
約定代金100万円まで手数料無料、100円から投資できるなど、メリットが豊富なGMOクリック証券。しかし中には悪い口コミ・評判もあるので、本当に信頼できる会社なのか不安がある方もいるでしょう。実際にGMOクリック証券にはほかの証券会社とは異なる特徴があり、利用するにあたって、向き不向きがあるのは事実です。
そこで今回は、GMOクリック証券のメリット・デメリット、ユーザーの評判を紹介。GMOクリック証券がどんな人に向いているのか、おすすめの人の特徴も解説するので、読めば自分に合うかどうかわかるはずです。
GMOクリック証券の口座開設の方法からおすすめの銘柄、利用できる便利なツールも紹介しましょう。
GMOクリック証券の基本情報
- 「GMOフィナンシャルホールディングスグループ」の傘下のネット証券会社
- GMOグループは仮想通貨やFX、銀行など、幅広い金融サービスを展開
- GMOグループの中でも、GMOクリック証券は株式やFXを提供
目次
GMOクリック証券のメリット
他社ではなくGMOクリック証券を利用するメリットは下記のとおり豊富です。
GMOクリック証券のメリット
- 株式の取引手数料が安い
- 信用取引の手数料も安い
- キャッシュバックがある
- 貸株サービスで稼げる
- ネット銀行と連携すれば預金金利が0.11%になる
- 投資信託を100円から買える
- FX取引量が業界トップクラス
- 信託保全先が大手銀行なので安心
- 取引コストのスプレッドも低い
- スワップポイントが他社より高い
- 口座開設の翌日からすぐ取引できる
- 同じ口座で複数の金融サービスを利用できる
- サポートが手厚い
ひとつずつ順番に説明します。
株式の取引手数料が安い
GMOクリック証券の第一のメリットは取引手数料の安さです。GMOクリック証券の現物取引手数料には2つのプランがあります。
現物取引手数料のプラン
- 1日定額プラン:1日の約定金額に応じた料金体系、約定代金100万円まで手数料無料
- 1約定ごとプラン:1注文の約定代金に応じた手数料体系、約定最低50円~
1日の取引回数が多い方は「1日定額プラン」、100万円を超えるなど、大きな金額で取り引きしたい方には「1約定ごとプラン」がおすすめです。
GMOクリック証券の取引手数料を他証券会社と比較してみると、
▽1日の約定金額に応じた料金体系のプランを比較
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100万円まで | 0円 | 0円 | 0円 |
200万円まで | 1,238円 | 2,200円 | 1,238円 |
300万円まで | 1,691円 | 3,300円 | 1,691円 |
以降、100万円増えるごとに | 295円を加算 | 1,100円を加算 | 295円を加算 |
▽1注文の約定代金に応じた手数料体系のプランを比較
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5万円まで | 50円 | 55円 | 55円 |
10万円まで | 90円 | 99円 | 99円 |
20万円まで | 100円 | 115円 | 115円 |
50万円まで | 260円 | 275円 | 275円 |
100万円まで | 460円 | 535円 | 535円 |
150万円まで | 550円 | 640円 | 640円 |
3,000万円まで | 880円 | 1,013円 | 1,013円 |
3,000万円超 | 930円 | 1,070円 | 1,070円 |
信用取引の手数料も安い
GMOクリック証券は信用取引の手数料もお得です。
信用取引の手数料プラン
- ・1日定額プラン:1日の約定金額に応じた料金体系、約定代金100万円まで手数料無料
- 1約定ごとプラン:1注文の約定代金に応じた手数料体系、約定最低97円~
GMOクリック証券はさまざまな取引の手数料がお得
GMOクリック証券で、手数料がお得なのは現物取引や信用取引だけではありません。
・FXネオ手数料
GMOクリック証券では、FXネオの手数料は無料となっています。無料でFXをしたいときは重宝する会社です。
ただし、ロスカット発生時や追証のときなどは1万通貨あたり500円の手数料が発生するため注意してください。また、南アフリカランドやメキシコペソなどの通貨は10万通貨あたり500円の手数料が発生します。基本的には無料ですが、特定の通貨や条件時のみ手数料が発生するという仕組みです。
・外国債券取引手数料
GMOクリック証券では外国債券の取引手数料も無料になっています。外国債券とは外国や機関にお金を貸し付けることです。外国債券の利息や償還金を受け取る際も手数料は不要になっているため、基本的に無料で取引できます。
ただし、外国債券の場合は為替リスクがあります。為替の変動によるリスクの他、為替手数料がかかる可能性があるため注意してください。
