株の買い方を解説

株式投資に興味はあっても、「取引の方法が分からない」「どこの証券会社で口座開設をすればいいのか分からない」という方は多いのではないでしょうか。

この記事では株式投資を始めるにあたって知っておくべきことや、購入におすすめの株式の種類、証券会社の選び方について解説していきます。記事の後半では、初心者におすすめの証券会社も紹介していますので、ぜひ口座開設をする際の参考にしてください。

目次

  1. 株の買い方①証券会社を選ぶ【おすすめ3選】
  2. 株の買い方②銘柄を選ぶ【おすすめの国・種類】
  3. 株の買い方③株を注文する
  4. 株の買い方を初心者向けに解説
  5. 投資初心者が株を買うときに押さえたいポイント3つ
  6. 初心者におすすめの株運用方法
  7. 株を買った後はどうする?株の売却方法
  8. 初心者の株取引におすすめしたいNISAとは?
  9. こだわりの条件でネット証券会社を選ぶ
  10. 株の買い方をマスターして株式投資を始めよう
  11. 株の買い方に関するQ&A

株の買い方①証券会社を選ぶ【おすすめ3選】

株式を購入するには、証券口座を開設する必要があります。証券会社によって、取り扱い商品や手数料が異なるため、よく比較して自分に合った証券口座を選びましょう。証券口座を比較する主な視点は、次の通りです。

証券口座を比較する主な視点

  • 取り扱い商品は豊富か
  • 手数料は安いか
  • お得なポイント制度があるか
  • 一般NISAを利用できるか
  • サポート体制は充実しているか

続いては、初心者におすすめの証券口座を厳選して3つご紹介します。それぞれの特徴を見ていきましょう。

SBI証券 楽天証券 松井証券
取引手数料(国内株式) 1回ごと 10万円以下の取引で99円 10万円以下の取引で99円 ・1日の合計約定代金が
 50万円以下は手数料無料
・25歳以下(未成年)は
 約定金額に関わらず手数料無料
1日定額 合計100万円以下の取引は
手数料無料
合計100万円以下の取引は
手数料無料
投資情報
ツール
アナリストによるレポート配信 日経テレコン(楽天証券版)内で
日経新聞が無料で読める
社長による銘柄解説動画
米国株式
取扱銘柄数
5002銘柄 4580銘柄 取扱なし
※2022年1月現在
※データはSBI証券、楽天証券、松井証券各公式ページより引用
※上記金額は税込価格

楽天証券

日頃から楽天市場や楽天トラベルなどを利用し、楽天経済圏で生活している方におすすめなのが、楽天証券です。

楽天証券には、国内株の他、米国株・中国株・アセアン株など豊富な外国株式の取り扱いがあります。また、一般NISAを利用すれば、5年にわたって年間120万円までを非課税で運用することが可能です。

楽天証券には2つの手数料コースがあり、「いちにち定額コース」では、1日100万円までなら手数料は0円です。


楽天証券にはハッピープログラムというポイント優遇制度があり、楽天証券で投資すると、ステージが上がりやすくなります。ステージが上がると、楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍になる、振込手数料の無料回数が増えるなど多くのメリットがあります。


「マネーブリッジ」で楽天証券と楽天銀行の口座を連携させることで、楽天銀行の普通預金金利が0.1%に上がるのも魅力です。

さらに、保有している楽天ポイントで気軽に株式投資をスタートすることもできます。ポイント投資なら、万一失敗しても、現金を失う心配がありません。

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SBI証券

ネット証券大手のSBI証券は、グループで720万口座を突破しており、多くの投資家から支持されています。

国内株の他、米国株・中国株・韓国株・ロシア株・ベトナム株・インドネシア株・シンガポール株・タイ株・マレーシア株など、豊富な外国株式を取り扱っています。SBI証券でも一般NISAを利用できます。

SBI証券にも2つの手数料コースがあり、「アクティブプラン」なら1日100万円までは手数料が0円です。また、2021年12月より、25歳以下の国内株式現物手数料は0円になりました。


SBI証券のもう1つの特徴は、IPO銘柄に強いことです。IPO銘柄については次の見出しで詳しく解説しますが、SBI証券はネット証券の中でも主幹事数が多く、IPO銘柄に力を入れている証券会社です。2021年3月通期には、IPO銘柄のうち約93%の銘柄を取り扱いました。

また、SBI証券独自の「IPOチャレンジポイント」というポイントプログラムでは、当選に落ちたとしても、ポイントがたまって徐々に当選確率がアップしていきます。IPO銘柄に投資したいなら、SBI証券で口座開設しておきましょう。

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松井証券

松井証券は、100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社でありながら、早くからインターネット取引に力を入れてきました。老舗だからこその安心感があります。

日本株の他、米国株も取り扱っており、一般NISAも利用できます。

松井証券は、25歳以下の投資デビューを応援しており、25歳以下なら現物株式取引の手数料が金額にかかわらず無料です。26歳以上でも、1日50万円までなら手数料は0円です。

