アメリカ株,銘柄の選び方
(画像=PIXTA)

近年、投資先としてアメリカ株が注目されていますが、基本的な知識もなく運用を始めてしまうと失敗のリスクが高まります。この記事では一からアメリカ株投資を始めたい人に向けて、アメリカ株投資の基本をまとめました。基本知識をしっかりと習得してアメリカ株を始めてみましょう。

目次

  1. アメリカ株の取引を始める前に知っておきたい基本情報
  2. アメリカ株が注目されている背景
  3. アメリカ株式と日本株式の違い
  4. アメリカ株投資にはメリットが満載
  5. アメリカ株投資のデメリット
  6. アメリカ株はこんな人におすすめ
  7. アメリカ株投資におすすめの証券会社5選
  8. アメリカ株投資を始める証券会社の選び方
  9. アメリカ株の始め方
  10. アメリカ株のおすすめ銘柄5選
  11. コロナ禍で注目が集まるアメリカ株銘柄8選
  12. アメリカ株銘柄を選ぶときのポイント
  13. 購入前に知っておきたいアメリカ株の種類と特徴
  14. アメリカ株の取引方法の種類
  15. アメリカ株取引で気をつけたいポイント
  16. 初心者におすすめの投資スタイルとは
  17. 堅調なアメリカ株には小さい金額から挑戦できる
  18. アメリカ株投資に関するよくある質問

アメリカ株の取引を始める前に知っておきたい基本情報

アメリカ株を始める前に知っておきたい情報は主要取引所、日本株との違い、株価指数、アメリカ株投資に向いている証券会社はどこなのかなどたくさんあります。その中でも主要取引所と株価指数、取引時間はまず押さえておきたい重要ポイントです。これらの情報を知らないと投資対象を正しく理解できず、また、投資判断に関連するニュースもよく理解できません。

ここまで挙げたものはすベて重要ではありますが、特に知っておかないといけないのは株価指数です。株価指数を知らないとアメリカ株全体の動向を把握できません。

そもそもアメリカ株とは

アメリカ株はアメリカで取引されている株式のことです。GoogleやAmazonなどの世界を代表する企業に日本から投資できるので、近年注目度が上がっています。アメリカ株には世界最大規模の企業が集結しており、その中でもGAFAMと呼ばれるIT企業群は中心企業といえるでしょう。これら世界規模で成長する企業すべてに、日本から個人でも投資ができるのです。

アメリカ株が注目されている理由は優れた企業に投資できる点だけではありません。過去の株価推移が堅調に推移している点もアメリカ株が注目に値する大きな理由です。アメリカ株への投資は世界の中心に投資することに他なりません。

アメリカ株の主な取引所

アメリカ株の主な取引所はニューヨーク証券取引所とナスダックです。この2つには違いがあり、構成銘柄にも特徴があります。アメリカの2つの取引所の違いをそれぞれ確認しましょう。

大手企業が上場している「ニューヨーク証券取引所(NYSE)」

ウォール街にある取引所がニューヨーク証券取引所です。金融系やナスダックはIT企業が多い傾向にありますが、ニューヨーク証券取引所は昔からある大手企業が上場しています。ニューヨーク証券取引所の主な構成銘柄をまとめました。

ニューヨーク証券取引所の主な構成銘柄

  • JPモルガンチェース(JPM)
  • ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
  • バンク・オブ・アメリカ(BAC)
  • マスターカード(MA)
  • コカ・コーラ(KO)
  • ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)
  • バークシャー・ハサウェイ(BRKB)

日本でも名が知れ渡っている企業が数多く上場しています。後ほど解説するナスダックよりも伝統色の強い企業が多い構成です。

IT企業が多い「ナスダック(NASDAQ)」

アマゾンやフェイスブックなどの企業が取引されているのがナスダックです。ナスダックはNYSEに比べて、IT企業が多い傾向にあります。主な構成銘柄を下記にまとめました。

ナスダックの主な構成銘柄

  • アップル(AAPL)
  • マイクロソフト(MSFT)
  • エヌビディア(NVDA)
  • ネットフリックス(NFLX)
  • ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)

日本でも馴染みのある企業が取引されており、ハイパーグロース株の割合が多くなっています。

アメリカ株式の代表的な株価指数

アメリカ株式の代表的な株価指数にはNYダウ、ナスダック総合指数、S&P500があります。それぞれ構成銘柄が違うので、詳しく見ていきましょう。

代表的な30社で構成される「NYダウ」

アメリカの代表的な30社で構成される株価指数がNYダウです。名称はNYダウ工業株30種平均株価ですが、30社の中には工業株以外も含まれています。エクソン・モービルやキャタピラー、コカ・コーラ、マクドナルドなどが構成銘柄に含まれており、ナスダックの構成銘柄であるアップルやマイクロソフト、インテルもNYダウの構成銘柄です。