キャッシュバックがある
GMOクリック証券をはじめとしたGMOグループの株の中には、株主優待として売買手数料キャッシュバックなどのサービスがついているものがあります。
GMOペパボ(3633)、 GMOグローバルサイン・ホールディングス(3788) 、GMOアドパートナーズ(4784) 、GMOフィナンシャルホールディングス(7177)、 GMOインターネット(9449)などの株に優待がついていますので、上手く活用することで手数料負担の軽減といったメリットがあります。
貸株サービスで稼げる
GMOクリック証券には貸株というサービスがあります。
貸株サービスとは、GMOクリック証券に保有株式を貸し付けて金利を受け取るというサービスです。すぐに売買する株式以外に寝かせている株式や、株主優待を取得するために継続保有している株式などがあれば、貸株サービスを利用して稼ぐという方法もあります。
GMOクリック証券の貸株サービスの場合、途中で株を売却することも可能です。GMOクリック証券に株を貸付していても株主優待を受け取ることも可能なので、すぐに売却しない株式でかつ貸株サービスの対象になっていれば、貸株サービスによって得られる金利でも稼げます。
ネット銀行と連携すれば預金金利が0.11%になる
GMOグループにはGMOあおぞらネット銀行があります。GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の口座を連携させることで、GMOあおぞらネット銀行の円普通預金の金利をアップさせることが可能です。
連携させた場合のGMOあおぞらネット銀行の円普通預金の金利は110倍(0.11%)になります。ゼロ金利といわれてほとんど利息のつかない中、GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券の連携で金利がお得になるのは嬉しいメリットではないでしょうか。
なお、GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行を連携させると、株式などの買付代金を銀行口座から自動出金できるという便利なサービスを使うことも可能です。
投資信託は100円から投資できる
GMOクリック証券の投資信託は100円から買い付け可能です。投資をはじめてすぐは、いきなり高額を投資することは不安ではないでしょうか。また、投資をはじめたばかりの人の中には、最初は少ない金額で投資の感覚を掴んでみたいという人もいるはずです。
こんなときはGMOクリック証券の100円投資信託は魅力的といえるでしょう。
GMOクリック証券の100円投資信託はさまざまな投資信託が対象です。中には国内外の上場株式を組み合わせた「ひふみプラス」などもあります。人気の投資信託を少額から買い付けできるのがGMOクリック証券のメリットです。
FX取引量が業界トップクラス
GMOクリック証券は日本でもトップクラスのFX取引量を誇る証券会社です。2021年にはFX取引高で世界1位を記録し日本国内で9年連続1位となっていることから、そのFX取引量の多さが分かるかと思います。
以下の表はGMOクリック証券を含めた年間の取引量です。
会社名 | FX年間取引量 |
GMOクリック証券 | 1,294.4兆円 |
ヒロセ通商 | 436.8兆円 |
外貨どっとコム | 343.5兆円 |
Money Partners | 104.3兆円 |
表で他会社と年間の取引量について比較すると、GMOクリック証券の取引量がダントツになっていることが分かるはずです。FX取引において、それだけ多くの人に支持されているということではないでしょうか。
信託保全先が大手銀行なので安心
GMOクリック証券は自社の財産と顧客の財産を分けて管理しています。自社財産と顧客財産を分けて管理することを信託保全といいます。信託保全により顧客の財産と会社財産を分けて管理すれば、万が一証券会社が破綻しても顧客の財産を守ることが可能です。
GMOクリック証券では、有名な大手銀行に託すかたちで保全を実施しています。信託保全先としては三井住友銀行、三井住友信託銀行、みずほ信託銀行、日証金信託銀行などがあり、GMOクリック証券は必要な額を計算して常に会社財産と分けて保全しています。
証券会社で投資をする場合、「証券会社が経営難に陥ったら自分の財産が使われるのではないか」と不安になります。しかし、GMOクリック証券は大手銀行に信託保全を実施しているため、安心です。
取引コストのスプレッドも低い
スプレッドが広い場合、購入時と売却時の価格の差が広いということなので、その分だけコストが発生しやすくなります。よって、スプレッドは「見えない手数料」とも呼ばれます。
GMOクリック証券は取引コストのスプレッドが低いというメリットがあります。表で他社と取引コストのスプレッドについて比較してみましょう。