また、サポートの手厚さにも定評があります。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の問合せ窓口格付け(証券業界)では、11年連続で三ツ星を獲得しています。パソコン画面を共有しながら操作方法を説明するリモートサポートなど、初心者にも安心のサポート体制が整っています。

25歳以下で手数料を抑えて投資したい人、歴史ある証券会社で投資したい人、サポート体制を重視したい人におすすめの証券会社です。

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株の買い方②銘柄を選ぶ【おすすめの国・種類】

購入する株の決め方の説明

証券口座を選んだら、次はいよいよ銘柄選びです。

株式投資で得られるリターンには、売却益と配当金の2つがあります。

売却益は、株価が安い時に買って高い時に売ることで得られるリターンです。売却益を狙うなら、割安な株式や、今後値上がりが期待できる成長性のある株式を探すことが大切です。身の回りのニュースを銘柄選びに役立てるのも面白いかもしれません。

たとえばコロナ禍で食事の宅配サービス需要が拡大したことを受けて、飲食店メニューの配送を手掛ける出前館(2484)は2020年3月〜2021年3月の1年間で株価が約8倍上昇しています。このように、社会の変化を敏感にキャッチすることで、値上がりが期待できる株を見つけられることもあるのです。

配当金は、株式を保有している間に得られるリターンです。配当金の額は企業の業績によっても変動しますが、過去の配当実績を参考に銘柄を選ぶことで、配当金を受け取れる可能性が高まるでしょう。

たとえば日本郵船(9101)では2021年に800円の配当が出ました。100株保有していたと仮定すると、8万円の配当がもらえた計算になります。

続いては、投資先の特徴や株式の種類を具体的に解説します。

①国内株

国内株とは、日本国内の証券取引所に上場している株式のことです。東京証券取引所に上場している株式だけでも3,823社(2022年1月16日時点)あり、このうちTOKYO PRO Marketに上場している47社を除く3,778社の株式を取引できます。

国内株に投資するメリットは、情報収集がしやすいことです。

なじみのある商品・サービスを提供する企業なら、安心して投資できるでしょう。また、不祥事などのニュースも耳に入りやすいため、株価が下落する前に損切りすることも可能です。

ほかにも、「このサービス便利!」と感じたら、どんな企業が提供しているのか調べてみると良いかもしれません。思わぬところで、成長性の期待できる優良銘柄に出会える可能性があります。

人気の銘柄は、知名度の高いトヨタ自動車や楽天グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ANAホールディングスなどです。

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②アメリカ株

日本以外の海外の株式を、外国株式(海外株式)と呼びます。外国株式は主に、アメリカやヨーロッパなどの先進国株式と、中国やインドなどの新興国株式に分けられます。一般的に、先進国株式のほうがリスクを抑えて投資できるといわれています。

そして、先進国株式の中でも特に人気を集めているのが、アメリカ株(米国株)です。アメリカ株の注目銘柄は、GAFAM(ガーファム)と呼ばれる巨大IT企業です。GAFAMを構成するのは、Google(アルファベット)、Apple、メタ・プラットフォームズ(旧Facebook)、Amazon、Microsoftの5社です。

また、アメリカの電気自動車大手テスラ社は、2020年から2021年にかけて大きく株価を伸ばしたことで話題になりました。調整後終値を見ると、2020年1月は130.09ドル、2021年12月は1,056.78ドルと、2年で約8倍に成長しました。仮に2年前に100万円投資していたら、800万円の資産を築いていたことになります。

また、アメリカ株は国内株と比べて高利回りの銘柄が多い傾向があります。米国企業には「企業の利益は株主のもの」という考えが古くから根付いているからだといわれています。

たとえば、2021年12月2日時点の配当利回りを見ると、エクソンモービルが5.67%、IBMが5.59%です。100万円を投資すれば、年間約5万6,000円もの不労所得を狙えるということです。

③中国株

新興国株式の中でも特に注目されているのが、世界一の人口を誇る中国株です。イギリスの「経済ビジネス・リサーチ・センター」は、中国が2028年までにアメリカを抜いて世界最大の経済大国になるとの予測を示しています。

銘柄としては、中国版Amazonといわれるアリババや、中国版LINEといわれるWeChatを提供するテンセントなどのIT企業が人気でした。しかし、2020年から2021年にかけて、中国当局による締め付けが厳しくなり、株価は低迷しています。

代わって、SDGsの気運とともに成長が期待される電気自動車業界やエネルギー業界の銘柄に注目が集まっています。

④IPO株

IPOとは、これまで上場していなかった企業が新しく証券取引所に上場することで、株式が一般の投資家に新たに公開されることをさします。

IPO株の魅力は、利益が出やすいことです。2021年にIPOした企業は126社あり、そのうち82.5%に当たる104社が、公募価格を上回る初値をつけています。

IPO株は非常に人気が高いため、抽選で購入者が選ばれることになります。抽選方法や当選確率は証券会社によって異なるため、IPO株投資に興味があるなら、IPO株に強い証券会社を選ぶことが大切です。