ハイテク企業の動向が把握できる「ナスダック総合指数」

ナスダック総合指数はナスダックで取引されている銘柄を終値ベースで計算して、1971年2月5日の終値を100として数値化したものです。ナスダックにはIT関連企業が多く、ハイテク企業の動向を把握する指標として用いられます。アマゾンやフェイスブック、テスラなどが構成銘柄です。 

アメリカ全体の株価の動きがわかる「S&P500」

NYSEやNASDAQの上場・登録銘柄から、500社を選んだ株価指数です。構成銘柄数がNYダウやナスダックより多いので、アメリカ全体の株価の動きを見る時によく使われる指標になっています。投資する際には見逃せない指数です。

アメリカ株の取引時間

アメリカ株の取引時間は夏時間と冬時間の2つあります。取引の開始時間が時期によって変わるので、注意しましょう。3月~11月は日本時間22時30分から翌朝5時までで、12月~2月は日本時間23時30分から翌朝6時までが取引時間です。日本時間で月曜日の深夜から1週間の取引が始まり、土曜日の早朝に1週間の取引が終わります。

また、その他に気をつけないといけない点はアメリカの祝日です。日本では平日でもアメリカが祝日なら、市場は開かれません。反対に、日本が祝日でもアメリカの市場が開かれているケースがあります。アメリカ株に投資する際は日本の取引時間との違いにも注意するようにしましょう。また、昼の空き時間がない点も日本の市場とは異なる点です。取引時間の違いに気を配りながら、アメリカ株に投資していきましょう。

アメリカ株が注目されている背景

アメリカ株が注目されているのは長年右肩上がりに成長していることが挙げられます。リーマンショックやチャイナショック、コロナショックなど株価が急落する局面はありましたが、長い目で見れば株価は回復してきており、それがアメリカ株に注目が集まった背景です。リーマンショック以降のアメリカ株はかなり強い動きになっており、2010年の年末から2020年の年末までの10年間でNYダウは約3倍になっています。

世界の株式市場を見ても、ここまで右肩上がりになっている市場はありません。日本の場合バブルの頃までは好調でしたが、1990年代以降長らく株価の下落傾向が続きました。ネット証券で海外の株に投資しやすくなった影響もあり、アメリカ株投資は大きく注目されるようになっています。

アメリカの株式市場の推移

アメリカ株の指数S&P500を見てみると、2022年は20年前の約4倍になっており、30年前の約10倍になっています。ただ、長期的に堅調だったとは言え、時期を切り取ってみると下落した局面はあります。例えば、2000年~2010年の10年間はS&P500のパフォーマンスが優れず、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックでは大きく株価を下げました。この2つ以外にも様々な下落局面がありましたが、そのような幾多の下落局面を乗り越えて、S&P500は上昇し続けています。途中で売ったり買ったりしてしまった場合は損失になった可能性もありますが、ずっと保有していれば、運用益を得られた計算になります。短期的な下落を打ち消して、長期的に上昇し続けてきたのがこれまでのアメリカ株式市場の推移です。

アメリカの企業は株主優先の考え方

アメリカでは「会社は株主のもの」という意識がとても強くあります。日本も名目上、会社は株主のものになっていますが、配当金や自社株買いへの考え方を見るとアメリカ企業の方が株主への意識が高いです。株主優先主義なので、株主の要求に応じないといけませんし、配当金を減らすのは株主の評価を下げることに繋がります。

株主を優遇するためには利益を成長させる必要があります。利益が落ちてしまっては株主を優遇できないからです。また、仮に利益が下がってしまっても、株主優先の考え方自体は変わりませんから、自己資本比率を減らして株主に還元する傾向があります。日本とは株主に対する意識が違う点も、アメリカ株への注目度が高い要因です。

アメリカ株式と日本株式の違い

アメリカ株式と日本株式の違いをまとめました。違いはたくさんありますが、大きな違いは1株単位で投資できるかどうかという点とアメリカ株式はティッカーシンボル、日本株式は数字を用いる点です。その他細かい違いも含めて、アメリカ株式と日本株式の違いを見ていきましょう。

アメリカ株は1株単位から取引が可能

1株で売り買いできるので、少ない金額で取引を開始できます。日本株の場合は100株単位で購入するので、株価1,000円の株を購入する場合、10万円が必要です。投資初心者にとっては小さい金額とは言い難いですし、投資のハードルが上がってしまいます。ちなみに、任天堂の株価は2022年1月現在5万円を超えているので、500万円以上の資金が必要です。

アメリカ株投資は1株から取引可能なので、数千円単位で投資できます。投資金額が少なすぎると手数料の影響を大きく受けてしまいますが、投資の資金的ハードルは圧倒的に低いです。1株単位で投資できるかどうかがアメリカ株式と日本株式の違いになります。