会社名 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 |
GMOクリック証券 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
インヴァスト証券 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.6銭 |
外為オンライン | 0.9銭 | 1.9銭 | 3.2銭 |
表で他社と比較すると、米ドルの取引コストのスプレッドが特に低くなっていることが分かります。
また、GMOクリック証券と外貨オンラインを比較すると、米ドルから豪ドルまで、スプレッドがかなり違っていることが分かります。GMOクリック証券はスプレッドも低く抑えられているといえるでしょう。
スワップポイントが他社より高い
スワップポイントとはふたつの国の金利差によってお金を受け取る方法です。GMOクリック証券はスワップポイントが高めに設定されているという特徴があります。
例えばアメリカと日本では金利に差があります。FXでは国の違うふたつの通貨を使って取引しますので、金利差による調整が行われます。日本のような金利の低い国の通貨を売って金利の高い国の通貨を買うことでスワップポイントにより金利差をリターンとして受け取れるわけです。
これもFXの醍醐味のひとつになります。
スワップポイントは常に変動します。2022年1月18日/17日の直近の数字について比較してみましょう。GMOクリック証券と他の会社を比較してみてください。
会社名 | 米ドル円 | 英ポンド円 | NZドル円 | 南アランド円 |
GMOクリック証券 | -9/6 | -18/15 | -12/9 | -100/70 |
SBIFXトレード | -10/6 | -18/13 | -14/9 | -10/7 |
ヒロセ通商 | -8.3/0.2 | -9/-0.1 | -6.8/1.3 | -2.2/1 |
外為どっとこむ | 6/-31 | - | 1/-21 | - |
口座開設の翌日からすぐ取引できる
GMOクリック証券は口座開設の翌日からすぐに取引できるようになっています。GMOクリック証券の口座にはふたつのタイプがあります。ひとつはFX専用口座で、もうひとつは総合的な証券口座になっています。
FX専用口座はFX取引が基本で株取引などはできません。しかしながら、口座開設までのスピードが早く、最短で当日から取引できる仕組みになっています。FXだけ取引する人や、とりあえず開設が早い口座で何か取引をしたいという人はFX口座だとスピーディに取引可能です。
証券口座は株式や投資信託などいろいろな金融商品の投資に使えるのですが、開設までに最短2営業日かかります。株式などの取引がしたい場合は証券口座の開設が必要になりますので、間違ってFX口座の手続きをしないよう注意が必要です。
口座開設さえ完了すれば、すぐに取引をはじめることが可能です。
同じ口座で複数の金融サービスを利用できる
GMOクリック証券にはふたつの口座タイプがあります。ひとつはFX取引に特化したタイプの口座で、もうひとつは総合的に金融商品を取引できる証券口座になっています。
証券口座を開設すれば「株式を取引するために株の手続きが必要である」など、個別の金融商品の取引について手続きしなくても、株式や債券、投資信託など幅広い金融商品を取引できます。
いろいろな金融商品を取引したくても、個別の手続きが発生する場合はうんざりしてしまうことでしょう。GMOクリック証券の場合は証券口座の開設でほぼ取引できてしまうため、口座開設や手続きという点では便利になっています。
取引をひとつの証券会社に集中したい人にとっても、GMOクリック証券は便利な証券会社です。
サポートが手厚い
GMOクリック証券はサポートが手厚いというメリットがあります。初心者の場合はサービスの利用や入出金、操作方法など教えて欲しいことがたくさん出てくるのではないでしょうか。
GMOクリック証券の場合は問い合わせフォームにより問い合わせの他、コールセンターへ電話で問い合わせることも可能です。コールセンターの問い合わせはオペレーターが分かりやすく対応してくれますので、初心者でも安心して利用できます。
また、GMOクリック証券の場合は時間帯ごとにコールセンターの混雑状況が一目で分かる表を公開しています。確認したいことがあっても急がない場合は、混雑している時間を避けて電話できるという仕組みです。
コールセンターへの連絡時は最初に対応する手続きや取引の番号を選ぶ仕組みとなっています。それぞれ専門の窓口につながりますので、たらいまわしされるリスクもありません。何かあったら「コールセンターに電話してみよう」「気になるから教えてもらおう」ができる証券会社になっています。
GMOクリック証券のデメリット
GMOクリック証券を利用するときに注意したいデメリットは下記のとおりです。
GMOクリック証券のデメリット
