
- 簡単でスピーディーに申し込める
- 1枚のカードで、米ドルなどの主要の9通貨に対応している
- 固定レートのため、入金時の為替変動リスクがない
- 現地の両替よりも手数料がお得
- 世界210以上の国や地域にあるマスターカード対応のATMで現地通貨を引き出せる
ほかにも緊急時のアシスタンスサービスは24時間365日サポートしています。留学するお子さんのお持ちの親御さんも安心できるかもしれません。
マスターカードの2つのデメリット
マスターカードを持っておくと、先述のサービスが豊富、手数料が安い、為替レートが競合他社より良いなどのメリットもあります。ただ、実際にマスターカードを利用するとデメリットと感じる場合もあるかもしれません。
マスターカードをより理解するために、今度は2つのデメリットについてフォーカスしていきましょう。
①シェア数がVISAより少ない
マスターカードのデメリットの一つとして、業界シェアトップのVISAと比較すると、使える店舗(=加盟店)が少ない点であることかもしれません。マスターカードしかクレジットカードを持っていない方にとっては、店によっては会計の際にカード決済ができず、少なからず不便を感じることでしょう。
海外に目を向けると、特にアメリカなどはカード決済しやすいお店はやはりVISAが多く、マスターカードが使えないお店もあるようです。マスターカードを日本国内でメインに使うのであれば、店舗でも決済可能なカードとして「VISA」「MasterCard」という2つのブランドのロゴが入っていることが多いので、利用者によっては不便さを感じないかもしれません。
ただし、日本国内においてコンタクトレス決済(タッチ決済)に対応する店舗が、まだ少ないのが現状。人によってはその点でデメリットと感じるかもしれません。
②プロパーカードが存在しない
プロパーカードというのは、ブランドが独自に発行しているカードであり、ステータス性を担保しているカードのことです。
マスターカードは、同じ国際系カードでもアメックスやダイナーズクラブなどと異なり、プロパーカードではありません。ただ、特にカードブランドを気にしない場合であれば、プリペイドカードでない点は全くデメリットにはならないでしょう。
マスターカードのおすすめの選び方
マスターカードのクレジットカードを選ぶ際に、押さえておきたいポイントをご紹介します。
マスターカードは、アメリカン・エキスプレスやダイナーズクラブのように独自のクレジットカードを出している会社ではありません。そのためサービスや保障などはクレジットカードを発行する会社によって異なるので、比較・検討しながら選びましょう。
ポイント還元率
クレジットカードの使用頻度が多い人は、ポイントの還元率をチェックしましょう。クレジットカード会社によっては、還元率0.5%~1.5%と違いがあります。特にマスターカードの強みである公共料金の支払いをクレジットカードでする人は、固定費で自然にポイントが貯まるので還元率1%以上を選ぶのがおすすめです。
そもそもクレジットカードのポイント還元率って?
ポイント還元率とは、クレジットカードの利用した金額に対し、獲得したポイントが何円相当かという割合を指します。例えば、利用額100円ごとに1ポイント付与されるカードの場合、その「1ポイント=1円相当」なら→カードの還元率は「1.0%」となります。
一般的なクレジットカード還元率は0.5~1%ですが、カードの提携店の利用なら2%としているケースもあります。また、利用者の集客を図るなどの目的で、「12月10日から15日までポイント還元2.5%」までといった期間限定でポイント還元率をアップするキャンペーンを展開する場合もあります。同じクレジットカード会社でも、ベーシックやスタンダード、ゴールドといったカードランクによって還元率が異なるケースがほとんどです。
ポイント還元率の取り組みについては、各クレジットカード会社で異なっています。詳しくは、会社のホームページや会社から配信されるメルマガなどでポイント還元率やキャンペーンの情報が入るので、チェックしておくと良いでしょう。
コンタクトレス決済機能の有無
コンタクトレス決済(タッチ決済)など、使い勝手も考慮しましょう。日本国内でコンタクトレス決済に対応している店舗は限られていますが、海外では標準になっています。
付帯サービス
マスターカード独自の付帯サービスに加え、カード発行会社が実施するサービス内容を検討してみましょう。例えば、国内外の旅行での傷害保険、破損や不正利用に関する保険、施設利用の割引や電子マネーへのチャージなど、利用シーンに合わせたサービスを選ぶことができます。