アメリカ株にはストップ高・ストップ安がない

日本ではストップ安、ストップ高のルールが導入されています。1日の変動が大きくなりすぎた場合に値幅制限が設定される制度ですが、アメリカではそれがありません。その代わりにサーキットブレーカーを導入しています。サーキットブレーカーは市場が短時間で大きく動いた際に取引が中断される措置で、大きな下落があった際に発動するシステムです。

サーキットブレーカーは下落幅によって、取引停止時間が異なり、大暴落した場合は取引の残り時間の取引を全て停止することもあります。実際にサーキットブレーカーが発動したケースだと2020年3月のコロナショックが挙げられます。このように日米で下落時の制度の違いがあるので、気をつけましょう。

アメリカ株は配当金の分配頻度が多い

多くのアメリカ株は配当が年4回受け取れます。日本だと年1回~2回であることが多いです。分配の回数が多いので、投資の魅力をより深く実感できます。配当金を受け取る回数の多さも日本株とアメリカ株の大きな違いです。

アメリカ株には株主優待がない

日本株にはある株主優待がアメリカ株にはありません。日本の場合は地方の特産物やサービス利用の割引、QUOカード、商品の詰め合わせのプレゼントなど株主優待がある企業が多くあります。中には株主優待目的で投資している人もいて、株主優待は日本株に投資する上で1つの判断材料です。株主優待メインで投資する場合は日本株に投資しましょう。

アメリカ株に投資する際は株主優待がないので、今後の企業の成長性や配当で投資判断することになります。企業の成長余地や配当金の推移を見て、投資判断することが大事です。将来的に株価が上がるのか、配当は維持されるのかを適宜判断する必要があります。株主優待の有無も日本株とアメリカ株の大きな違いだと言えるでしょう。

アメリカと日本では決算期が違う

日本株とアメリカ株では決算期も違います。日本では決算の時期を自由に決められるものの、3月期決算が主流です。割合としてはアメリカの場合も日本と同様に決算時期を自由に設定できますが、3月期決算の会社はほとんどありません。12月期決算の割合が多く、日本の決算時期とはズレがあることがわかります。

12月期の決算が多いアメリカ企業ですが、12月以外の月が決算になっている企業も多いです。企業ごとに決算の時期が異なりますので、投資している企業や投資を考えている企業の決算発表がいつなのかを把握するようにしましょう。

アメリカ株ではティッカーシンボルという記号が使われる

日本の株式市場は数字で企業を示しますが、アメリカの株式市場はティッカーシンボルが用いられます。企業の示し方の例をここでは5つずつまとめました。まず日本の株式市場の例は次のとおりです。

日本の株式市場で企業を表す数字

  • 任天堂:7974
  • ソフトバンク:9984
  • トヨタ自動車:7203
  • セブン&アイ・ホールディングス:3382
  • 東海旅客鉄道:9022

証券会社のアプリなどで、該当する企業の数字を入力すれば、企業名が出てくる仕組みになっています。一方、アメリカ株式の例は次のとおりです。

アメリカ株式のティッカーシンボル

  • アップル:AAPL
  • アマゾン:AMZN
  • メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック):FB
  • マイクロソフト:MSFT
  • テスラ:TSLA

このように、アルファベットで構成されたものがティッカーシンボルで、アメリカの株式市場ではこのティッカーシンボルで企業を識別します。1文字違うだけでも全く違う企業になってしまうケースもあるので、間違いないように注意しましょう。

アメリカ株投資にはメリットが満載

アメリカ株は大金を用意することなく投資できる点や世界的な優良企業が数多くある点が魅力です。世界一の企業が名を連ねていますし、数万円から挑戦できるので、投資のハードルもそれほど高くありません。

メリット①少額から投資できる

アップルなどの大企業であっても、たった数万円ほどで投資可能です。高額な初期費用が必要ありませんから、比較的気軽に投資を始められます。投資の練習をしたい場合も少額で始められるアメリカ株の方が取り組みやすいです。日本株よりも安く始められる点はアメリカ株の魅力で、小さく投資に挑戦したい場合はアメリカ株から始めてみるのも選択肢の1つでしょう。

メリット②分散投資がしやすい

少額で投資できるので、分散投資もしやすいです。投資資金が10万円の場合、日本株だと1つの銘柄に数万円程度必要になるので、分散できて数銘柄になってしまいます。これでは分散としては不十分です。一方、アメリカ株の場合は10万円あれば、10以上の銘柄に分散投資できます。いろんな銘柄に分散投資したい方や投資経験を多く積みたい方にとって、分散投資しやすいアメリカ株はメリットです。