- つみたてNISAの取り扱いがない
- 海外委託取引の取り扱いがない
- 自動ロスカット時に手数料が発生する
- FXの最低取引額が高い
- ツールの情報に物足りなさや見にくさを感じる場合もある
ひとつずつ、しっかりとチェックしておきましょう。
つみたてNISAの取り扱いがない
GMOクリック証券のデメリットとして挙げられるのは、つみたてNISAの取り扱いがないことです。つみたてNISAとは、NISAの中でも長期の積立や分散投資に適した金融商品を対象にした非課税口座のことです。NISAという制度の対象になっている口座の1種でもあります。
GMOクリック証券の場合、同じNISAの対象口座である一般NISA口座を開設することは可能です。一般NISA口座とは、株式などの投資で得た譲渡益や配当などが非課税となる口座のことです。
GMOクリック証券の場合は、一般NISAは利用可能で、つみたてNISAは利用対象外です。GMOクリック証券でNISAの利用をしようと考えている人は注意する必要があります。
海外委託取引の取り扱いがない
GMOクリック証券は、外国株式の「海外委託取引」の取り扱いがありません。海外委託取引とは、外国株式の委託注文を、証券会社が海外の市場に取り次ぐ取引です。
日本国内にいながらにして、現地通貨建ての取引を行いたい方にとって、GMOクリック証券は不向きといえるでしょう。
なお、GMOクリック証券は外国株式の「国内委託取引」には対応します。国内委託取引とは、国内の証券取引所に上場している外国株式の委託注文を、証券会社が国内の市場に取り次ぐ取引です。
自動ロスカット時に手数料が発生する
FX取引におけるロスカットとは強制的な取引終了のことです。取引で損失を出し続けると、マイナスが拡大してしまいます。一定のところまでマイナスが拡大した場合に自動ロスカットがある場合は、リスク回避のために自動的に取引が終了します。
GMOクリック証券は自動ロスカットを導入しているため、取引が強制終了することがあります。リスク回避ができるという考え方もできるかもしれませんが、自動ロスカットが実行されると、手数料が必要です。
FXの最低取引額が高い
GMOクリック証券にはFXの最低取引額が高いというデメリットがあります。FXの最低取引額についてGMOクリック証券と各社を比較してみましょう。
なお、最低資金はレバレッジによって必要な額も変わってきますので、その点は注意してください。米ドルの為替レートが100円、レバレッジなしと仮定して説明します。
会社名 | 取引単位 | (米ドル/円)の最低資金 |
GMOクリック証券 | 1万通貨単位(南アフリカランド/円とメキシコペソ/円では10万通貨) | 100万円 |
松井証券(MATSUIFX) | 1通貨単位 | 100円 |
Money Partners | パートナーズFXでは各通貨とも1万通貨単位、パートナーズFX nanoでは各通貨とも100通貨単位 | 1万円~ |
LIGHT FX | 1,000通貨単位(RUB/JPYのみ1Lot=10万通貨単位) | 10万円 |
みんなのFX | 1,000通貨単位(RUB/JPYのみ1Lot=10万通貨単位) | 10万円 |
DMMFX | 1万通貨単位 | 100万円 |
※2022年2月2日現在
※引用元:GMOクリック証券、松井証券(MATSUIFX)、Money Partners、LIGHT FX、みんなのFX、DMMFX 公式サイトより引用
例えば、レバレッジ取引の場合、レバレッジ10倍では元手の10倍の取引が可能です。10万円準備しておけば100万円分の取引ができるという理屈になっています。GMOクリック証券の場合もレバレッジ取引が可能なので、実際に100万円の元手がなければ取引できないというわけではありません。
ただし、レバレッジの倍数を高くすると不安という人は少なくありません。レバレッジは元手以上の取引をする方法ですから、手元にある程度の資金がないと使いたくない人もいます。
レバレッジ取引が不安な場合は、GMOクリック証券では100万円の資金を準備しなければいけません。そうすると、松井証券など他の証券会社と比較すると、最低取引額の高さがネックになってしまいます。
ツールの情報に物足りなさや見にくさを感じる場合もある
GMOクリック証券は豊富なツールでチャートなどを使って情報分析できる反面、提供される株やFX、投資信託などの情報が物足りないという人もいるようです。
これはあくまで相性の問題なので、人によってはデメリットに感じる程度の問題です。証券会社とユーザーの相性もあります。GMOクリック証券を実際に使ってみて、提供される情報やチャートなどを見やすいかどうか、自分で確認してみてください。
GMOクリック証券の評判は?
ここまでGMOクリック証券について紹介してきましたが、GMOクリック証券を実際に利用している人の間ではどのような評判なのでしょうか?