マスターカードを持つべきかどうかの判断基準
自分がマスターカードを持つべきか迷ったとき、判断するためのポイントをご紹介します。おおまかに二つ考えられます。
海外へ行くことが多い
マスターカードは世界の210以上の国・地域で使われており、特にヨーロッパで広く普及している国際ブランドといわれています。そのため、旅行やビジネスで海外に行くことが多い人、海外のECサイトなどを利用する人にとっては使い勝手のよい決済システムです。
逆に、アメックスやダイナースは使えない施設が全体的に多い傾向にあります。JCBも日本国内では何不自由なく使えることが多いですが、海外に行くと利用できる施設が制限されるため、こういったカードを選ぶ場合は注意が必要です。
すでにほかブランドを持っているが不足感がある
VISAやアメリカン・エキスプレスなどほかのブランドを持っているがもう一つほしい、という人はマスターカードがおすすめです。マスターカードは加盟店や加盟国の数ではVISAとほぼ遜色がないため、メインで使っているカードが使えないときでもカバーすることができます。
また、国際ブランドによって独自の使い勝手やサービスの提供が異なるため、それぞれの特典を活かした使い方をすることもできます。
総合力で選ぶマスターカードのおすすめランキング
それでは、マスターカードブランドが使えるクレジットカードをご紹介していきましょう。まずは年会費やポイント、付帯サービス等から選んでいます。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
カード | MUFG VIASOカード | 楽天ゴールドカード | TRUST CLUBプラチナ マスターカード | セゾンインターナショナル | 三井住友カード(NL) |
年会費 | 無料 | 2,200円 | 3,300円 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.5% | 1.00%~3.00% | 0.5%~1.2% | 0.5%~3.0% | 0.50%~5.00% |
海外利用 | OK | OK | OK | OK | OK |
MUFG VIASOカードは、年会費が無料ながら海外旅行保険が最大で2,000万円、携行品損害補償20万円と充実したサービスを持っています。楽天ゴールドカードは年会費2,200円で年2回まで国内航空ラウンジを無料で利用できます。
年会費の安さで選ぶマスターカードのおすすめランキング
今度は年会費無料のマスターカードです。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
カード | 三井住友カード(NL) | 楽天カード | dカード | ライフカード | ACマスターカード |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% | 1.00%~3.00% | 1.0%~4.5% | 0.3%~3.3% | 0.25% |
海外利用 | OK | OK | OK | OK | OK |
楽天カードは、楽天市場や楽天トラベルでポイントを貯めやすく、また楽天Edyにチャージして利用するとポイントがアップします。三井住友カード(NL)は、クレジットカードにカード番号が表記されておらず、アプリで管理するため、年会費無料ながら安心安全にカードを利用できます。
還元率で選ぶマスターカードのおすすめランキング
次に、マスターカードブランドが使えるクレジットカードで還元率の高いものをご紹介します。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
カード | dカードゴールド | dカード | 三井住友カード(NL) | 楽天カード | au PAYカード |
年会費 | 11,000円 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 1%~10.0% | 1.00%~4.50% | 0.50%~5.00% | 1.00%~3.00% | 1.00%~2.50% |
海外利用 | OK | OK | OK | OK | OK |
dカード2種、au PAYカードはパートナー店舗が多く、携帯料金の支払いやそれぞれのタッチ決済にチャージするとポイントがアップします。
付帯サービスで選ぶマスターカードのおすすめランキング