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⑤優待株

株主に対して金券や割引券などの特典が与えられる株を、優待株と呼びます。

株主優待に力を入れる国内企業は多く、たとえばイオン(8267)は株主に対してギフトカードをプレゼントしているほか、買い物の際に割り引きもしています。

またANA(9202)やJAL(9201)などの航空会社では、株主に割引航空券をプレゼントしていることも有名です。

株主優待の特典は企業によって異なります。日頃よく利用するサービスやなじみのある企業の優待内容を調べ、投資先の候補に入れるのも楽しいかもしれません。

株の買い方③株を注文する

購入する株を決めたら、実際に株を注文しましょう。

株は、一般的に証券口座に入金している金額の範囲内で購入できます。証券会社のHP上で銘柄や株数、注文方法を指定して注文します。申し込みが確定した後は購入金額などを変更できません。手続きする際には入力内容に間違いがないかよく確認しましょう。

株の注文方法:「指値注文」と「成行注文」

指値注文と成行注文の違いの説明

株を売買する際の注文方法として、「指値(さしね)注文」「成行(なりゆき)注文」の2種類が挙げられます。

株式を売買するときの主な注文方法には、「成行(なりゆき)」と「指値(さしね)」があります。指値注文は、売買の値段及び注文の有効期限を指定して注文する方法です。希望する値段で売買できる反面、値段によっては売買が成立しない場合があります。
一方、成行注文は、売買の値段を指定せず、売買の成立を優先させる注文方法です。ただし、いくらの値段で成立するかは、市場の流れに左右されるので、市場価格の変動が大きい場合には、自分の予想よりも高い(あるいは安い)値段で売買が成立することもあります。

引用元:日本証券業協会|『投資の時間』株式の注文方法にはどんな種類があるの?

指値注文とは、株を売買したい価格をあらかじめ指定して取引する方法です。たとえば保有している株を「300円で売る」と定めておくと、株価が300円に到達した時点で売却が成立するということです。

指値注文は自分が希望する価格で取引できることや、市場の変動を注視する必要がない点がメリットといえるでしょう。

特に、国内の株式市場が開いている昼間にマーケットに張り付くひまがないという人にとっては、指値注文を出しておけば自動で注文が成立する便利さが利点となります。ただし、指値に到達しなかった場合は、取引が成立しない点には注意が必要です。

一方、成行注文とは、売買する価格を指定せずに注文に出す方法です。成行注文のメリットは、取引が優先されることです。

市場には「価格優先の原則」というものがあり、指値注文と成行注文では、成行注文が優先して取引されるという決まりがあります。

たとえば買い注文を出したときであれば、そのときに最も安く売り注文を出している人との間で取引が成立します。成行注文には価格の条件がないことから、最も安い価格で注文されて取引が成立します。

成行注文は取引成立のスピードが速いことがメリットですが、市場動向が急変した際には想定外の価格で取引が成立してしまう点がデメリットといえるでしょう。

実際に株を購入する流れ

実際に株を購入する際の流れ

ここまで紹介してきた株の買い方について改めて確認しておきましょう。

証券口座開設→証券口座へ入金→購入する銘柄を決定する→指値注文もしくは成行注文で注文する→購入完了

株取引が可能な時間帯

株の取引ができるのは、証券取引所が開いている時間帯です。東京証券取引所を例に、リアルタイムで取引を受け付ける立会時間を確認しましょう。

午前立会 午前立会
9:00-11:30 12:30-15:00

また以下の日は休業日となり、証券取引所が閉まるため株取引ができません。

株取引ができない日
  1. 土曜日
  2. 日曜日
  3. 国民の祝日及び休日
  4. 12月31日から1月3日まで

取引の成立について

売買の注文を出した際は、その後に取引が成立したかを必ず確認しましょう。

特に指値注文の場合は、指定した価格に到達しなければ取引が成立しません。状況によっては指値を変更して再度注文する必要も出てきます。

取引のタイミングを逃さないためにも、注文後に取引の成立を確認することは忘れてはいけません。

スマホで株を買う場合の流れ

株式はスマホでも売買できます。証券会社によっては、株取引専用のアプリが用意されているところもあります。休み時間や空き時間を利用して株式投資をしたいという方は、パソコンよりもスマホで取引した方が便利でしょう。

スマホで株を買う際は、証券会社のHP、もしくはアプリから購入する銘柄を選択します。中には社名が似ている企業もあります。間違いがないように4桁の証券コードも確認しておくといいでしょう。

銘柄を選択した後は、購入株数や注文方法、口座などを入力します。注文を出す前には入力内容に相違がないか再度確認してから手続きしましょう。

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株の買い方を初心者向けに解説

株式投資を始めたいと思っていても実際にどこで、どのような手続きをするべきか分からないという方に、まず株の買い方について解説していきます。

また株式投資によって得られる利益の種類についても詳しく紹介します。株式投資を始める前には必ず確認しておきましょう。

株はどこでどのように買うのか?