Twitterに投稿されているGMOクリック証券の口コミをいくつか紹介します。
「GMOクリック証券!デモ辞めて身銭で始めましたがめちゃめちゃ使い易くて惚れてしまった。もともと事業主なんだし確定申告これもすれば良いだけだと割り切ってからは非常に重要な証券口座になりました。」
「FX時代の時からお世話になってるGMOクリック証券でも100万円まで手数料0円なので楽天証券から移行しようかな。GMOクリック証券はトレードアイランドがあるから詐欺の証明にもなるから良き。」
「GMOクリック証券は入出金の手数料無料なので急がない余剰資金の移動にはもってこいなんだよね。みずほ銀行→GMO証券→楽天銀行 みたいな。」
「SBI主流の中めずらしくGMOクリック派なんだけど、アプリデザイン変わりすぎて…。GMOの方がUI良くて選んだんだけどなぁ…まぁ最近週イチ程度しかログインしてないし売買も全然見てないから良いんだけど。それにしても2銘柄の含み損そろそろ処分考えなきゃ」
GMOクリック証券の「シンプルな使いやすさ」が好評となっているようです。また、手数料の安さが魅力だという声も多く見られました。
ただし、アプリのデザインが変更になったことに困惑する声などもあがっていました。
GMOクリック証券はこんな人の利用におすすめ
GMOクリック証券はどのような人に向いている証券会社なのでしょうか。GMOクリック証券のメリットを踏まえると、「手数料を抑えて取引したい人」「少額から投資に挑戦してみたい人」などが利用に向いていると考えられます。
手数料を抑えてさまざまな取引をしたい人
GMOクリック証券の手数料は業界最安レベルになっています。金融商品の取引をしていると、どうしても手数料がネックです。手数料がかさむとその分だけ利益が少なくなってしまうからです。
その点、GMOクリック証券は取引時の手数料を業界最安レベルに抑えていますので、取引が増えても手数料がかさむことを抑えられます。
GMOクリック証券では株取引やFX、先物、債券、投資信託などいろいろな金融商品を扱っています。手数料負担を抑えつつ、いろいろな金融商品の取引を楽しみたい人にはGMOクリック証券がおすすめです。
少額から投資を始めたい初心者におすすめ
GMOクリック証券は少額から投資をはじめたい人にもおすすめの証券会社です。初心者の場合はいきなり高額を投資することに、怖さやためらいがあるのではないでしょうか。また、投資を進める上で「お試しをしてみたい」「サポートが欲しい」と不安を覚えることもあるはずです。
GMOクリック証券はデモ取引など、初心者が練習できる環境が整っています。いろいろな金融商品があり、手数料定額コースの場合は100万円までの約定が取引手数料無料です。少額投資の場合、いきなり手数料負担が重くなるということは基本的にありません。
少額からサポートを受け、練習をしつつ少しずつ投資したい人にはおすすめの会社になっています。
GMOクリック証券を他社と比較
GMOクリック証券は他社と比べた場合にどういった特徴があるのでしょうか。初心者向けの証券会社としておすすめされるSBI証券と楽天証券との比較でみていきましょう。
SBI証券と比較
SBI証券とGMOクリック証券は、プランによって手数料が無料になるという点では似ています。ただし、取り扱い金融商品が違っており、GMOクリック証券では扱いのない外国株などを扱っている点が特徴です。IPO実績についてもSBI証券とGMOクリック証券の違いといえるのではないでしょうか。
楽天証券と比較
楽天証券とGMOクリック証券も取り扱い金融商品が異なっています。楽天証券は外国株の取り扱いやIPOの実績がある点でGMOクリック証券との違いが見られます。
また、楽天証券とGMOクリック証券は口座開設のスピードにも違いがあり、手続きスピードはGMOクリック証券の方が早く完結するようになっているのが特徴です。
GMOクリック証券で利用できる便利なツール・機能
GMOクリック証券には利用できるツールや機能が豊富にそろっています。どれも取引が便利になるようサポートしてくれますので、口座開設をした後は少しずつ使いやすいものを取引に取り入れてはいかがでしょうか。GMOクリック証券で使えるツールや機能を順番に説明します。
スマートフォン・タブレットで利用可能なツール
GMOクリック証券の機能やツールの中でもスマートフォンやタブレットで利用できるものをご紹介します。スマートフォンやアプリで利用できるツールや機能としては「クリック〇〇」や「iClick」などがあります。自分が取引したい金融商品に合わせて使い分けてください。
GMOクリック株
GMOクリック株は株価や株式関連ニュースなどをひとつの画面に集約できる便利機能です。例えば、自分の欲しい株式の株価をチェックしたいとします。複数の株式が欲しい場合、銘柄ごとに画面を切り替えなければいけません。GMOクリック株を使えば欲しい株式が複数あっても安心です。
GMOクリック株にはブラウジング機能があるため、欲しい株式のチャートをひとつの画面に集約できるのです。必要な情報をひとつの画面で見られるため、情報収集が楽になります。
GMOクリックFXネオ
GMOクリックFXネオはGMOクリック株のFX版です。同じようにチャートなど必要な情報をひとつの画面に集約できるため、FX取引の時短や迅速な取引に役立ちます。
FXは常に値動きしていますから、画面の切り替えをしている間に取引チャンスを逃がしてしまうかもしれません。GMOクリックFXネオを使えば、チャンスの際はスムーズに取引できるわけです。
GMOクリックFXネオはスマートフォンやタブレットだけでなくアップルウォッチにも対応しています。腕につけたアップルウォッチを見るだけで、即座に必要な情報を確認できます。
