【初心者向け】楽天証券でのiDeCo(イデコ)の始め方を解説!口コミやおすすめ商品を紹介 
(画像=PIXTA)

楽天証券のiDeCo(イデコ)は商品ラインナップが豊富で手数料が安く、初心者にもおすすめです。しかしiDeCoをスタートするにあたり、楽天証券がほかの証券会社とどう違うのか、デメリットはないのか、気になる方もいるでしょう。そこで今回は楽天証券でのiDeCoの始め方のほか、メリット・デメリットを徹底解説。実際のユーザーの口コミや銘柄も紹介しますのでチェックしてください。

目次

  1. iDeCo(イデコ)とは
  2. iDeCo(イデコ)なら楽天証券!おすすめポイント5つ
  3. iDeCoにもおすすめな楽天証券の特徴
  4. 楽天証券で運用できるiDeCo(イデコ)の商品
  5. 楽天証券でiDeCo(イデコ)をはじめるメリットは?
  6. 楽天証券でiDeCo(イデコ)をはじめるデメリットは?
  7. 楽天証券のiDeCo(イデコ)が向いている人
  8. 楽天証券と「SBI証券」・「マネックス証券」を比較
  9. 楽天証券でのiDeCo(イデコ)の申込手順
  10. iDeCo(イデコ)を別の金融機関から楽天証券へ移行する方法
  11. 楽天証券のiDeCo(イデコ)でおすすめの積立商品
  12. 楽天証券でiDeCo(イデコ)を運用している人の口コミ
  13. そもそもiDeCoとは?
  14. iDeCo(イデコ)の投資商品には何がある?
  15. iDeCo(イデコ)の投資信託を選ぶ際の 4つのポイント
  16. iDeCo(イデコ)とNISAの違い
  17. 楽天証券でiDeCo(イデコ)を運用して老後に備えよう
  18. 楽天証券でiDeCo(イデコ)を運用する際のQ&A

iDeCo(イデコ)とは

iDeCo公式サイト.png
(画像=iDeCo公式サイト)

(引用:iDeCo公式サイト)

iDeCo(イデコ)なら楽天証券!おすすめポイント5つ

楽天証券のiDeCoには、ほかの証券会社にはない魅力があります。 楽天証券のiDeCoのおすすめポイントは下記の5つです。

楽天証券のiDeCoのおすすめポイント

  1. 運営管理手数料が無料
  2. 信託報酬が安い商品を揃えている
  3. 運用管理画面がわかりやすい
  4. ファンドアナリストが商品を厳選
  5. AIチャットに24時間質問できる

ひとつずつ解説します。

1.運営管理手数料が無料

楽天証券のiDeCoでは残高、掛金額、期間を問わず運営管理手数料が無料です。運営管理手数料は運営管理機関ごとに異なり、有料の場合もあります。しかし、楽天証券では無料でiDeCoが利用できます。

ただし、iDeCoでは運営管理機関以外にも関連する機関があり、それらの手数料は有料です。運営管理機関以外の手数料は、どの金融機関で加入しても同じです。

加入者が負担する手数料には、以下のようなものがあります。

支払先 金額
口座開設 国民年金基金連合会 2,829円
口座管理(月額) 国民年金基金連合会 105円
信託銀行 66円
※2022年2月7日時点
※引用元:楽天証券iDeCoの魅力 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

国民年金基金連合会はiDeCoの実施機関であり、信託銀行は事務委託先金融機関としてiDeCoの資産管理を行います。

2.信託報酬が安い商品を揃えている

信託報酬が安い投資信託を揃えている点も楽天証券をおすすめしたいポイントです。 信託報酬とは、投資信託の保有中にかかるコストを指します。楽天証券のiDeCoで提供される運用商品は32本で、元本確保型は定期預金1本のみです。残りの31本は投資信託となっています。

老後資金を長期にわたって準備するiDeCoでは、投資信託の信託報酬を抑えることも大切です。たとえば、100万円の投資信託の信託報酬が年1.0%だったとすると、10年では10万円かかります。もし、運用成績が年1.0%に満たなければ、元本割れを起こしてしまうおそれがあるでしょう。

楽天証券のiDeCo で提供される投資信託の信託報酬の幅は、0.10989%から1.705%までです。0.1%台の投資信託が多く、コストを抑えた長期運用がしやすくなっています。

3.運用管理画面の操作が簡単

楽天証券のiDeCoは運用管理画面の操作が簡単なのが特徴です。通常、iDeCoの資産状況の確認や運用指図は、記録関連運営管理機関のサイトで行います。

しかし、iDeCoの資産と他の証券資産を別々に管理するのは手間がかかります。楽天証券なら証券口座の資産とiDeCoの資産をひとつのIDで管理できるので、加入者の負担を軽減することが可能です。

4.ファンドアナリストが商品を厳選

楽天証券のiDeCoには、ファンドアナリストが厳選したローコストで運用実績の優秀な商品が用意されています。投資対象は株式や債券だけでなくREITや金まで幅広く、初心者から運用経験者までさまざまな運用ニーズに対応可能です。

特に「楽天・バンガード・ファンド」の愛称で呼ばれるバランスファンドは初心者におすすめです。 バランスファンドとは国内外の株式や債券などに分散投資する投資信託のことで投資対象や投資地域を分散することで、投資のリスクを減らすことができます。

バランスファンドには複数の投資対象に投資する配分比率固定型のほかに、退職時期に向けて運用割合を調整するターゲットイヤー型、市況環境などに応じて資産の組入比率を変更しながら運用するアロケーション型などがあります。