メリット③高配当な銘柄が多い

アメリカ企業は株主重視の傾向があり、高配当な銘柄が多いです。エクソン・モービルやAT&T、フィリップ・モリス・インターナショナル、アルトリア・グループなど配当利回りが5%前後の銘柄を見つけるのはそう難しいことではありません。高配当ランキングなどで検索すれば、数々の企業がヒットします。配当金投資する際にもアメリカ株投資は魅力的であり、投資対象も多いです。

メリット④世界的な優良企業が多い

世界を代表する企業が集まっているのがアメリカ株投資の特徴です。GAFAMだけに限らず、コカ・コーラ、マクドナルド、Twitter、インテル、ネットフリックスなど世界的な企業がたくさんあります。世界中に展開している会社に投資機会がある点がアメリカ株のメリットです。アメリカ以上に世界的な企業がある国は現状ありません。

メリット⑤流動性がとても高い

アメリカ株市場は世界最大であり、世界中の資金が流入します。その分取引が活発になるので、流動性はとても高いです。流動性の低い投資対象の場合、高い株価で買わないといけないケースが出てきますが、アメリカ株は流動性が高いので、そのような流動性の心配をしなくて済むでしょう。

アメリカ株投資のデメリット

アメリカ株投資のデメリットは為替リスクや情報の得やすさなど、複数あります。注目されているアメリカ株ですが、デメリット面も把握した上で投資するようにしましょう。

デメリット①為替リスクがある

アメリカ株に投資する際は為替リスクに気を配らないといけません。仮に1ドル110円の時に1万1,000円投資して、その後1ドル100円になった場合、株価が同じでも1,000円の損になってしまいます。為替次第で損してしまう可能性もあるので、株価だけでなく、為替も確認するようにしましょう。

デメリット②日本株と比べて情報を得にくい

アメリカの株を売買するわけですから、情報は英語中心になります。当然日本株に比べて、情報を得るのが難しくなるでしょう。ただ、最近はYouTubeやSNSなどでアメリカ株に関する情報発信をしている人も増えました。以前よりは情報を得やすくなりましたが、それでも日本株より情報を得るのが難しいと言えます。

デメリット③為替手数料がかかる

アメリカ株投資では為替手数料が発生してしまうので、日本株の取引より手数料が割高になってしまいます。1ドルあたり25銭の為替手数料になっている証券会社が多く、売買往復で1ドルあたり50銭になる計算です。売買回数を増やしてしまうと手数料が大きくなってしまうので、注意が必要でしょう。売却時に外貨決済にするなどして、為替手数料を抑えることもできます。

デメリット④市場取引時間が日本時間の夜中から早朝になる

アメリカ株の取引時間は深夜になるので、株価の値動きをリアルタイムでチェックできません。寝る前に買うかどうかを判断して、起きた時に値動きがどうなっているか確認する形で投資します。深夜に大きなニュースが出てしまうと対応が遅くなってしまうため、悪材料が出た時の対応が難しいのがアメリカ株投資です。

このような特徴から、アメリカ株に投資する場合は即座の判断が必要になる投資ではなく、ある程度の期間保有するスタイルになることが多いです。深夜に起きてトレードするのは大変なので、それを必要としない投資スタイルを確立していきましょう。

アメリカ株はこんな人におすすめ

アメリカ株は少ない金額で投資にチャレンジしたい人や世界的な有名企業に投資したい人におすすめです。世界的に有名な企業はその地位を確立しているので、さらに発展していく可能性があります。過去10年ほどを見るとGAFAMの成長が著しいです。テスラなどの新興企業も一気に成長してきました。

当たり前の話ですが、世界的な企業は全世界で売上を伸ばせます。日本でも今やYouTubeを見たことがない人はほとんどいないと言っていいでしょう。そんな世界で売上を伸ばせる一流企業に投資できるのがアメリカ株投資です。

そして、アメリカ株はたった数万円で世界的に売上を伸ばしている企業に投資できます。少額で優良企業に投資できる点も魅力です。また、アメリカ株には配当利回りが大きい企業もたくさんあります。配当利回り狙いの投資をしたい方もアメリカ株投資向きだと言えるでしょう。

少額投資から投資を始めたい人

少額で投資にチャレンジしたい人はアメリカ株投資がおすすめです。日本株に1万円以内から投資するとなると対象はかなり絞られます。数万円単位で有名企業にはほとんど投資できません。2022年1月現在トヨタに投資すると20万円以上必要になります。アメリカ株の場合は100ドル未満の株なら1万円程度で買えますし、アップルの株も2022年1月現在2万円台で購入できます。マイクロソフトの株も3万円~4万円台で売買可能です。

株式投資初心者の方がいきなり高額で運用するのは勇気が必要です。お金に余裕がある人は別ですが、怖いという人は安く投資が始められるアメリカ株投資がいいでしょう。日本株よりも気軽に投資経験が積めます。世界的な企業に少額で投資したい方はアメリカ株投資向きです。