iClick外為OP
iClick外為OPはパソコンと同様の取引環境を実現しているツールです。
スマートフォンアプリではありますが、外為OPの際にチェックしたい移動平均線やボリンジャーバンドなど基本的なチャートから、スーパーボリンジャーやスパンモデルなどの本格的なテクニカル分析などにも対応している優れものです。
チャートは拡大などもできますので、必要なときにチャートを自由に拡大縮小して確認して取引できます。スマートフォン操作に慣れている人の場合は直感的に操作できるシンプルさにも定評のあるアプリです。
iClickFX365
相場を分析したいときに便利なツールがiClickFX365です。このツールは豊富なチャートや足の種類を搭載しているところが特徴です。
足の種類は日足、週足、月足など12種類で、チャートエリアはボリンジャーバンド、一目均衡表、単純移動平均など5種類あります。テクニカルエリアはMACD、ストキャスティクスなど4種類です。
豊富なチャート資料などで相場を自分なりに分析し、チャンス到来時にタイミングよく取引したい人に便利なツールになっています。
FXroid365
FXroid365はiClickFX365と似た機能を持ったアプリです。
FXroid365も豊富なチャートや足の種類を搭載しており、自分で各種のチャートから相場の分析や今後の値動きなどを分析できるようになっています。搭載されているチャートや足の種類などもほぼ同じです。チャートなどの拡大や縮小ができる点も基本的に同じになっています。
FXroid365がiClickFX365と違う点は対応がAndroidのみなところです。ニュースやアラートなどの機能もありますので、自分の携帯端末で分析をしつつニュースなどをチェックしたい人にも使いやすいアプリになっています。
GMOクリックCFD
取引ツールの中でも比較的上級者向けのツールかもしれません。GMOクリックCFDはスマートフォンなどの携帯端末で金や原油、外国株式、株価指数などをチェックできるアプリになっています。株式投資やFXなどだけでなく、金や原油などの取引もしている人に便利なツールです。
GMOクリックCFDには各種のツールも搭載されています。金や原油などを指標で分析し、チャンスをうかがう取引を開始したい人にとても便利です。注目度の高い銘柄などもチェックできる機能があるため、トレンドに敏感な人にとても使いやすいことでしょう。
GMOクリック 株BO
GMOクリック 株BOはスマートフォンアプリでありながら、パソコンのツールに匹敵する豊富なチャートが特徴です。搭載されているのは1分足、5分足、10分足など、足が全10種類になります。この他に、チャートはトレンド系が7種類、オシレーター系が6種類です。
トレンドラインをはじめ、チャネルライン、ホリゾンタルライン(水平線)、バーティカルライン(垂直線)など、描画機能も充実しているところも特徴になります。分析からすぐに取引に移りたい人にマッチするツールです。
パソコンで利用可能なツール
GMOクリック証券が提供しているパソコンで利用できるツールには、「スーパーはっちゅう君」や「FXツールバー」などがあります。面白いものとして、株主優待を検索できるツールなどもあります。パソコン用ツールも取引したい金融商品に合わせて使い分けてください。
スーパーはっちゅう君
株式の取引を便利にできるパソコン用のツールです。マーケット情報を分析できるほか、ワンクリックで注文できる機能なども備えています。
スーパーはっちゅう君は成行注文の場合はワンクリックで注文、条件指定の場合はダブルクリックで注文可能で、忙しいときもすぐに「はっちゅう」できるサポートツールです。
はっちゅう君
非常にシンプルな発注に特化したパソコン用ツールが「はっちゅう君」です。
パソコンを使っているときにタスクトレイにあるアイコンからいろいろな機能を呼び出すことがあるでしょう。はっちゅう君も同じように使えるため、パソコンで作業をしているときにすぐ注文などの操作をすることが可能です。
見た目はシンプルで、タスクトレイにある他アイコンのシステムと使い方も似ています。パソコンを使っている人の場合は、あまり戸惑うことなく使いこなせる便利ツールです。
はっちゅう君FX+
はっちゅう君のFX版が「はっちゅう君FX+」です。はっちゅう君FX+はパソコン上でワンクリック注文ができる他、画面をカスタマイズできるところがポイントになっています。パソコン作業をしているときにカスタマイズできないと、FXのチャートなどが邪魔になってしまうはずです。
はっちゅう君FX+の場合は使いやすいようにカスタマイズできますので、パソコン上で仕事をしながらなど、自分のスタイルやパソコンの使い方に合わせて便利に注文できます。
プラチナチャート
「プラチナチャート」は素早い注文とチャートに特化しているツールになります。新規、決済、同一銘柄の全決済注文などはプラチナチャートでワンクリック手続きが可能です。ただし、すべて成行注文になる点には注意が必要です。
プラチナチャートは通貨ペアのチャートなども確認できます。組み合わせは2,000万通り以上と豊富です。通貨ペア以外には国債や外国為替、金、原油などもチャートもチェック可能です。各種指標も搭載していますので、素早い注文から分析までひとつで何役もこなせるツールになっています。
FXツールバー
ブラウザに自分が使いたいツールバーを追加している人も少なくないはずです。「FXツールバー」はFXをしている人に便利なツールバーです。FXツールバーはカーソルをツールバーにあてると為替の値動きをチェックできます。