5.AIチャットに24時間質問できる

楽天証券が提供するAIチャットサービスなら、24時間いつでも質問できます。画面の指示に従って質問を選択したり入力したりすれば、AIチャットが回答してくれます。

不明点をすぐに質問できるので、初めてiDeCoを運用する方も心強いでしょう。 なお、AIチャットでは解決しない質問には、オペレータへの質問が可能です(平日9時から18時)。

iDeCoにもおすすめな楽天証券の特徴

ネット証券大手の楽天証券は大手ならではの利便性で、多くのユーザーから支持されています。

新規口座開設数業界No.1

楽天証券のここ数年の口座数の伸びには、目覚ましいものがあります。2021年12月に700万口座を達成し、新規口座開設数3年連続No.1※1となりました。

2021年は「J.D. パワー2021年個人資産運用顧客満足度調査」で、ネット証券部門総合1位を受賞しました。高い顧客満足につながるサービスが評価されて、急成長していると考えられます。楽天証券での資産運用に多くの人が期待感や安心感を持っているのではないでしょうか。

さらに、主要運営管理機関で比較したiDeCoの新規加入者数も2年連続No.1(2021年7月9日現在、楽天証券調べ)となっており、安心して資産形成ができることの裏付けといえます。

※1口座数上位の主要ネット証券5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で比較

お得なサービスがある

楽天証券はお得で幅広いサービスを提供しています。

充実したポイントプログラム

楽天グループのサービス利用者にとって、楽天証券のポイントプログラムはメリットのひとつです。楽天証券では、楽天スーパーポイントを使って投資信託や株式の現物取引ができます。楽天証券の投資信託は100円から購入できるので、ポイントを使い切りたい人にも有益な使い道です。

マネーブリッジで楽天銀行と連携

マネーブリッジは、楽天銀行の口座と楽天証券の証券口座を連携するサービスです。楽天銀行の普通預金金利が0.1%になり、銀行口座と証券口座間の入出金が自動的に行われるスイープというサービスが無料で受けられます。取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まるので、ポイント投資に利用することもできます。

貸株サービスで金利が受け取れる

株式投資をしている人が保有株式を楽天証券に貸し出すと、金利が受け取れるサービスが貸株サービスです。貸株の金利は銘柄によってさまざまですが、年率1.0%以上の銘柄も多数あります。金利1.0%の銘柄を100万円貸し出すと、1年間に1万円の貸株金利を受け取ることが可能です。

楽天証券で運用できるiDeCo(イデコ)の商品

楽天証券のiDeCoには、32本もの元本確保型と元本変動型の運用商品が提供されています。それぞれの運用商品を紹介していきますので、参考にしてください。

元本確保型

元本確保型とは、決められた利率で運用される運用商品です。満期まで保有すれば元本割れを起こすリスクは低いといわれています。

iDeCoでは、定期預金と貯蓄型の保険商品が元本確保型に該当します。楽天証券には保険商品が用意されていません。以下の定期預金1本が用意されています。

みずほDC定期預金(みずほ銀行)

元本確保型は安全性が高い商品ですが、金利が低いと資産はあまり増えないといわれています。長期で老後資金を準備するiDeCoにおいては、インフレによる物価上昇リスクにも対応できる元本変動型の活用も有効でしょう。

しかし、元本変動型の比率が高すぎる場合には資産が目減りするおそれがあります。その反面、元本確保型のみを活用すれば、元本割れのリスクを抑えつつ、節税につなげることが可能です。

また、楽天証券のiDeCoでは年金資産を別の資産へ預け替えられるスイッチングが無料でできます。長期の積み立てで増えた資産の定期預金への預け替えも可能です。

元本変動型

元本変動型とは、運用成績に応じて元本の増減がある運用商品のことを指します。楽天証券の元本変動型の運用商品は、投資信託のみです。楽天証券では、以下のような31本の投資信託を提供しています。

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド たわらノーロード 日経225 iTrust日本株式
MHAM日本成長株ファンド(dc年金) フィデリティ・日本成長株・ファンド コモンズ30ファンド
たわらノーロード国内債券 明治安田DC日本債券オープン 三井住友・DC日本リートインデックスファンド
野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) たわらノーロード先進国株式 インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) iTrust 世界株式 楽天・全米株式インデックス・ファンド
みずほUSハイイールドファンド(dc年金) 三井住友・DC外国リートインデックスファンド セゾン資産形成の達人ファン
楽天・全世界株式インデックス・ファンド ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) 三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN) 投資のソムリエ(dc年金) セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
楽天・インデックス・バランス(DC年金) 楽天ターゲットイヤー2030 楽天ターゲットイヤー2040
楽天ターゲットイヤー2050
※2022年2月7日時点
※引用元:取扱商品一覧 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

楽天証券でiDeCo(イデコ)をはじめるメリットは?

楽天証券のiDeCoには、豊富な投資商品を扱っている、運用管理のしやすさ、充実したサポート体制など、さまざまなメリットがあります。

投資商品が豊富

楽天証券のiDeCoでは、豊富なラインアップから自分に合った運用商品を選べます。運営管理機関が提供する運用商品の本数には35本という上限があります。楽天証券のiDeCoなら上限に近い32本の運用商品を用意しており、自分に合った商品の組み合わせが可能です。

32本のうち1本が元本確保型の定期預金で、残りの31本は投資信託です。投資信託はさまざまな投資対象で運用するタイプがあり、安定した運用を希望する人も大きな収益を狙う人にも対応できます。投資信託の投資対象の内訳は次のとおりです。

商品タイプ 本数
国内株式 6本
国内債券 2本
国内REIT 2本
外国株式 5本
海外債券 4本
海外REIT 1本
国内外株式 2本
コモディティ(商品) 1本
バランス型 5本
ターゲットイヤー型 3本
※2022年2月7日時点
※引用元:取扱商品一覧 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

楽天証券の口座があれば証券資産と一緒にiDeCoを管理できる

楽天証券ユーザーであれば、スマホの楽天証券サイトのメニューからiDeCoの専用サイトに遷移できるようになっています。そのため、iDeCo以外で保有している資産とiDeCoの資産の一元管理が可能です。

iDeCo専用サイトを利用するには、JIS&T社とのデータ連携のために初期設定が必要となります。専用サイトでは、掛金の配分変更や保有資産の預け替えのためのスイッチングなどの運用指図が可能です。

サポート体制が充実している

iDeCoの制度や資産運用は初心者にはわからないことが多く、金融機関に確認したいこともあるでしょう。楽天証券はネット証券であるため、サポート体制について不安な人もいるかもしれません。しかし、楽天証券はiDeCo加入者のためのサポート体制が充実しているので、安心です。

iDeCoについての疑問や不安を解消できるWebセミナーを随時開催し、冊子のスタートガイドも用意しています。まずはWebセミナーを視聴して概要をつかみ、スタートガイドでわからないことを随時確認するとよいでしょう。

また、個別の疑問にはiDeCoダイヤルと、AIまたはオペレータによるチャットサービスが利用できます。

楽天証券でiDeCo(イデコ)をはじめるデメリットは?