株配当の利回りで稼ぎたい人

配当利回りを得たい人もアメリカ株投資向きです。配当利回りが高いだけではなく、大企業に投資できるメリットがアメリカ株投資にはあります。よくある失敗パターンは経営状態がよくない企業や株価が暴落してしまった結果、配当利回りが一時的に高くなっているだけの企業に投資してしまうパターンです。投資した後に減配されてしまったり、倒産してしまうリスクがあります。

配当利回りで稼ぎたい場合は減配リスクや今後もその配当利回りを維持できるのかどうかなど見るべきポイントがたくさんありますが、アメリカの企業の場合は株主還元に重きを置いていますし、大企業だと倒産のリスクが少ないです。利回りで稼ぎたい人もアメリカ株投資向きと言っていいでしょう。

配当利回りとは?

配当利回りとは年間に配当をどれだけ受け取れるか示した割合です。10万円の株式で年間3,000円の配当金を受け取れる場合は配当利回り3%となります。保有し続けるだけで配当金が受け取れるので、売買判断の回数を少なくできる点がメリットです。配当金狙いの投資をする際は各証券会社で配当利回りランキングが紹介されていることが多いので、参考にするといいでしょう。

世界的に有名な企業に投資したい人

世界的な企業に投資したい場合はアメリカ株に向いています。世界の時価総額上位を見ると大半がアメリカの企業です。GAFAMはもちろんのことテスラやジョンソン&ジョンソン、エヌビディアなども世界の時価総額ランキング上位20社に入っています。世界的企業のさらなる成長を見込むのであれば、アメリカ株投資がおすすめです。

アメリカ以外の国で時価総額上位に入っている中国、日本の企業は上位20社に入っていません。かつて時価総額ランキング世界1位だったトヨタ自動車も、2022年1月現在29位です。世界のトップ50の中に入っている日本企業はトヨタ自動車だけであり、世界的な企業はアメリカに集中しています。世界的な有名企業に投資したい人はアメリカ株投資がおすすめです。

アメリカ株投資におすすめの証券会社5選

アメリカ株投資を始めるにはまず証券会社の口座を作らないといけません。ここではアメリカ株投資におすすめの証券会社をご紹介します。おすすめの証券会社は次の5つです。

Money Method編集部がおすすめする証券会社5選

  1. マネックス証券
  2. SBI証券
  3. 楽天証券
  4. DMM 株
  5. PayPay証券

それぞれ特徴があり、取扱銘柄数を優先するとマネックス証券やSBI証券が優位です。ポイントとの兼ね合いを優先するなら、楽天証券やSBI証券が使いやすいでしょう。1,000円単位の少額で投資したい場合はPayPay証券が使いやすいですし、DMM 株はアメリカ株の取引手数料が無料です。投資スタイルによって、選ぶべき証券会社が違ってきます。

ここではアメリカ株に投資できる各証券会社の特徴を、メリット・デメリットに分けてまとめました。パフォーマンスや投資スタイルが大きく左右されることもあります。どんな違いがあるのかを理解した上で、自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。

第1位 マネックス証券

マネックス証券
(画像=引用元:マネックス証券)
メリット
  • 買付時の為替手数料が無料
  • 米国ETFの買付手数料が実質無料
  • 米国ETF取扱銘柄数が多い
  • IPO銘柄の取扱いが多い
  • 米国株取引に関するキャンペーンが多い
  • 投資初心者向けツールや情報が充実
デメリット
  • 日本株投資の取引手数料が高い
  • 外国株の取り扱いが米国、中国のみ
  • 他社に比べポイント利用が不便

※2022年1月25日現在
出典:マネックス証券「はじめての方へ-マネックス証券のメリット」

第2位 SBI証券

SBI証券
(画像=引用元:SBI証券)
メリット
  • 取引手数料が安い
  • 取扱外国株が多い
  • 投資信託の取扱本数が比較的多い
  • Tポイントの付与、利用
  • Pontaポイントの付与、利用
  • 三井住友カードとの連携(※1)
デメリット
  • 国内株アプリと米国株アプリが別々
  • 株アプリに悪い評価が多い
  • 米国株取扱銘柄数が少ない(※2)

※2022年1月25日現在
出典:SBI証券「株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA」

※1:投資信託、NISA、つみたてNISAにおいて。SMBC 三井住友カード「クレカで資産運用できる!|クレジットカードの三井住友VISAカード」より
※2:マネックス証券との比較

第3位 楽天証券

楽天証券
(画像=引用元:楽天証券)
メリット
  • 口座開設が楽天SPUプログラムの対象
  • 楽天ポイントで投資可能
  • 1つのアプリで国内株、米国株の取引可能
  • 取引ツール「MARKETSPEEDⅡ」が便利
デメリット
  • アメリカ株の取扱銘柄数が少ない(※1)
  • アメリカ株取扱銘柄数が少ない
  • IPO取扱銘柄数が少ない
  • 時間外取引に対応していない
  • 期間限定ポイントは株式投資に利用不可