株は「証券取引所」という場所を通じて売買されます。一般の投資家が証券取引所で取引をするには、証券会社の証券口座を使って取引する必要があります。

まずは証券取引所の仕組みや、証券口座を開設する場所を確認しましょう。

証券取引所とは

株は証券取引所を介して取引されます。現在日本には、「東京証券取引所」「札幌証券取引所」「名古屋証券取引所」「大阪証券取引所」「福岡証券取引所」の5つの証券取引所があります。

現在は東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の5つの証券取引所において取引が行われています。

引用元:金融庁|『アクセスFSA』平成15事務年度第15号「金融便利帳」

5つの証券取引所に上場している株式であれば、証券会社を通じて購入することが可能です。ただし大阪証券取引所については、現物取引の機能が全て東京証券取引所に移行され、先物取引のみを扱っています。

株を口座から買う?証券会社と銀行どちらの口座?

証券会社は株式や債券など、金融商品の取引を仲介する業務を行っているのに対し、銀行の業務は預金の管理や融資業務などです。

銀行でも個人向け国債や投資信託などの金融商品を購入できますが、株式は証券会社でなければ購入できません。したがって株式投資をするのであれば、証券会社の口座を開く必要があります。

対面型証券とネット証券の違い

対面型証券会社とネット証券の違い

株式投資をするなら証券会社の口座を持つ必要があると述べましたが、証券会社にも「対面型証券」と「ネット証券」の2種類があります。

対面型証券とは実店舗を構え、営業担当者を通じて金融商品を売買する証券会社です。営業担当者に直接相談ができ、情報提供が受けられるメリットがありますが、デメリットは手数料が高めであることです。

一方、ネット証券とは実店舗を持たず、手続きのほとんどがオンラインで完結する証券会社のことをさします。人件費や店舗運営費などのコストが抑えられることから、取引手数料が安いことが特徴です。反面、自ら情報収集し、購入する銘柄を選ばなければいけません。

株式投資によってもたらされる3つの利益

株式投資で得られる3つの利益についての説明

次に、株式投資によって得られる3つの利益を確認しましょう。

①購入時よりも高く売ることで得られる「値上がり益(キャピタルゲイン)」

株式投資では、多くの人が値上がり益(キャピタルゲイン)を得ることを目的としています。

値上がり益とは、購入したときよりも価格が高い状態で、株式を売却して得られる利益です。値上がり益を得るには、購入したときよりも売却時の株価が高い状態にある必要があるため、成長性のある企業や、安定した業績を上げていて、株価が上昇する見込みのある企業に投資しなければいけません。

②株の保有で得られる「株主優待」

株主優待とは決算時の配当金とは別に、長期間株式を持つ株主に対して還元する「プレゼント」のことをさします。現在、国内企業では1,500社以上が株主優待制度を導入しており、株主優待目当てで保有しているという投資家も多くいます。

株主優待として会社からもらえるのは、金券や自社製品、割引券など企業によって様々です。

たとえば積水ハウスでは、毎年10月ごろに魚沼産コシヒカリの新米5キロが株主優待として送られます。自社製品以外にも地域の特産品や名産品を優待品としてもらえるのが、株主優待の面白いところです。

またいちごホテルリート投資法人は、株主優待としてJリーグの観戦チケットに応募できます。J1からJ3の試合までが対象で、権利を持つ間は何度でも申し込むことができる、サッカーファンにとって見逃せない株主優待です。

このように、株主優待には多くの銘柄の中から、自分のライフスタイルに合った特典を探す楽しみもあります。

③企業から株主に還元される「配当金(インカムゲイン)」

配当金とは、収益を上げた企業がその一部を株主に現金で還元することをさします。多くの企業では年1、2回配当金が出されており、過去20年間の平均利回りは1.50%となっています。

有配会社平均配当利回り(1998年〜現在)
1998年〜2019年3月までの平均利回り 1.50%

引用元:日本証券業協会|『投資の時間』株主優待・配当金の魅力(配当利回りと定期預金金利の推移)

現在メガバンクの普通預金金利が0.001%であることを考えると、配当金によって高い利回りを期待する人が多いのは必然といえるでしょう。

また、株を保有しているだけで配当金がもらえるのも大きな魅力です。

初心者の方の中には「株は頻繁に売買して利益を得るもの」と考えている方もいるかもしれません。しかし配当金は株を保有しているだけで得られます。売買取引以外の手法でも、利益を得られるのです。

しかし配当は必ず約束されているものではなく、企業業績が下がれば出なくなる可能性がある点は注意が必要でしょう。

投資初心者が株を買うときに押さえたいポイント3つ

初心者が株を買うときにおさえたいポイント

ここまで4つの株の種類を紹介してきました。 株を買うときには押さえておきたいポイントが3つあります。どの種類の株を購入するときにも共通するポイントですから、株を購入する際はぜひ参考にしてください。