今度は、付帯サービスの充実度で選んだクレジットカードをご紹介します。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
カード | ラグジュアリーチタンカード | TRUST CLUBプラチナ マスターカード | TRUST CLUBワールドカード | dカードゴールド | 三井住友カード(NL) |
年会費 | 5万5,000円 | 3,300円 | 1万3,200円 | 1万1,000円 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% | 0.5%~1.2% | 0.75% | 1.0%~10.0% | 0.5%~5.0% |
海外利用 | OK | OK | OK | OK | OK |
ラグジュアリーチタンカードはステータスカードの代表格でポイント還元率も高く、マイレージに移行すれば出張費なども安く抑えることができます。また24時受付のコンシェルジュサービスを利用でき、ホテルやレストランの予約なども代行してもらえるなど、サポート体制抜群の付帯サービスを持っています。
TRUST CLUBプラチナ マスターカードは、会員費が手頃ながらラウンジ利用の年会費が無料になるほか(利用料別)、ボーナスポイントプログラムなどもついていて、ポイントが貯まりやすくなっています。
編集部おすすめのマスターカード6選
編集部のおすすめのマスターカードは、次の6つです。 どのマスターカードも買い物の利便性だけでなく、ユーザーに寄り添ったサービスを展開しています。
dカード

年会費 | 永年無料 |
ポイント付与率 | 1〜10.5% |
保険 | 紛失・盗難、ショッピング、国内・海外旅行保険 |
追加可能カード | |
付帯機能 | iD |
入会キャンペーン | 最大6000ポイント進呈 |
dカードは、docomoブランドの年会費永年無料のクレジットカードです。特にdocomoユーザーにおすすめのカードであり、ショッピングのほかにも利用料金の支払いの割引にも対応しているので、通話料がかかってしまった際にポイントから支払うことも可能です。ポイント還元率が1%であり、特約店で決済する場合、さらにポイントが付与される特典も備わっています。
さらにスマートフォンアプリに「d払い」のアプリをダウンロードし、d払いの支払いができるショップで決済すれば、支払いもスムーズで、かつポイント還元率がさらにアップする場合もあります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
ポイント付与率 | 0.5〜5% |
保険 | 海外旅行損害保険 |
追加可能カード | ETCカード、家族カード |
付帯機能 | iD、Apple Pay、GooglePay、WAONなど |
入会キャンペーン | 最大13000円相当のポイントプレゼント |
三井住友カード(NL)は、カードにナンバーの記載がなく、セキュリティの安全を考えているのが特徴です。専用のアプリをダウンロードし、カードと連携するだけで、カードがなくても支払いが可能です。発行に関しては、Web上での即時発行と通常時発行の2つです。
年会費は永年無料。コンビ二2社の買い物やマクドナルドの飲食で利用するとポイントが2%還元されるので、普段からコンビニやファストフードを利用する層には注目したいカードの一つかもしれません。
楽天カード

年会費 | 永年無料 |
ポイント付与率 | 1〜3% |
保険 | 海外旅行損害保険 |
追加可能カード | ETCカード、家族カード |
付帯機能 | 楽天Edy、楽天ポイントカード |
入会キャンペーン | 5000円相当のポイントプレゼント |
楽天は、日本のインターネット通販の中枢を担っている総合ショッピングモールです。普段から楽天でショッピングをよく利用しているなら、20代のメインクレジットカードとして楽天カードを作成するのが非常にお得な選択肢であるといえるでしょう。
ポイント還元率は1%と高めであり、通販以外の楽天のサービス(※楽天トラベルや楽天銀行など)と連携ができるので、ポイントが獲得しやすい点も魅力の一つといえるでしょう。
CMでも流れているとおり、楽天カードは年会費が無料。ショッピングで貯まったポイントを別の買い物だけでなく、カードの支払いに充てられるという点でも便利といえるでしょう。東急などの提携サービスも多いので、楽天カードを1枚持ち、サービスを有効活用すれば、日常生活がより豊かになるかもしれません。
楽天カードのマスターカードブランドであれば、お店での買い物の決済がタッチとなり、支払いもスムーズです。