※2022年1月25日現在
出典:楽天銀行「ポイント投資」「手数料」

※1:マネックス証券、SBI証券との比較

第4位 DMM 株

DMM 株
(画像=引用元:DMM 株)
メリット
  • アメリカ株の取引手数料が一律0円
  • LINEで問い合わせ可能
  • アメリカ株式を信用取引の担保にできる
  • 平日24時間体制サポート
デメリット
  • アメリカ株の取扱いが少ない
  • IPOに対応していない
  • 米国ETFの取扱銘柄数が少ない
  • 為替手数料が他の証券会社に比べ割高
  • つみたてNISAに対応していない
  • ポイント利用先が他社より少ない

※2022年1月25日現在
出典:DMM.com証券「DMM 株 - 業界最安値水準の手数料!DMMで始める株式取引」

第5位 PayPay証券

メリット
  • 米国株に少額投資可能(1,000円単位)
  • スマホでの操作がしやすい
  • 1株でIPO抽選に参加可能
  • CFD取引に対応
  • PayPay銀行口座から直接投資可能
デメリット
  • 米国株取扱銘柄数が少ない
  • 米国ETF取扱銘柄数が少ない
  • NISAに対応していない(※1)
  • 注文方法が限定的
  • 取引金額が大きいと手数料が高い

※2022年1月25日現在
出典:「PayPay証券」公式サイト

※1:PayPay銀行では購入可能

アメリカ株投資を始める証券会社の選び方

証券会社を選ぶポイントで特に重要なのは取扱銘柄数と手数料です。銘柄数が少ない証券会社だと投資したい企業に投資できない可能性があります。そうなると別にもう1つ口座開設する必要が出てきてしまい、手間が掛かります。手数料も投資のパフォーマンスに直接影響するので、できる限り手数料が安い証券会社を選ぶようにしましょう。ここではアメリカ株投資を始める時にどのような基準で、証券会社を選べばいいかまとめました。

選び方①アメリカ株の取扱銘柄数は多いか

アメリカ株の取扱銘柄数は証券会社を選ぶ上で重要なポイントです。多くの銘柄を扱っている証券会社の方がより幅広い投資対象に投資できます。マネックス証券は4,000銘柄以上取り扱っていますが、PayPay証券は200銘柄もありません。

投資対象が多ければ多い方がいいというわけではなく、あくまで自分の投資スタイルに合うかどうかです。アメリカの主要企業にはどの証券会社でも投資できますので、投資したい企業はどんな企業なのかを決めた上で、証券会社を選ぶようにしましょう。

選び方②手数料は安いか

投資において手数料はとても重要です。取引回数が増えれば増えるほど手数料は膨らんでいきますし、手数料だけで数万円単位の支出になるケースもあります。アメリカ株投資の場合は為替手数料も計算に入れないといけないので、手数料の違いはシビアに見ていかないといけません。為替手数料は1ドルあたり25銭になっている証券会社が多いですが、マネックス証券は買付時のみ為替手数料が無料になります。

仮に100ドルの株を10回買うとすると、買付だけでも2,500円の取引手数料が必要です。取引回数によってはもっと高額になるケースもありますので、手数料の違いは必ずチェックするようにしましょう。買付の際の為替手数料が無料になっているマネックス証券が手数料面ではやや優位です。

手数料は取引金額によっても変わり、少額投資の場合はPayPay証券の手数料が安いです。ただ、高額取引になるとPayPay証券は割高になってしまいます。取引する金額によっても手数料が安い証券会社は変わってくるので、どんな取引をするのかあらかじめ想定した上で、取引手数料や為替手数料を計算してみるといいでしょう。

選び方③お得なキャンペーンが実施されているか

口座開設時にキャッシュバックやポイントバックされるキャンペーンや手数料が無料になるキャンペーンを実施している証券会社もあります。取引手数料自体は割高でも、キャンペーンを活用することでお得になる可能性もあるので、口座開設前に各証券会社のキャンペーン内容は必ずチェックしておきましょう。

キャンペーンをチェックする時に重要なのがキャンペーン期間のチェックです。長期的に投資する場合、キャンペーンが終わった後のことも考えておかないといけません。キャンペーンを活用した場合としなかった場合など、いろんなケースを想定しておくと損をせずに済みます。キャンペーンが終了した瞬間に割高になってしまったというケースは少なくありません。

今はキャンペーンがたくさんあり、買付手数料が無料になるケースも多いです。各証券会社の公式サイトにキャンペーン一覧が掲載されていますから、一通りチェックしてから口座開設するといいでしょう。