ポイント①株は最小単元(100株)で購入する

初心者の方が初めて株を購入する際は、最小単元で購入すると良いでしょう。

国内株は株を購入する際に最小単元を定めており、多くの銘柄では100株単位から購入できるようになっています。

株式投資で一獲千金を夢見る人も多いかもしれません。しかし投資初心者のうちは、まず株価の値動きに慣れることが大切です。いきなり大量の資金で投資をすると、少しの値下がりであっても動揺し、すぐに売却してしまうこともあるかもしれません。

したがって株式投資を始める際は、最小単元の投資にとどめておき、まずは株価の上がり下がりを経験することを重視します。だんだん慣れてきた段階で、投資金額を増やしていけばいいのです。購入のタイミングをずらせば、リスクの分散にもつながるでしょう。

ポイント②株を買う前に投資に関する知識を身につける

「市場は生き物」といわれるように、株式市場は日々変化しています。株価は、経済動向や政治ニュース、為替動向など様々な要因に左右されます。2020年以降の株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大状況に大きく影響されたことは、多くの人が知っているでしょう。

株を購入する前は、その銘柄の価格がどのような理由で上下するのか学んでおくことをおすすめします。もちろん、正確に株式市場の動向を把握するのはプロの投資家でも困難ですが、入手すべき情報の種類を把握しておくことは投資をする上で大切なことです。

証券会社では多くの投資情報を提供しています。情報ツールを活用し、株価の値動きに関する知識をつけていくといいでしょう。

実際に株を購入した後も、株価の上下の要因を把握することで売買のタイミングをうまくつかめるようになります。

ポイント③株を売却する基準を設定する

株式投資の中でも特に難しいのは、株を売却するタイミングを決めることです。

株価が上昇すると利益確定(利確)が視野に入ってきます。しかし、「もっと株価が上がるのではないか」「ここで売ったらもったいない」と欲が出てくるのが人間の心理です。売却のタイミングをうかがっているうちに株価が下がってしまい、本来得られるはずの利益が消えてしまったということも珍しくありません。

したがって株を購入する際は、あらかじめ売却するときの目安を作っておくといいでしょう。「〇%株価が上がったら売却する」「〇円利益が出たら売却する」など具体的な数字を定めておくことが大切です。

利益が出たときだけでなく、損失が出たときも同様に考えます。市場動向の変化によっては損失を確定させる「損切り」をする必要もあります。先ほどの例と同じように「〇%損失が出たら売却する」と、損切りの目安も設けておくといいでしょう。

初心者におすすめの株運用方法

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(画像=PIXTA)

買い注文が成立したら、いよいよ運用がスタートします。株を運用する際のポイントについて、以下の項目で解説していきます。

株のおすすめ運用方法とは?

株を購入したら、どのように運用していくかを考えましょう。

まず挙げられる運用方法として分散投資があります。1社の株だけでなく、多くの銘柄に分散して投資することでリスクを軽減できる効果が得られます。株式以外の金融商品に分散して投資するのも一つの手段ですし、時期をずらして同じ株式に投資するのも効果的です。

また順張りという運用方法もあります。順張りとは市場が上下する流れに逆らわず、「下がったら買う、上がったら売る」という取引を繰り返すことです。市場のトレンドに合わせて取引すればよく、初心者の方でも売買の判断に迷うことがありません。

さらに、売買のタイミングをあらかじめ決めておくことも大切です。「〇%株価が上昇したら売却する」など具体的な数値を設定しておくことで、タイミングを逃さずに取引できます。

長期保有と短期保有の違い

株式投資には長期間保有して運用する「長期保有」と、短期間で利益を狙う「短期保有」があります。投資の原則は長期保有と言われますが、市場の状況によっては短期間で利益が狙えることもあります。自分のリスク許容度と照らし合わせながら、長期保有、短期保有のどちらにするか考えていきます。

目標株価の設定

初心者の方にとって、「この株が上がるのか下がるのか」を判断するのは難しいものです。そんなときは、各証券会社が発行しているレポートを参考にしましょう。レポートではアナリストが市場動向を分析し、将来の目標株価を算出しています。もちろん株価が必ずその通りに動くわけではありませんが、株を売買する際の参考にはなります。

株価とチャートの確認

株を購入した後は、その銘柄の株価を定期的にチェックしましょう。市場は毎日変動しているため、思わぬ要素で状況が一変することもあります。「〇年は保有しておく」と長期保有を前提にしていたとしても、適時株価の動きをチェックすることは必須といえます。

証券会社のアプリでは、ホーム画面でチャートが表示されるものもあります。チャートがすぐに確認できるアプリは、投資家にとっては必須のツールです。

株を買った後はどうする?株の売却方法

PIXTA
(画像=PIXTA)