直接会って相談することはできない

楽天証券のiDeCoでは、対面のサポートは行っていません。しかし、iDeCoダイヤルやAIまたはオペレータによるチャットサービスによって、わからないことを相談する体制は整っています。AIチャットなら24時間365日好きな時間に質問できるので、対面のサポートがなくても困ることはないでしょう。

楽天ポイントプログラムの一部は対象外

楽天証券を利用するメリットのひとつがポイントプログラムですが、iDeCoは一部の楽天ポイント付与の対象外です。楽天証券には、資産運用に関して取引した金額に応じて、ポイントが貯まる「ハッピープログラム」や投資信託残高に応じて、ポイントが獲得できる「投資信託資産形成ポイント」などのポイントプログラムがあります。

しかし、iDeCoでの投資信託の買付や投資信託残高は、どちらの対象にもなっていないため、注意しましょう。

iDeCoの支払いにクレジットカードは使えない

iDeCoの掛金が引き落とせる金融機関は、国民年金基金連合会との口座振替契約を締結した金融機関に限られます。楽天カードといったクレジットカードでの引き落としはできないため注意しましょう。

楽天証券のiDeCo(イデコ)が向いている人

楽天証券のiDeCoは、iDeCo加入対象者であれば、多くの人におすすめできます。ここでは、楽天証券のiDeCoが特に向いている人について解説します。

長期的に運用して資産を作りたい人

iDeCoは老後資金を長期にわたってコツコツ積み立てる運用スタイルです。長期の運用にはリスクを減らして、堅実に資産を育てる効果があります。長期運用を成功させるには、運用コストの安い金融商品で少しでも収益が多くなるようにすることが大切でしょう。

楽天証券のiDeCoには、投資信託の管理費である信託報酬が低い投資信託がたくさん揃っています。また、管理ツールも使いやすいので、資産状況をチェックしたり、運用を変更したりするのも比較的簡単です。

楽天を利用することが多い人

iDeCoの金融機関をどこにするか迷っている人が楽天のヘビーユーザーなら、楽天ポイントが獲得できるため、楽天証券が選択肢のトップになるでしょう。

楽天証券の「ハッピープログラム」は、取引金額に応じてポイントが還元されるサービスですが、iDeCoでの買付はポイント対象外です。しかし、引き落とし口座を楽天銀行にすることで、引き落としごとに最大3ポイントの楽天スーパーポイントを獲得できます。ポイントの獲得には、ハッピープログラムへのエントリーが必要です。

また、「ご家族・お友達紹介プログラム」でポイントが獲得できるのも魅力でしょう。紹介した家族や友人が、紹介日から5ヵ月以内に所定URLからiDeCoに加入、総合口座開設をすることで、200楽天ポイントもしくは、証券ポイントを獲得できます。

将来に備えつつ節税もしたい人

iDeCoは、公的年金だけでは生活できない老後資金の不足分を補うため、国が税制優遇でサポートしてくれる制度です。iDeCoの税制優遇は、掛金拠出時、運用中、年金資産の受け取り時の3つがあります。特に掛金が全額所得控除の対象となる税制優遇は有利です。節税しながら老後資金を準備したい人には、加入者が多くて信頼できる楽天証券のiDeCoが適しているでしょう。

楽天証券と「SBI証券」・「マネックス証券」を比較

iDeCoの金融機関は変更できますが時間がかかるため、できれば同じ金融機関で長く続けたいところです。楽天証券を候補に考えているなら口座数の多いネット証券、SBI証券・マネックス証券との比較をしてみましょう。

楽天証券とSBI証券を比較

SBI証券は2005年からiDeCoを提供しており、累計加入者数は業界トップです(2021年7月 SBI証券調べ)。グループ企業のSBIベネフィット・システムズ株式会社が、2002年から企業型確定拠出年金の運営を行っています。そのため、他のネット証券会社よりiDeCoを含む確定拠出年金の運営ノウハウがある金融機関です。楽天証券とSBI証券はともに、どちらを選んでも後悔のない金融機関といえます。

SBI証券のメリット

SBI証券のメリットには、商品の豊富さや信託報酬の安さ、商品選びをサポートしてくれるなどがあります。SBI証券で扱っている商品は37本です。楽天証券が扱っている商品は、32本であるため、商品の多さはSBI証券を選ぶメリットといえるでしょう。

また、扱っている商品が豊富にあると、どれを選べばよいか迷う人も多いでしょう。そういった人のサポートをしてくれるのが、「SBI-iDeCoロボ」です。「SBI-iDeCoロボ」は、投資経験やこだわりなどから、ニーズに合った商品を選定・案内してくれます。

さらに、SBI証券の扱っている信託報酬は、0.1%代の商品もあるため、長期運用に適しているといえます。

楽天証券のメリット SBI証券のメリット
・運用管理手数料が無料
・管理しやすい運用画面
・無料セミナーといったサポートがある
・取扱商品数が多い
・商品選びをサポートしてくれる
・投資信託報酬が安い