選び方④初心者でも利用しやすいか

アプリの使いやすさやチャートの見やすさ、売買操作のしやすさなど、初心者に使いやすいかどうかも証券会社を選ぶ時の判断基準になります。外出先で取引したい場合はアプリの評価もチェックしておくといいでしょう。簡単に売買できる証券会社の方が初心者にとっては投資しやすいです。また、少額で投資したい初心者は少額投資する時の手数料が安い証券会社の方が使いやすいでしょう。

選び方⑤ポイントが活用できるか

ポイントの貯めやすさや使いやすさも証券会社を選ぶ時の基準です。楽天証券は楽天SPUプログラムになっていて、楽天市場の買い物で付与されるポイント数がアップします。SBI証券で貯まるTポイントも使える場所が多いです。また、ポイントで株を買える証券会社も増えてきており、ポイントサービスの充実度も証券会社を選ぶ際に見ておきたいところです。

また、ポイントの使いやすさも重要で、貯めたポイントの使い道が限られているとポイントが失効するなどのデメリットがあります。ポイントの種類によって使える場所が違うケースもあるので、貯めたポイントの使い道が株取引だけなのか、ネットショッピングや街でのショッピングに使えるのかも口座開設前に調べておきましょう。

選び方⑥情報コンテンツや取引ツールは充実しているか

情報コンテンツや取引ツールの充実度も重要です。基本的には取扱銘柄数が多い証券会社の方がコンテンツは充実している傾向にあります。取引ツールも同様で、銘柄数が多い大手証券会社のツールが優れています。ネット記事で紹介されている大手の証券会社の取引ツールであれば、基本的には問題ないことが多いですが、情報コンテンツの内容は各証券会社によって、若干差があります。

世界を代表するような大手企業にのみ投資する場合、情報コンテンツはそこまで必要ありませんが、アメリカ株を深く勉強したい方は情報コンテンツが多い証券会社を利用した方がいいでしょう。

アメリカ株の始め方

アメリカ株を買う時はまず外国株式取引口座を開設しないといけません。証券口座開設とは別に外国株式取引口座の開設作業が必要になる証券会社もあるので、注意しましょう。口座を開設した後は投資資金を準備するだけで、あとはパソコンやスマホから簡単に投資できます。オンライン上で完結できるので、アメリカ株投資を始めたい方は順番に作業を進めていきましょう。

①外国株式取引口座を開設する

アメリカ株投資を始める際は外国株式取引口座を開設する必要があります。証券会社の口座を開設したら、外国株の取引口座も開設しておきましょう。口座開設はオンラインで完結するので、それほど手間は掛かりません。本人確認書類など口座開設に必要なものを準備して、各証券会社の公式サイトに記載している通りの手順で口座開設を進めていきましょう。

外国株式取引口座を開設したら、あとは株取引を進めていくだけです。各証券口座の使い方やアプリの使い方を順番に勉強して、株取引をしていきましょう。操作方法自体は日本株を買う時とそこまで大きな違いはありませんが、円貨決済か外貨決済かの違いがあります。口座開設して、実際に売買の画面を見て慣れていきましょう。

②アメリカ株用の資金を準備する

次に投資するためのお金を用意しておかないといけません。数万円程度資金があればアメリカ株に投資できるので、まずは資金を確保しましょう。ただ、注意しないといけないのは投資に数十万円程度必要な企業もあるということです。アマゾンなどの株価が高い企業は数十万円程度の資金が必要になります。投資したい企業の株価をチェックして、どれくらいの資金が必要なのかをチェックしましょう。資金が確保できたら、株を購入していきます。

円貨決済のメリット・デメリット

円貨決済のメリットは初心者でも購入しやすい点です。円でそのまま買えるので、日本株を買うのと同じような要領で、アメリカ株を買付できます。事前にドルを用意するのが面倒な場合やドルを用意してから株を買う手順がよくわからない初心者の方は円貨決済にメリットがあります。

一方、円貨決済のデメリットは手数料が高くなる点です。円からドルに変換される時の為替手数料が毎回掛かってしまうので、円貨決済を繰り返すと手数料が大きくなってしまいます。1回だけならそれほど大きな差にはなりませんが、数十回円貨決済を繰り返すと手数料だけでも大きな差です。運用益を打ち消してしまう可能性もあります。

初めてアメリカ株を購入する時は円貨決済で問題ないですが、アメリカ株の売買を繰り返す場合は外貨決済を用いた方が手数料面での負担は少なくなります。長期的にアメリカ株に投資する場合は外貨決済を利用できるようにしておいた方がいいでしょう。

外貨決済のメリット・デメリット

外貨決済のメリットは株取引の回数が多くなった時に、為替手数料を安くできることです。最初にアメリカ株を購入して、外貨決済で売却したとします。すると、口座残高はドルになり、次に購入する際に外貨決済を使うと為替手数料を削減できます。毎回円貨決済をするよりはコスト面が抑えられると言えるでしょう。