株価が上昇し、利益が出たら株を売却します。ここからは株の売却方法について確認していきましょう。

株を売るときの流れ

株を売却するときの流れは、購入するときとさほど変わりありません。

まず証券会社のHPから、売却したい株式を選択します。その後、売却する株数や注文方法を選択し、取引が成立すれば売却完了となります。

この際、保有している株式を全て売却することもできますし、一部だけ売却することも可能です。

株を売るべき3つのタイミング

株を売るタイミングの説明

株を売却するには3つのタイミングがあります。以下の項目でタイミングについて詳しく解説していきます。

①目標株価に到達したとき

株式投資をする際は、あらかじめ株を売却する基準を決めておくことが大切です。「〇%利益が出たら売却する」など、具体的な目標株価を設定しましょう。

初心者のうちは売却のタイミングをつかむのが難しいものです。あらかじめ目標株価を設定しておくと、取引の判断に悩むことがなくなります。

②損切りをしたいとき

市場動向によっては、損切りすることも重要です。損切りとは、株価が下落して損失を抱えた状態で売却することをさします。当面、株価が回復する見込みがない場合は、損切りすることで損失を抑える効果が出てきます。

損切りする基準についても、あらかじめ「〇%株価が下落したら売却する」などと決めておくといいでしょう。

しかし、株価は一時的な要因で下落することもあります。すぐに株価が回復する可能性も考え、損切りする際はどのような背景で株価が下落しているのかを分析し、株価の下落が長期にわたるのかを確認する必要があります。

③業績悪化が確実なとき

不祥事の発覚や、経済動向の変化で業績悪化が見込まれるときも、売却を検討するタイミングとなるでしょう。

たとえばコロナ禍では人々の行動が制限されたことから、旅行・航空関係の株が多く売られました。保有している銘柄の業界の雲行きが怪しいと感じたら、売却を決断する判断力も必要となります。

初心者の株取引におすすめしたいNISAとは?

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(画像=PIXTA)

株式投資をするのであれば、NISA制度を利用することをおすすめします。以下の項目でNISA制度について詳しく解説していきます。

少額投資非課税制度NISAとは

通常、株や投資信託など金融商品の取引で利益が出た場合は、20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金を払わなければいけません。税金は利益の中から引かれるため、どれだけ利益を上げても約20%は税金で目減りしてしまうのです。

NISA制度は一定金額までの投資に対して、得た利益に対する税金が非課税となる制度であり、日本では2014年から導入されました。取引で得た利益をそのまま受け取ることができるメリットがあり、投資初心者の方にも人気の制度です。

NISAとは?
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

引用元:金融庁|NISA特設ウェブサイト「NISAとは?」

NISAにはどのような種類があるのか

NISA制度には「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3つの種類があります。成人している方は「一般NISA」または「つみたてNISA」のどちらかを利用します。

一般NISAは年間120万円までの投資で得られた利益について5年間、つみたてNISAは年間40万円までの投資で得た利益が20年間非課税となります。それぞれ非課税金額と期間が異なる点に注意しましょう。

一般NISAとつみたてNISAは併用できません。自分の投資意向に合ったNISA口座を選ぶことをおすすめします。

また未成年の方もジュニアNISAを活用できます。ジュニアNISAでは年間80万円の投資枠を設け、収益が5年間非課税となる制度です。

こだわりの条件でネット証券会社を選ぶ

証券会社は、手数料や取引ツール、扱う商品などに違いがあります。口座を開設する際は、それぞれの利点を比較しながら証券会社を選ぶといいでしょう。ここからはSBI証券、楽天証券、松井証券に絞り、初心者向けにそれぞれの特徴を紹介していきます。

①SBI証券

SBI証券は口座数が650万を超える大手ネット証券です。まずはSBI証券のメリット・デメリットを確認していきましょう。

取り扱い銘柄数 176銘柄
手数料 口座開設料、買付手数料無料
最低積立金額 100円
積立頻度の自由 毎日・毎週・毎月
ツール名 かんたん積立
ポイント ・三井住友クレジットカードによる積立でVポイント付与
・取引に応じてTポイントやポンタポイント付与
支払方法 指定金融機関での引き落とし・クレジットカード・MRFからの買付
メリット
  • 株の取引手数料が安い
  • 少額から取引を始めたい初心者にもコスト負担なく運用ができる
  • 25歳以下の方は約定金額にかかわらず国内株現物取引の手数料が無料
  • Tポイント・Pontaポイントが貯められる
デメリット
  • アプリの運用に少々手間が掛かる
  • 利用者数が多い分、IPO株の競争率が高くなる

SBI証券のメリット

SBI証券のメリットとして、株の取引手数料が安いことが挙げられます。SBI証券の「アクティブプラン」では1日の約定金額の合計が100万円以下であれば、取引手数料が無料となります。小さい額から取引を始めたいという初心者の方は、コスト負担なく運用できるでしょう。

先ずは少額で投資を手軽に行っていただくなら
主要ネット証券最安となる
1日約定代金の合計が100万円まで無料の
アクティブプランがおすすめです。

引用元:SBI証券「初めての方へ」

また25歳以下の方は、約定金額にかかわらず国内株現物取引の手数料が無料となります。したがって株式投資を始めたいという若い方には、手数料を気にせずに取引ができるメリットがあります。

さらにSBI証券では、取引によってTポイント・Pontaポイントが貯められます。貯まったポイントは投資信託の購入にも充てられますから、株式投資と同時にポイントを貯める「ポイ活」も進められるでしょう。