SBI証券のデメリット

SBI証券のデメリットには、ポイントが貯まらない、対面でのサポートがない、受給期間の選択肢が若干少ないなどがあります。

SBI証券では、Tポイントを獲得できるサービスを提供しています。しかし、iDeCoの利用でポイントを獲得できない点はデメリットといえるでしょう。また、対面でのサポートを行えない点は、人によってはデメリットといえます。

他にも受給期間の選択肢が少ないのはデメリットでしょう。楽天証券では、5年以上20年以下であれば、1年単位で設定できます。しかし、SBI証券で選べる受給期間は、5年、10年、15年、20年のみです。

楽天証券のデメリット SBI証券のデメリット
・サポートは電話やチャットのみ
・ポイントがためにくい
・クレジットカード払いができない
・ポイントサービス対象外
・対面でのサポートはない
・受給期間の選択肢が若干少ない

楽天証券とマネックス証券を比較

マネックス証券は、2021年12月時点で口座開設数約198万の、SBI証券や楽天証券に次ぐ規模のネット証券会社です。6,000銘柄以上の外国株や金・プラチナなどの幅広い金融商品を取り扱っている、米国株取引の手数料の安いなどの特長があります。

マネックス証券のメリット

マネックス証券を利用するメリットは、無料で管理してくれる点や土曜日にもつながる専用ダイヤルがある点、ロボアドバイザーによるサポートがある点でしょう。

マネックス証券も楽天証券と同じく、運用管理手数料は無料です。そのため、長期運用しやすいでしょう。また、平日だけでなく、土曜日にもつながる専用ダイヤルがある点も魅力です。平日は9時から20時まで、土曜日は9時から17時まで電話対応してくれます。※祝日を除く

さらに、マネックス証券ではロボアドバイザーが、顧客の商品選びをサポートしてくれます。質問に応えるだけで、運用プランを提案してくれるため、投資初心者でも適切な資産配分を知ることが可能です。

楽天証券のメリット マネックス証券のメリット
・運用管理手数料無料
・運用管理画面が使いやすい
・無料セミナーに参加できる
・運用管理手数料が無料
・土曜日にもつながるiDeCo専用ダイヤルがある
・ロボアドバイザーがサポートしてくれる

マネックス証券のデメリット

マネックス証券のデメリットには、運用商品が少ない点やWebでの加入ができない点、運用管理は外部サイトで行う必要がある点などが挙げられます。

マネックス証券で扱っている運用商品は27本です。対して楽天証券で扱っている運用商品の数は、32本あるため、商品数が少ない点はデメリットといえます。

また、マネックス証券でのiDeCo加入は郵送のみです。Web申し込みができないため、人によっては時間や手間がかかるように感じるでしょう。

他にも、楽天証券ではiDeCoの運用状況を見やすいサイトがありますが、マネックス証券にはありません。運用管理を外部サイトで行う必要があるのもデメリットといえます。

楽天証券のデメリット マネックス証券のデメリット
・対面サポートはない
・ポイントプログラムは一部対象外
・口座引き落としのみ
・運用商品が少なめ
・Web加入手続きができない
・運用管理は外部サイトで行う

楽天証券でのiDeCo(イデコ)の申込手順

楽天証券のiDeCoの申込み方法には書面とウェブの2種類があり、対象者が異なります。それぞれについて解説します。

書面での申し込み

書面での申込みの対象となるのは、会社員・公務員など国民年金の第2号被保険者に該当する人です。

①申込書をウェブサイトから請求

楽天証券のウェブサイトで加入者情報を入力し、申込書類を請求します。後日、楽天証券から申込書類一式が届きます。

②申込書類を記入し、返送

申込書類に必要事項を記入し返送しましょう。申込書類には「個人年金加入申出書」、「預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書」、「事業所登録申請書 兼 第2加入者に係る事業主の証明書」、「加入者月別掛金額登録・変更届」(資料請求時に「月ごとに金額を指定」を選択していると同封されている)などがあります。

会社員・共済組合員は「事業所登録申請書 兼 第2加入者に係る事業主の証明書」の記入を勤め先に依頼する必要があります。記入が済んだら返信用封筒に入れて、返送しましょう。

楽天証券での書類確認が終わると、国民年金基金連合会の審査に移ります。手続き完了までは、通常1ヵ月から2ヵ月必要です。

③審査完了後、各書類が届く

国民年金基金連合会の加入審査が完了すると、以下の書類が届きます。なくさないように保管しておきましょう。

審査完了後に届く書類

  • 個人型確定拠出年金確認通知書(国民年金基金連合会より)
  • 口座開設のお知らせ(JIS&T社より)
  • コールセンター/インターネットパスワード設定のお知らせ(JIS&T社より)

Webでの申込み

Webでの申込みの対象となるのは、自営業者や学生など国民年金の第1号被保険者と、専業主婦(夫)の第3号被保険者です。

①Webサイトで加入者情報入力

加入者情報を入力し、送信します。次のステップに進むURLが記載されたメールが届きます。SMS認証があるため、携帯電話が必要です。

②Webサイトで申込み情報入力

SMS認証後、申込情報入力画面に遷移します。入力画面では、基礎年金番号や掛金情報が必要です。掛金情報とは、掛金をいつ拠出したいかといった情報を指します。申込情報を入力し終えると掛金引き落とし口座設定、本人確認書類をアップロードして申込みは完了です。

Web申込み後、楽天証券によるチェックや国民年金基金連合会の審査があるため、手続き完了まで通常1ヵ月から2ヵ月かかります。

③審査完了後、各書類が届く

国民年金基金連合会の加入審査が完了すると、書面での手続きの③と同じ、以下の書類が届きますので保管しておきましょう。

審査完了後に届く書類

  • 個人型確定拠出年金確認通知書(国民年金基金連合会より)
  • 口座開設のお知らせ(JIS&T社より)
  • コールセンター/インターネットパスワード設定のお知らせ(JIS&T社より)

iDeCo(イデコ)を別の金融機関から楽天証券へ移行する方法

すでに別の金融機関でiDeCoをはじめている人でも、運営管理機関を楽天証券に変更できます。ここでは、楽天証券への移行手続きについて解説します。

①楽天証券のウェブサイトから申込書類を請求する

iDeCoの金融機関を楽天証券に変えたい人は、まずWebサイトから申込書類を請求します。電話での資料請求はできません。請求手続き完了後、楽天証券から運営管理機関変更の手続き書類が届きます。