また、FXツールバーはニュース機能やアラート機能も搭載しているところが特徴です。気になる金融関係のニュースをクリックすると全文が表示されるようになっています。FXツールバーのアラート機能は最大3回設定可能です。相場が変わりそうなタイミングにアラートを設定するなど、便利に使えます。
はっちゅう君365
「はっちゅう君365」は注文をコントロールしたいときに便利なツールになります。成行注文はもちろんですが、はっちゅう君365の場合はトリガ注文なども可能です。トリガ注文とは逆指値注文を意味します。
トリガ注文で為替レートを指定すると、今の価格より高くなったら購入し、安くなったら売却するなどの取引も可能です。この注文方法により、損失の限定が可能になります。損失なども踏まえて取引をコントロールしたい人の便利なツールがはっちゅう君365です。
はっちゅう君CFD
「はっちゅう君CFD」は差金決済取引に特化したツールです。はっちゅう君CFDは資金の決裁から注文までこのツールだけでできるようになっています。
また、はっちゅう君CFDはCFD取引の際に参考や分析に使えるチャート機能も豊富です。チャートを見やすいようにレイアウトをカスタマイズできますので、注文から決済だけでなく、自分なりの相場分析用ツールとしても利用できます。
はっちゅう君CFDにはさらにアラート機能も搭載されています。画面にメッセージが表示される仕組みになっているため、取引チャンスを逃したくない人にもおすすめです。
GMOクリック証券には「株主優待検索」機能もある
GMOクリック証券には食品や金券、名産・特産品など株主優待のタイプから株を検索できる機能もあります。株式投資では株主優待も魅力のひとつです。株主優待から投資する株を探したいという人に便利な機能が「株主優待検索」です。
GMOクリック証券の口座開設の流れ
GMOクリック証券にはふたつのタイプの口座があります。ひとつはFX専用口座で、FXが外為の取引専用の口座になっています。もうひとつは株式や投資信託、FX、債券など、すべての取引ができる総合的な証券取引口座です。
1 必要な情報を準備
GMOクリック証券の口座開設には本人確認書類が必要になります。これはFX専用口座の開設でも、証券取引口座の開設でも同じです。
口座開設するときはスムーズに手続きできるように、まずは運転免許証や個人番号カード、パスポートなどを準備しておきましょう。準備の際は本人確認書類の有効期限にも注意してください。
2 口座開設フォームから申し込む
本人確認書類の準備が終わったら、次はいよいよ口座開設手続きに入ります。
GMOクリック証券に口座開設用のフォームがあるので、FX口座または証券取引口座それぞれの申し込みフォームへのリンクをクリックしてください。フォームが出たら念のために自分の開設したい口座用のフォームになっているか、確認しておくことをおすすめします。
口座開設用のフォームには住所氏名など必要事項を記入する欄があります。それぞれの記入欄に過不足なく、必要事項を書き込んでください。
3 本人確認書類を提出
必要事項を書き込んでフォームを送信したら、次は本人確認書類を提出します。
本人確認書類の提出方法には4つの種類があります。スマートフォンなどで撮影した本人確認書類と顔写真をアップする方法(スピード本人確認)、パソコンから本人確認書類をアップする方法、コピーを郵送する方法、ICカードリーダーで読み込んだマイナンバー情報を提出する方法の4つです。
自分のやりやすい方法で本人確認書類を提出して差し支えありません。
4 手続き完了の連絡を受ける
必要な情報や本人確認書類の提出が終わると、口座開設手続きを確かに受けた旨の連絡がきます。その後はGMOクリック証券の方で口座開設の可否を審査し、開設可能であれば口座の準備をするという流れです。
GMOクリック証券の口座開設までの期間は解説する口座によって違っています。GMOクリック証券のFX専用口座の場合は最短当日から取引可能です。証券取引口座の場合は最短2営業日後から取引できます。
本人確認書類の提出を郵送で行う場合は口座開設まで時間がかかるため、急ぐ場合はスピード本人確認などを利用しましょう。
5 取引が開始
口座開設が完了したら、後は取引が可能です。FX専用口座であればFXなど、証券口座であれば株式から債券まで幅広い金融商品を取引できます。
GMOクリック証券のキャンペーン情報について
GMOクリック証券では定期的にさまざまなキャンペーンを実施しています。一例としては、新規FX口座を開設した人を対象にしたキャッシュバックキャンペーンなどがあります。
新規FX口座を開設した人がFX取引をすることにより、取引通貨量に応じてキャッシュバックを受けることが可能です。キャッシュバックは最大で30万円になっています。
手数料を抑えてさまざまな取引がしたいならGMOクリック証券がおすすめ
GMOクリック証券はFXから株取引、投資信託の取引までできる証券会社です。手数料も業界最安レベルなので、手数料を抑えつついろいろな金融商品の取引をしてみたい人におすすめの会社になります。
GMOクリック証券はデモ取引など、金融取引をサポートする機能やツール、アプリなども充実しているところが特徴です。
初心者でもサポートを受けることで取引に必要な知識を学べますし、いざ取引というときは各種の機能やツール、アプリがサポートしてくれます。GMOクリック証券は初心者も安心して利用できる会社です。
株やFXなどを「はじめてみようかな」という方は、GMOクリック証券を候補のひとつにしてはいかがでしょう。
GMOクリック証券についてよくある質問
GMOクリック証券のよくある質問についてまとめました。
未成年でも口座開設して取引はできますか?