SBI証券のデメリット

SBI証券では、国内株と米国株の取引アプリが別々に作られています。国内外、両方の株取引をしたいという方はそれぞれのアプリを使い分ける必要があるため、少々手間がかかると感じるかもしれません。

またSBI証券は利用者数が多い分、IPO株の競争率が高くなることもデメリットといえるでしょう。IPO株は証券会社ごとに株式を割り当てるため、利用者数の多い証券会社は競争率が高くなってしまいます。IPO株取引を検討している方は、SBI証券だけでなく、複数の証券会社から応募するといいでしょう。

②楽天証券

続いては楽天証券について紹介します。楽天証券は口座数が700万を超えており、2020年の新規口座開設数が業界最多となるなど投資家に人気のネット証券です。

取り扱い銘柄数 179銘柄
手数料 口座開設料、買付手数料無料
最低積立金額 100円
積立頻度の自由 毎日・毎月
ツール名 らくらく投資
ポイント 積み立てNISAを楽天カード決済にすると100円につき1ポイント楽天ポイント付与
支払方法 指定金融機関での引き落とし・楽天カード・MRFからの買付
メリット
  • 楽天ポイントで金融商品が購入できる
  • 楽天銀行の口座と証券口座を連携させることで普通預金の金利が0.10%まで上がる
デメリット
  • IPO株の取り扱いがやや少ない
  • 単元未満株の取引ができない

楽天証券のメリット

楽天証券のメリットとして、楽天ポイントで金融商品が購入できることが挙げられます。楽天証券では、楽天ポイントで国内株式、米国株式、投資信託、バイナリーオプションが購入できます。現金を使わずに投資できるのは初心者の方にとって非常に助かります。

ポイント投資とは、楽天グループを利用して貯まったポイントを使って、楽天証券で投資ができるサービスです。

引用元:楽天証券「ポイント投資」

また楽天証券のメリットとして、楽天銀行の口座と証券口座を連携させることで普通預金の金利が0.10%まで上がることが挙げられます。メガバンクの普通預金金利は0.001%ですから、100倍の預金金利がつくのは大きな魅力でしょう。

楽天証券のデメリット

楽天証券ではIPO株の取り扱いがやや少ない傾向にあります。先ほど紹介したSBI証券では2020年のIPO株の取り扱いが85社であるのに対し、楽天証券は38社にとどまります。IPO株の取引を考えている方は、申し込みたい銘柄の取り扱いがない場合もあるかもしれません。

また楽天証券では単元未満株の取引ができないこともデメリットといえるでしょう。国内株を購入する際は最小単元で取引しなければならず、1株の単価が高ければ多くの購入資金が必要となることもあります。

③松井証券

最後に松井証券について紹介します。松井証券は1918(大正7)年に創業し100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。

取り扱い銘柄数 172銘柄
手数料 口座開設料、買付手数料無料
最低積立金額 100円
積立頻度の自由 毎月のみ
ツール名 投信アプリ
ポイント 投資信託の保有金額に応じて現金または松井ポイント付与
支払方法 MRFからの買付
メリット
  • 25歳以下の方は手数料無料で株取引できる
  • IPO株の購入手数料が無料
  • リモートサポートなどのサポート体制が充実
デメリット
  • 外国株や債券の取り扱いない
  • 26歳以上の方は手数料が割高になることもある

松井証券のメリット

引用:松井証券
(画像=引用:松井証券)

松井証券のメリットは、25歳以下の方は手数料無料で株取引できることです。約定金額に関係なく手数料0円で利用でき、若い初心者の方でも取引コストを気にせず投資に集中できるでしょう。さらに松井証券は、IPO株の購入手数料も無料です。IPO株での取引を検討している方にとっても便利な証券会社といえます。

25歳以下のお客様は、26歳になる月の最終営業日取引分まで、ボックスレート手数料無料です。

引用元:松井証券「手数料」

また、松井証券ではリモートサポートを提供していることも魅力といえます。オペレーターと画面を共有しながら操作方法の説明を受けられるため、ネット証券の操作に不安がある方でも安心して利用できるでしょう。

松井証券のデメリット

松井証券では外国株や債券の取り扱いがありません。米国株の運用や分散投資を検討している方にとっては不便に感じられることもあるでしょう。

また26歳以上の方は手数料が割高になることもあります。松井証券では約定金額が50万円以下の取引手数料は年齢に関係なく無料ですが、取引手数料は1日100万円までが1,100円、200万円までが2,200円となっています。上記のSBI証券や楽天証券と比較すると手数料は高めといえるでしょう。

株の買い方をマスターして株式投資を始めよう

PIXTA
(画像=PIXTA)

この記事では、株の買い方について紹介してきました。

株式投資を始めたいと考えている方は、まず証券会社で証券口座を開設しましょう。初心者のうちは大きい金額を投資するのではなく、少ない元手で最小単元の株を購入するのがおすすめです。