②掛金・移換金の配分指定を記入して返送する

「加入者等運営管理機関変更届」に掛金の配分指定と移換金の配分指定を記入します。

iDeCoの金融機関を変更すると、今までの金融機関の資産はいったん換金されます。換金された資産を預け替える際に、楽天証券の運用商品での配分の指定が必要です。また、変更後の毎月の掛金も、楽天証券の運用商品での配分の指定をする必要があります。

③国民年金基金連合会の審査完了を待つ

加入者等運営管理機関変更届等の必要書類を返送すると、国民年金基金連合会の審査を受けることになります。そのため、手続き完了まで通常1ヵ月から2ヵ月必要です。

④各種書類の到着後保管する

国民年金基金連合会の審査が完了すると、換金された資産が楽天証券に移換されます。楽天証券への移換は、上記②で指定した配分に従って行われます。JIS&T社から以下の書類が届いたら、保管しておきましょう。

審査完了後に届く書類

  • 移換完了通知書
  • 口座開設のお知らせ
  • コールセンター/インターネットパスワード設定のお知らせ
  • お取引報告書

楽天証券のiDeCo(イデコ)でおすすめの積立商品

楽天証券のiDeCoには32本もの運用商品が提供されています。実際に選ぶとなると迷う人も多いでしょう。ここでは、おすすめの積立商品を紹介します。

みずほDC定期預金

2021年12月のみずほDC定期預金の金利は0.002%で、みずほ銀行の2022年1月現在のみずほ銀行の定期預金金利と同じです。ただし、iDeCoの定期預金なら利息が非課税になります。

定期預金では、お金はあまり増えないでしょう。しかし、投資信託と組み合わせてリスクを軽減したり、定年の近い人が増やした資産を預け替えたりと、大切な役割を持つ運用商品といえます。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という指標に連動するように運用される投資信託です。「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国株式市場の大型株から小型株までの4,000銘柄で構成されている株価指数のことを指します。

米国株全体に分散投資するため、米国の景気が好調であれば値上がりが期待できます。楽天・全米株式インデックス・ファンドの信託報酬は年率0.162%程度と、同じカテゴリの中でも低い水準です。

投資信託には、資産減少のリスクがあります。しかし、積み立てによって購入価格が平準化され、長期的には資産の成長が見込めるでしょう。楽天・全米株式インデックス・ファンドはコストを抑えてしっかり資産形成をしたい人におすすめの商品です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、ローコストでの運用に定評があるバンガード社の運用によるバランスファンドです。バランスファンドとは、国内外の株式や債券など、複数の対象に分散投資するファンドのことを指します。

投資信託には値動きがあり、成果を保証されるものではありません。しかし、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、基本的な配分比率は株式と債券で半分ずつとなっており、リスクを抑えて安定したリターンを目指しています。信託報酬も0.59%と低めです。

バランスファンドは、商品の組み合わせや資産の再配分が面倒な人には、合理的な投資信託といえます。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドなら、多くの人の運用ニーズに応えられるでしょう。

楽天証券でiDeCo(イデコ)を運用している人の口コミ

楽天証券のiDeCoを利用している人は、どのような感想を持っているでしょうか。口コミを紹介します。

口コミには「楽天証券のアプリから簡単に運用状況を見ることができる」、「口座管理手数料が安いのでお得」といったよい評判が寄せられています。管理のしやすさに、魅力を感じている人もいるようです。

反面「ラインアップが芳しくない」、「商品の種類が少ない」といった、不満も寄せられています。楽天証券のiDeCoは、商品の種類や扱っている数が十分でないと感じている人もいるようです。

そもそもiDeCoとは?

iDeCoは、確定拠出年金法に基づいて2002年より制度運用がスタートした私的年金制度のことです。 頭文字の「i」に「私」という意味が込められたiDeCoは、掛金の拠出から運用方法の選定、実際の運用まで、すべて自分で行うのが特徴です。

以前話題になった老後2,000万円問題で明らかにされたように、公的年金だけで老後の生活をまかなうのは難しいといえるでしょう。そのため、国民ひとりひとりが何らかの形で老後資金の不足分を準備する必要があります。老後資金の不足を補う手段として、注目されている制度のひとつが私的年金制度です。

私的年金にはiDeCoの他に、国民年金基金・確定給付型企業年金・厚生年金基金・民間保険会社の個人年金などがあります。

長期運用で資産形成

長期・積立・分散の3つの要素をもつiDeCoはリスクを抑えながら資産形成できる仕組みなっています。

iDeCoの仕組みについておさらいしましょう。

少額の掛金からはじめられる

iDeCoの毎月の掛金は5,000円以上1,000円単位と、少額からはじめられます。掛金の下限は全加入者共通ですが、上限は職業などによって異なるため注意しましょう。

職業 毎月の掛金限度額
自営業者等(国民年金の第1号被保険者) 6万8,000円(国民年金基金の掛金と合算)
公務員・専業主婦・確定給付型年金のある企業に勤務する会社員・私学共済の加入者 1万2,000円
企業型確定拠出年金のある会社に勤務する会社員 2万円
企業年金のない会社に勤務する会社員 2万3,000円
※2022年2月7日時点
※引用元:iDeCoの仕組み|iDeCoってなに?|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】】

確定給付と確定拠出年金両方の制度がある企業の会社員の限度額は、1万2,000円です。なお、掛金額の変更は、1年に1回のみ可能です。無理のない範囲で計画的に積み立てを続けましょう。