VIASOカード

年会費 | 永年無料 |
ポイント付与率 | 0.5〜12.5% |
保険 | 海外旅行損害保険、ショッピング保険 |
追加可能カード | ETCカード、家族カード |
付帯機能 | 特になし |
入会キャンペーン | 最大1万円キャッシュバック |
VIASOカード(三菱UFJカードの一種)は、年会費無料であり、ポイントの交換手続きが不要なクレジットカードです。利用は申し込みから最短で翌営業日となります。入会条件に制限を設けておらず、手続きや利用もいたってシンプルなので、クレジットカード初心者には使いやすいカードといえるかもしれません。
VIASOカードでのショッピングに関しては、利用代金1,000円で5ポイント貯まる仕組みです。貯まったポイントは1ポイントあたり1円でオートキャッシュバック。なお、ポイントの蓄積期間はご入会日を基準とした1年間となっています。
旅行保険にも対応しているカードなので、別途、旅行前に保険の手続きする手間も省けます。
また、カードのカラーを、ピーコックグリーンとダークグリーンの2つから選択できます。
ライフカード

年会費 | 永年無料 |
ポイント付与率 | 0.1〜2.5% |
保険 | 海外アシスタントサービス、盗難補償 |
追加可能カード | ETCカード、家族カード |
付帯機能 | ApplePay、GooglePay |
入会キャンペーン | 最大2000ポイント(1万円相当)ポイント進呈 |
ライフカードは、年会費が無料。入会後1年間は、ポイント1.5倍となるだけでなく、1年間の利用金額が50万円以上に達すると300ポイントがプレゼントされるサービスも展開しています。誕生月は、ポイントが3倍。誕生月にライフカードの買い物頻度を多くすると、早いタイミングでポイントを効率良く貯めることができます。
さらに、1年間の利用金額に応じて翌年度もポイントが貯まる4つのステージプログラム(レギュラー・スペシャル・ロイヤル・プレミアム)を設けているため、最大で2倍のポイントが付与されます。ポイントの有効期限は、最大で5年間となっているので、ポイントをコツコツ貯めて本当に欲しいものを手に入れるということも叶えられるかもしれません。
au Payカード

年会費 | 永年無料 |
ポイント付与率 | 1〜5% |
保険 | 海外旅行あんしん保険、お買物あんしん保険 |
追加可能カード | ETCカード、家族カード |
付帯機能 | au Pay、ApplePay |
入会キャンペーン | 最大1万Pontaポイント進呈 |
auPAYカードは、年会費無料のクレジットカードです。auが運営しているカードではありますが、通信費の利用でauを使っていなくても、利用金額100円(税込)ごとに1ポイント貯まる点では、auユーザーと変わりありません。そして、ポイントアップ店で利用すると、さらにポイントもアップも叶えることができます。
auPAYカード×マスターカードブランドは、通常カードのほかにも、ゴールドカードやプリペイドカードがラインナップされています。ランクアップして、ゴールドカードに切り替えることも可能です。
また、電気などの公共料金の支払いをauPAYカード決済にすると、ポイントが毎月貯まり、ショッピングなどのシーンで活用できます。
おすすめのマスターカードまとめ
マスターカードはステータスも高く、どこでも使える便利な国際ブランドであることがおわかりいただけたでしょうか。クレジットカード発行会社により付帯サービスや保障はさまざまですが、カードを初めて持つ人から、世界を飛び回るビジネスパーソンまで幅広い層に使われています。
もう1枚ほしいという人にも、新たな価値を見いだせるでしょう。
マスターカードのQ&A
クレジットカードを選ぶポイントのほかに、どれが自分に適しているのか考える必要があります。三つのライフスタイルを例に、最適なクレジットカードを例として回答していきます。
Q:主婦におすすめのマスターカードは?
主婦の場合は、食料品や日用品など日頃の買い物でポイントを貯められるため、パートナー店舗をチェックして選ぶとよいでしょう。また、公共料金の支払いができるので1枚あるとポイントが貯まってお得です。
生活圏でイオン系列の店舗があれば「イオンカードセレクト」があります。イオン銀行と連携させることもでき、WAONチャージでもポイントが貯められます。
西友やリヴィンがあれば「セゾンカードインターナショナル」もおすすめです。ポイントカードに有効期限がないため気にせずに貯めることができます。
Q:学生におすすめのマスターカードは?