GMOクリック証券では20歳未満の人は口座開設できません。ただし、未成年が一切取引を禁じられているわけではありません。GMOクリック証券は未成年用の口座を用意しています。20歳未満の場合は未成年口座を利用すれば取引可能です。
GMOクリック証券にデモ取引はありますか?
GMOクリック証券では各種のデモ取引を準備しています。初心者向けに取引を学べるタイプのデモ取引から臨場感あふれるデモ取引まで、その人の知識や経験に合ったデモ取引を利用可能です。デモ取引にはアプリ版の他、ブラウザだけで気軽にできるタイプもあります。
GMOクリック証券は株とFXどちらもできますか?
GMOクリック証券は株とFXどちらもできます。GMOクリック証券にはFX専用口座と株やFX、投資信託などさまざまな取引ができる証券取引口座があります。株式とFXどちらの取引もしたい場合は、証券取引口座を申し込んでください。問題なくどちらの取引もできます。
GMOクリック証券口座にはどんな特徴がありますか?
GMOクリック証券口座はGMOクリック証券で扱っている金融商品を総合的に取引できる口座です。GMOクリック証券には他にFX専用口座があり、こちらはFX取引に特化しているため株式などの取引はできません。
対してGMOクリック証券口座は総合的な取引口座になっているため、こちらを申し込むと株式から投資信託、FXなど幅広い取引が可能になっています。なお、GMOクリック証券口座でも仮想通貨は取引できない点に注意してください。仮想通貨はGMOグループの別会社であるGMOコインで取引できます。
GMOクリック証券にはどんな取引ツールやアプリがありますか?
GMOクリック証券にはトレーディングに使える取引ツールである「スーパーはっちゅう君」や、スマートフォンで使えるアプリである「GMOクリック株」などがあります。
スーパーはっちゅう君は株取引や先物取引などに使えます。FX取引をする場合は別途、FX版のスーパーはっちゅう君などもあるので活用してください。
この他にGMOクリック証券はデモ取引なども豊富にそろえています。自分の取引をサポートしてくれる機能やアプリを自由に使うことが可能です。
GMOコインとGMOクリック証券は何が違うのですか?
GMOコインとGMOクリック証券は取引できる金融商品が違います。
GMOクリック証券は株式や投資信託、先物、FXなどを取引できます。対してGMOコインは仮想通貨が取引の対象になっているのです。GMOクリック証券では仮想通貨の取引はできませんので、仮想通貨の売買がしたい場合はGMOコインを利用することになります。
GMOコインとGMOクリック証券は共にGMOグループの会社です。仮想通貨と株取引やFX取引を同時に行いたい場合は、グループ会社で口座開設して使うのもいいかもしれません。
GMOクリック証券の口座解約はできますか?
GMOクリック証券の口座は簡単に解約できます。GMOクリック証券の口座解約はコールセンターに解約したい旨を連絡するか、マイページから解約希望の旨を連絡します。連絡後は解約届が封書で届きますので、必要事項を記載して返信するだけです。
ただし、GMOクリック証券の口座を解約する場合は、解約手続きを進める前に口座残高をゼロにしなければいけません。証券コネクト口座なども事前に解約が必要になりますので、解約時のサービス利用状況や残高には注意しましょう。
※本記事で記載の情報は、個別に記載のない限り、2022年1月25日時点でのものになります。証券会社等の口座開設やキャンペーン利用の際には、各社公式ホームページの最新情報をご確認ください。
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