投資信託や定期預金などを使って資産運用

iDeCoでは加入者自らが、運営管理機関が選んだ運用商品を組み合わせて運用する仕組みです。運営管理機関とは、楽天証券のようにiDeCoにおいて加入者の窓口となる金融機関を指します。ひとつの運営管理機関が取り扱う運用商品数の上限は、35本までと決められています。

iDeCoの運用商品には、元本確保型と投資信託の2種類があります。元本確保型とは、定期預金や保険商品などの満期や利息があらかじめ決まった金融商品です。比較的安全ですが、お金を増やすことはあまり期待できないでしょう。

一方、投資信託は投資家から集めたお金を運用のプロが株式や債券に投資して、収益を還元する金融商品です。元本保証ではありませんが、長期で運用することによりリスクの軽減が見込めます。

原則60歳まで引き出せない

iDeCoは原則として60歳以降でないと年金資産を受け取れません。また、60歳で年金資産を受け取るには、10年以上の通算加入者等期間が必要です。通算加入者等期間が10年未満の場合、以下のように受給開始年齢が繰り下がります。

通算加入者等期間 受給開始年齢
8年以上10年未満 61歳
6年以上8年未満 62歳
4年以上6年未満 63歳
2年以上4年未満 64歳
1ヵ月以上2年未満 65歳
※2022年2月7日時点
※引用元:イデコの注意すべきポイント|iDeCoスペシャルサイトbyろうきん

通算加入者等期間とは、iDeCoを含む確定拠出年金の加入者期間と運用指図者期間(掛金を拠出せずに運用指図のみ)を合計した期間のことです。

60歳まで引き出せないことはiDeCoのデメリットと思われていますが、老後資金が守られると考えれば、メリットといえるのではないでしょうか。

節税につながる

iDeCoには掛金拠出時、運用時、受け取り時にそれぞれ税制優遇があります。ここでは、iDeCoの3つの節税メリットについて解説します。

1.掛金が所得控除の対象となる

iDeCoの掛金は、全額が所得控除の対象になります。所得税・住民税の税率がともに10%の人が毎月2万円を積み立てた場合、1年間の掛金は24万円です。24万円が所得から控除されることで、年間4万8,000円税金の負担が軽減されます。軽減される税額は掛金額が多い人、所得が高い人ほど大きくなるでしょう。

24万円を投資して4万8,000円の利益を得る難しさを考えると、掛金の全額が所得控除の対象となるのは、大きなメリットであるといえるでしょう。

2.運用益は非課税になる

iDeCoの運用から生じた利益には課税されず、再投資に回されます。

通常、投資信託の普通分配金(運用益に相当するもの)や預金の利息には、20.315%の税金がかかります。しかし、iDeCoの制度の中で発生した運用益は非課税で、運用資産に組み込まれる仕組みです。非課税の運用益を組み込んで運用すると、複利効果といって長期で資産が雪だるま式に増えていきます。

3.給付の際にも税制優遇措置が適用される

iDeCoは、年金資産の受け取り時も所得控除を受けられます。iDeCoの年金資産は、一括受け取りか年金形式の分割受け取りかを選択可能です(一部の金融機関では一括と分割の併用が可能)。一括受け取りの場合は退職所得控除の対象となり、年金受け取りの場合は公的年金等控除の対象となります。

一括受け取りの場合は所得税の所得区分の退職所得となり、他の所得と合算せずに単独で課税されます(分離課税)。一方、年金として受け取る場合の所得区分は雑所得です。他の公的年金と合算して公的年金等控除が差し引かれ、さらにその年の他の所得と合計して税率が決まります。

iDeCo(イデコ)の投資商品には何がある?

iDeCoは長期・分散・積み立てでリスクを減らして資産を形成する仕組みです。実際の運用商品にはどのようなものがあるのでしょうか。

投資信託

iDeCoは、株式や債券に直接投資はできない仕組みとなっています。株式や債券へ投資したい場合は、投資信託を通じて間接的に行う必要があるでしょう。投資信託とは、運用の専門家が投資家から集めた資金で株式や債券に投資をし、その成果を還元する金融商品です。

投資信託のリターンは値上がり益と分配金です。iDeCoでは分配金が出ても受け足らずに、再投資される仕組みとなっています。

投資信託のリスクは投資対象によって異なりますが、主に以下のようなものがあります。

投資信託のリスク

  • 価格変動リスク
  • 為替変動リスク
  • 信用リスク
  • 金利変動リスク

投資信託にはいくつかの分類がありますが、投資対象による分類として次のようなものがあります。

分類 特徴
国内株式型 国内のさまざまな株式に分散投資
国内債券型 国内の国債や社債などさまざまな債券に分散投資
外国株式型 海外のさまざまな株式に分散投資
外国債券型 海外の国債や社債などさまざまな債券に分散投資
バランス型 株式や債券、円や外貨建てなど複数の資産を組み合わせて分散投資
※2022年2月7日時点
※引用元:はじめてでも、資産配分ができる!|はじめてのiDeCo編 |iDeCoでできる資産運用ガイド|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】

以下にて、投資信託の主な運用対象を紹介します。

債券

国や企業などの発行体が、投資家から資金の借入れのために発行する、借用証書に相当するものが債券です。債券の発行にあたって、発行体は決められた利息の利支払いと、元本を返済する期日を約束します。

発行体から受け取る金額があらかじめ決まっているため、比較的安全な投資対象です。債券には売買をする市場があり、そのときの金利情勢によって取引価格が変動します。債券のリターンは、利息・売却益・償還差益です。

その反面、金利の変動や投資対象の国・地域の政治、経済状況の影響を受けるといったリスクがあります。

株式

株式とは、企業が事業に必要な資金を投資家から調達するために発行する証券です。投資家(株主)は、資金提供の見返りに事業の収益の一部を配当として受け取ります。また、市場に上場している株式であれば、売却して値上がり益を得ることも可能です。