取引を繰り返すことで次第に運用スキルが身についてきます。徐々に慣れてから、運用金額を増やしていきましょう。

株の買い方に関するQ&A

ここからは株式投資のメリットや株を買うときの留意点、証券会社の選び方など、投資初心者が悩みがちな疑問に答えていきます。

株式投資のメリットとはなんですか?
株式投資は、買った価格よりも高く売却することで値上がり益が得られるのがメリットです。

また、配当金として利益が受け取れることや、金券や商品が当たる株主優待を活用できることも株式投資のメリットといえます。
株を買うまでにやるべきことはなんですか?
株式投資を始めるには証券口座が必要となります。証券会社によって取扱商品や手数料が異なるため、自分に合った証券会社を探しましょう。

証券口座を開設したら資金を移動させて株式投資を始めます。
証券会社はどのような点を基準に選ぶべきですか?
証券会社を選ぶ際には、取引手数料の安さ、投資情報の豊富さ、取扱商品の品ぞろえを比較するといいでしょう。

株式投資では、株を売っても買っても手数料が発生します。手数料が大きければその分受け取る利益も小さくなってしまいます。ですから、手数料はなるべく低く抑えることが大切です。自分の取引スタイルに合った手数料の証券会社を選びましょう。
また株式投資をする際は、正しい情報を仕入れることも重要です。証券会社ではアナリストによるレポートやセミナーなどを通して、情報を活発に提供しています。証券会社によって情報発信の頻度や種類は異なりますから、自分が欲しい情報が得られる証券会社を選びましょう。

さらに取扱商品の品ぞろえも重要な点です。特に外国株については証券会社によって取り扱う数が異なります。自分が購入したい銘柄を取り扱っているか、事前に確認しておきましょう。

また株式以外の金融商品に投資を検討している際は、どのような金融商品の取り扱いがあるかも確認しておく必要があります。
株を売るタイミングはいつですか?
保有している株を売却するタイミングとして、目標株価に到達したときや損切りするとき、業績悪化が見込まれるときなどが挙げられます。

株式に投資するときは、あらかじめ売却する水準の株価を設定しておきましょう。高値、安値両方で基準を決めておくことで、売却のタイミングを逃さずに済みます。
特に損切りには、膨らむ損失を抑える効果があります。「〇%株価が下落したら売却する」などと明確に基準を決めておくことが大切です。

また、業績悪化が見込まれるときも売却の判断を下す必要があります。売却のタイミングを逃すと、損失が出ている株をいつまでも保有し続けることになるかもしれません。
業績悪化の兆しをキャッチするためには、決算情報や業界動向を確認する習慣をつけておくことが大切です。
少額から投資できるNISAとはどんな制度ですか?
株式や投資信託など金融商品の取引で利益が出た際には、利益に対し通常20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。NISAとは利益にかかる税金が一定期間非課税となる制度で、2014年から導入されています。
NISAは「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類の口座があり、成年者は「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらかが利用できます。
一般NISAは年間120万円までの投資について、利益が5年間非課税、つみたてNISAは年間40万円の投資枠があり、この利益が20年間非課税となる制度です。

それぞれ非課税金額や期間が異なります。自分の投資意向に合った口座を選択しましょう。

また、開設できるNISAは1人1口座です。どの証券会社で開設するか、事前によく検討する必要があります。

株でおすすめの証券会社は?

大手ネット証券の中では、楽天証券とSBI証券がおすすめです。楽天ポイントを貯めているなら楽天証券、IPO投資に注力したいならSBI証券を選ぶと良いでしょう。楽天証券にもSBI証券にも、1日100万円までは手数料が0円のコースがあるため、少額から投資したい株式投資初心者に最適です。

松井証券では、25歳以下なら金額にかかわらず現物株式の取引手数料が無料になります。25歳以下で投資を始めるなら、松井証券がおすすめです。ただし、26歳以降の手数料は、楽天証券やSBI証券より高くなる可能性があるため、注意してください。

歴史や安心感を重視して証券会社を選びたい人にも、100年以上の歴史を持つ松井証券がおすすめです。ただし、外国株式については米国株しか取り扱いがありません。外国株式に積極的に投資したいなら、SBI証券や楽天証券がおすすめです。

株でおすすめの銘柄は?

日本株なら、トヨタ自動車や楽天グループなど、知名度の高い企業への投資からスタートすると、情報収集もしやすくて安心です。イオンなどよく利用する施設があるなら、優待目的で銘柄を選ぶのもおすすめです。

米国株では、アップルやマイクロソフトなどの大手IT企業が人気です。また、IBMなど高配当が期待される銘柄に投資するのも良いでしょう。

リスクは上昇しますが、中国株やインド株など、高い成長性が期待される新興国株に投資するのも1つです。ただし、政治リスクをはじめさまざまなリスクがあることを心に留めておきましょう。

株式投資で利益を出すには、銘柄選びが最も大切です。新聞やネットの記事を読むだけでは、銘柄選びの力は培われません。証券口座を開設し、少額でもいいので実際に投資してみることで、銘柄を選ぶセンスが磨かれていくはずです。