学生は、経済的な自立のために使いやすいこと、長く使えるものを選ぶのがポイントです。スタンダードなクレジットカードを保有し、社会生活や収入に合わせてゴールドカードなどにランクアップできるものを選ぶと、お金の管理もスムーズです。
おすすめは、「三井住友カード(NL)」です。不正使用防止のナンバーレスで扱いやすく、セブンイレブンでコンタクトレス決済を行えば、5%の還元を受けることができます。
おすすめは、「楽天カード」です。また、「楽天カード」なら楽天銀行と連携できるのでお金を一元管理できるほか、楽天市場や楽天トラベルなどを利用する人はポイントが貯まりやすくなります。
Q:ビジネスパーソンにおすすめのカードは?
働いている人は、クレジットカードを数枚持っているケースが多いと考えられるため、追加カードとして選ぶ場合は、ビジネス用など使う目的を決めておくことも大切です。特にビジネスでは、会社の経理処理のため会計ソフトと連携できるものを選びましょう。
中小企業、個人事業向けには「三井住友ビジネスカードfor ownersクラシック」などがおすすめです。申し込みには、本人確認と個人口座で入会することが可能です。年会費は初年度無料、次の年からは1375円と入会しやすい値段になっています。
また、パートナー店舗から3店選んで登録すると、ポイントが2倍になるプログラムもあります。
Mastercard®とは?
Mastercard®(マスターカード)は、1966年にアメリカで設立されました。日本国内でも知名度が高いクレジットカードの一つで、カード業界2位のシェアを誇ります。世界210を超える国や地域で利用可能なカードで、業界1位VISAと同様、世界中で知られている国際ブランドのカードです。そのため、海外の店舗だけでなく海外のECサイトでも利用しやすいのが特徴です。
Mastercard®とVISAでは、どちらのほうが使える店舗が多い?
国内で使える店舗数はほぼ変わらないと言われています。ただし、海外の場合は、Mastercard®(マスターカード)はヨーロッパ圏で、VISAはアメリカ圏でそれぞれ使用しやすいとされています。ヨーロッパ各国に出張や旅行に行く機会が多い方は、マスターカードを持っておいたほうが便利かもしれません。
Mastercard®のメリットは?
マスターカードの会員向けに、「プライスレス・シティ」という特典プログラムが用意されているのがメリットの一つです。主に世界各国のショップおよびレストランで特別なサービスを受けられます。また、他のカードに比べて還元率が高いとも言われているため、ポイントを効率的に貯めて使いたい人にもおすすめです。
さらに、日本国内のコストコで利用できる唯一のカードでもあります。コストコで買い物する機会が多い人にとっては大きなメリットになるでしょう。
Mastercard®にもプリペイドカードはある?
マスターカードも、VISAやJCBといったほかのブランドと同じように、先にお金をチャージして利用するプリペイドカードを発行しています。マスターカードが取り扱うプリペイドカードの主なラインナップは、au PAY、UC GIFT、d CARDなどです。また、キャッシュパスポートプラチナは、日本円や米ドルなどの主要の9通貨を保有できるマルチレンジカードであるため、海外留学や旅行におすすめのプリペイドカードといっても良いでしょう。
国際ブランドって何?
国際ブランドとは、クレジットカードの決済システムを世界中で提供している会社を指しています。マスターカードは、クレジットカードのなかでも国際ブランドとして位置づけられています。業界トップのVISA、アメックス、ダイナーズクラブも代表的な国際ブランドです。
Mastercard®ってどこがすごいの?
VISA同様に有名な国際ブランドの一つであることが、最もすごいポイントでしょう。日本国内だけでなく、世界のほとんどの国や地域で利用できるのが最大の魅力です。
また、マスターカードならではの特典も充実しています。「プライスレス・シティ」のほか、ゴールドランク以上に付帯される「Taste of Premium」といったマスターカードオリジナルの特典が用意されています。
Mastercard®とVisaの審査って違うの?
国際ブランドであるマスターカードとVISAの審査の通りやすさについては、特にガイドラインを設けていません。
なお、実際に審査をおこなうのはカードブランドではなく、クレジットカード発行会社です。そのため、過去にそのクレジットカード発行会社で発行される別のクレジットカードで審査に落ちた経験などがある場合は、マスターカードで改めて審査したとしても落ちる可能性が高いでしょう。
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