従って、株式のリターンは配当金と売却益です。株式のリターンは債券と異なり、あらかじめ決まったものではありません。企業の業績によっては、値下がりして損失を被るといったリスクもあります。しかし、値上がり時の限度もなく、リターンが期待できる運用商品です。

外貨建て商品

外貨建て商品とは、株式や債券で日本円以外の通貨で運用されるものです。米ドルなどの外貨で運用するため、為替変動の影響を受けます。

為替変動の影響を受けるため、為替レートによっては利益が見込めます。しかし、逆に円高の影響を受けて損失が発生するというリスクもある商品です。

例えば、レートが1ドル100円のときに、10万円分の外貨建て商品を買い付けたとします。その後、円安となり1ドル110円となれば、買い付けた商品は日本円で11万円分の価値を持つといえるでしょう。逆に、円高となり1ドル90円になると、商品の価値は日本円で9万円となるといったリスクがあります。

保険商品

保険商品は、元本確保型のひとつで満期まで保有すれば、元本割れのリスクが低い点が特徴です。生命保険といった商品が該当します。保険商品は、所定の利息が上乗せされる仕組みですが、低金利だとあまりリターンは見込めないといえるでしょう。なお、楽天証券の運用商品に保険商品はありません。

元本が確保されやすい点は、保険商品の魅力です。しかし、保険会社自体の破綻やインフレに対処しにくい、といったリスクもある商品のため注意しましょう。

定期預金

あらかじめ決められた金利で運用され、満期時に元本と利息が支払われる預金です。定期預金の金利は変動するため、買い付けごとに金利が異なる場合があります。

定期預金では低金利の場合、高いリターンは期待できませんが、元本割れの可能性が低い点も特徴です。そのため、節税メリットを得ながら安全に運用したい人に適しているといえるでしょう。

しかし、リスクが全くないというわけではないので、注意が必要です。主なリスクには、預けている金融機関の破綻やインフレに対処しにくい、といったリスクがあります。

iDeCo(イデコ)の投資信託を選ぶ際の 4つのポイント

iDeCoの投資信託は何を基準に選べばよいでしょうか。投資信託選びの4つのポイントを紹介します。

1. インデックス型やバランス型であれば、純資産総額は小さいより大きいほうがよい

投資信託がインデックス型やバランス型の場合、純資産総額は大きいほうが望ましいといえます。インデックス型とは、日経平均のような特定の指標に連動した運用成果を目指す投資信託です。また、純資産総額とは、投資信託に組み入れられている株式や債券の時価総額のことを指します。

純資産総額が大きいほど、効率的に運用しやすいといわれています。しかし、純資産総額が一定以下になると、繰り上げ償還といって運用が中止になるリスクがあり、注意が必要です。そのため、純資産総額は大きいほうが望ましいです。

2.指標はなるべく広く投資できるものがよい

指標は、対象となる銘柄が多いほど分散投資の効果が高くなります。例えば、CRSP USトータル・マーケット・インデックスは米国株式4000銘柄が対象です。一方、同じ米国株式の株価指標であるS&P500はニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を対象にしています。

指標に優劣はありませんが、対象の範囲が広いほうが分散の効果が得やすく、運用成績のブレを減らすことができるため、指標は広いほうがおすすめです。

3.同じジャンルやカテゴリであれば利益が出ているほうがよい

ジャンル・カテゴリが同じ商品で、迷っている場合は効率よく利益がでているほうがおすすめです。効率は、シャープレシオで比べることができます。

シャープレシオとは、運用効率を表す指標です。数値が高いほど効率よく運用ができていることを示しています。シャープレシオは同じジャンルやカテゴリの投資信託を比較するときに利用されるのが一般的です。

シャープレシオを比べることで、投資信託の比較をしやすくなるでしょう。

4.インデックス型であればトラッキングエラーは小さいほうがよい

トラッキングエラーとは、投資信託と目標とする指標のリターンの差を表す、インデックスファンドを評価する指標です。トラッキングエラーが小さいほど、目標とする指標と連動していることを示します。

トラッキングエラーが小さい商品は、買付当初のイメージに近い運用ができる可能性があります。そのため、トラッキングエラーは小さいほうがおすすめです。

iDeCo(イデコ)とNISAの違い

iDeCoの加入を検討している人の中には、NISA(少額投資非課税制度)との違いがよくわからない人もいるのではないでしょうか。iDeCoとNISAの違いを理解して、自分に合った制度を活用しましょう。

目的

iDeCo (個人型確定拠出年金)は、公的年金だけではまかなえない老後資金の不足分を準備するための私的年金制度です。一方、NISA(少額投資非課税制度)は、国民に投資を普及させることが目的の制度といえます。

iDeCo (個人型確定拠出年金) NISA(少額投資非課税制度)
利用できる人 基本的に20歳以上60歳未満のすべての人 口座開設する年の1月1日時点で20歳以上の日本国内居住者
目的 老後資金準備 目的問わず(教育資金でも老後資金でも可)
投資対象商品 投資信託・保険商品・定期預金 投資信託・株式・ETF・REITなど
投資方法 積み立て 一括・積み立て
中途換金 不可 いつでも可
管轄の官庁 厚生労働省 金融庁
※2022年2月7日時点
※データはiDeCo公式サイト金融庁公式サイトから引用

iDeCoは基本的に20歳以上60歳未満の人なら加入できますが、国民年金の保険料が免除になっているなど加入できない人もいます。一方、NISAには年齢の上限はありません。iDeCoは老後資金準備に特化した制度ですが、NISAは利用目的を問われず、中途換金も自由にできます。

税制優遇

iDeCoとNISAにはそれぞれ税制優遇があり、制度を使わずに運用する場合に比べて有利です。

iDeCo (個人型確定拠出年金) NISA(少額投資非課税制度)
・掛金が全額所得控除
・運用中の利益に対して非課税
・受け取り時に所得控除が適用
・運用益に対して非課税
※2022年2月7日時点
※データはiDeCo公式サイト金融庁公式サイトから引用

通常、投資の利益には20.315%の税金がかかります。しかし、iDeCoもNISAも制度の中で発生した運用益には税金がかかりません。さらにiDeCoには、掛金拠出時と受け取り時にも所得控除が受けられる手厚い税制優遇があります。iDeCoには60歳まで引き出しができないという縛りはありますが、税の面では優遇されているといえるでしょう。

運用期間

iDeCoとNISAは制度の目的が違うため、運用期間なども異なります。

iDeCo (個人型確定拠出年金) NISA(少額投資非課税制度)
運用商品の買い付けができる期間 60歳まで(2022年5月以降、65歳まで) 一般NISA:最長5年
つみたてNISA:最長20年
最低投資金額 5,000円 金融機関による
投資額の上限 加入者の職業などによる 年間120万円(最大600万円)
※2022年2月7日時点
※データはiDeCo公式サイト金融庁公式サイトから引用

iDeCoとNISAでは、運用や受け取りのルールが異なります。iDeCoは、60歳まで掛金を拠出して運用商品が買付可能です。60歳以降に年金資産を受け取ります。一方、NISAは年齢に関係なく、非課税投資を行うことが可能です。運用期間は、一般NISAで5年、つみたてNISAで20年と制度によって変わります。非課税期間終了後の選択肢は以下のとおりです。

楽天証券でiDeCo(イデコ)を運用して老後に備えよう

iDeCoは税制優遇を受けながら、老後資金が準備できる制度です。老後に公的年金だけで生活できる人は少なく、現役のうちにコツコツ準備する必要があるでしょう。iDeCoの資産は60歳まで引き出せませんが、そのために老後のお金がしっかり守られるとも考えられます。

iDeCoの金融機関はどこも同じではありません。長く資産を育てていくには手数料が安く、運用商品が豊富な金融機関がよいでしょう。楽天証券なら運営管理手数料無料で、長期運用に適した商品が数多く提供されています。iDeCoの加入を検討している人は、楽天証券ではじめてはいかがでしょうか。

楽天証券でiDeCo(イデコ)を運用する際のQ&A

最後に、楽天証券のiDeCoについてのよくある質問と回答を紹介します。

iDeCo(イデコ)で楽天ポイントは貯められますか?

iDeCoは楽天証券のポイントプログラムでの楽天ポイント付与の一部対象外です。

楽天銀行の「ハッピープログラム」へのエントリーをし、iDeCoの引き落とし口座に楽天銀行を選ぶと最大3ポイントの楽天スーパーポイントが付与されます。また、「ご家族・お友達紹介プログラム」では、200ポイント獲得可能です。

iDeCo(イデコ)を楽天証券で運用したほうがよい人とは?

iDeCoの加入を検討中の人が楽天ユーザーなら、楽天証券を利用するのがよいでしょう。現状、iDeCoは楽天証券のポイントプログラムの対象にはなりません。しかし、引き落とし口座を楽天銀行にすれば、楽天銀行の「ハッピープログラム」で楽天スーパーポイントが付与されます。また、楽天証券とiDeCoの管理ツールが一元化されているので、楽天証券に口座があればスムーズにiDeCoの管理が可能です。

iDeCoは、さまざまな金融機関で取り扱っていますが、サービスのレベルもさまざまです。楽天証券のiDeCoは、運用管理手数料無料、運用商品のラインアップが多彩など、さまざまなメリットがある金融機関といえるでしょう。iDeCoは運用期間の長い制度なので、加入者本位のサービスのある金融機関がよいと考える人には、楽天証券をおすすめします。

楽天証券のiDeCo(イデコ)でおすすめの投資信託は何ですか?

楽天証券のiDeCoでは、長期の運用に適した信託報酬の安い投資信託が揃っています。また、投資する人がどのように運用したいのかによってもおすすめの投資信託は変わるでしょう。

コストを抑えつつ資産形成したい人は、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」のような、信託報酬が安く分散投資できる投資信託もおすすめでしょう。

また、組み合わせるのが面倒な人なら、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のようなバランス型で運用を「お任せ」するのもおすすめです。

楽天証券でiDeCoを運用する利点は?

楽天証券でiDeCoに加入するメリットはさまざまです。

まず、運営管理手数料が無料であることです。iDeCoは長期にわたる運用になるため、かかるコストはできるだけ低いほうが有利といえます。また、長期運用に適した運用商品が数多く揃っている点もメリットでしょう。信託報酬が低く運用成績が比較的良好な投資信託が多いので、さまざまな人が自分に合った商品選びができます。

さらに、便利な運用ツールが提供されており、楽天証券の資産とiDeCoの資産の一元管理が可能です。

別の金融機関から楽天証券に移ることはできますか?

楽天証券以外の金融機関ですでにiDeCoをはじめている人の運営管理機関を、楽天証券に変更することは可能です。

iDeCoのサービス内容は金融機関ごとに異なります。手数料や運用商品のラインアップに不満のある人もいるでしょう。その場合、運営管理機関の変更が可能です。ただし、運用資産を解約し、現金化してから移換します。投資信託が元本割れしていた場合、損失が確定してしまうことに注意しましょう。

※本記事で記載の情報は、個別に記載のない限り、2022年1月25日時点でのものになります。証券会社等の口座開設やキャンペーン利用の際には、各社公式ホームページの最新情報をご確認ください。

関連記事
SBI証券と楽天証券ではどちらの口座を開設するべき?両社のメリットや違いを徹底比較
「NISA」と「つみたてNISA」のメリット・デメリットを徹底解説
米国ETFを購入するメリットとは?投資初心者におすすめの米国ETFをご紹介
ネット証券のおすすめの選び方|おすすめネット証券会社ランキングもご紹介
つみたてNISA(積立NISA)とは?メリット・デメリットやおすすめ銘柄10選