デメリットは面倒である点と為替の影響を受ける点です。円をドルに替える手間がありますし、ドルを円にしたいタイミングで為替の影響を受けてしまいます。1ドル120円の時にドルにしたものを1ドル100円の時に日本円に換金した場合、それだけでも損失になります。為替の影響でプラスになることもありますが、日本円に戻す時に為替を考慮しないといけません。初心者の方には少し難しい取引になります。

為替の影響はありますが、基本的に売買を繰り返す場合は外貨決済にした方が手数料は抑えられます。為替がどう動くかを読み切れるわけではないので、売買を繰り返すようになったら、外貨決済を用いてコストを抑える方がいいでしょう。

③銘柄を選んで発注する

アメリカ株の購入方法が理解できたら、あとは銘柄を選んで発注するだけです。ただ、銘柄を選ぶと言っても無数の企業があり、どの企業に投資したらいいか迷う可能性もあります。その場合、各証券会社に様々な取引に関する資料があるので、それを見たりしながら銘柄を選定していきましょう。チャートを判断できる場合は、チャートを見ながら投資するのも方法の1つです。

世界的な優良企業に投資する場合、GAFAMの中から投資対象を選ぶ方法もあります。有名な企業に投資したい場合は企業名で投資対象を決める方法もあるでしょう。ただ、有名な企業だからと言って、株価が上昇するとは限りません。世界的な企業に投資したとしてもリスクはありますので、その点はご注意ください。

アメリカ株のおすすめ銘柄5選

アメリカ株のおすすめ銘柄を5つ紹介します。配当利回りが大きい銘柄や安定した企業などの観点から、おすすめ銘柄を選びました。アメリカ株の投資先を選ぶ時はいろんな判断基準がありますが、長期的な企業の安定性や配当利回りも大きな判断基準です。

Money Method編集部がおすすめするアメリカ株5選

  1. AT&T(T)
  2. エクソン・モービル(XOM)
  3. フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
  4. シェブロン(CVX)
  5. アイビーエム(IBM)

この5つの銘柄の特徴と株価推移を見ていきましょう。

AT&T(T)

AT&Tは配当利回りが高い銘柄として知られています。株価は2017年以降下落傾向になっており、2020年1月は39ドル、2021年1月は29ドル、2022年1月は26ドルです。長期的な推移を見ても、2016年の高値43ドルから徐々に下落してきました。株価の売買益という点では近年不調ですが、配当利回り狙いの投資をしたい方は選択肢の1つになるでしょう。

エクソン・モービル(XOM)

エクソン・モービルも配当利回りが高い銘柄です。2018年以降株価は下落傾向にありましたが、2020年のコロナショック以降は上昇しています。2020年3月には30ドルになる局面もありましたが、2022年1月は70ドルを超えており、利回りと売却益を狙える銘柄です。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)

フィリップ・モリス・インターナショナルも配当利回り5%前後が狙える銘柄です。株価は横ばいを続けていますが、2020年3月のコロナショック以降はやや上昇の兆しを見せています。2020年3月は56ドルの安値をつけましたが、2022年1月は101ドルまで上昇している銘柄です。  

シェブロン(CVX)

シェブロンは石油関連銘柄で、配当利回りは4.0%台~5.0%台を推移しています。株価は2021年~2022年にかけて上昇傾向で、コロナショック前の株価付近まで戻してきました。インフレ局面では上昇が期待できる銘柄です。

アイビーエム(IBM)

IBMも配当利回りが4.0%~5.0%ほどを推移している銘柄です。株価はここ数年横ばいになっており、2021年1月は132ドル、2022年1月は134ドルとなっています。上昇局面ではありませんが、配当利回り狙いの投資家にとっては妙味がある銘柄です。

コロナ禍で注目が集まるアメリカ株銘柄8選

コロナ禍でアメリカ株を始める時に知っておきたい銘柄をまとめました。

注目のアメリカ株8選

  1. アップル(AAPL)
  2. ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)
  3. テスラ(TSLA)
  4. マイクロソフト(MSFT)
  5. アドビ(ADBE)
  6. ペプシコ(PEP)
  7. プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
  8. キンバリー・クラーク(KMB)

コロナ禍で株価が急騰した銘柄もあるので、参考にしてみてください。

アップル(AAPL)

アップルはiPhoneやMacBookシリーズなど、日本でも馴染みのある企業で、コロナ禍でも順調に株価を上げてきました。2020年1月は74ドルでしたが、2021年1月には133ドル、2022年1月には177ドルとなっています。また、過去5年の推移を見ても若干の上下道を挟みながら、順調に株価を上げているのが特徴です。

世界的な優良企業に投資したい方はアップルが有力な選択肢になるでしょう。コロナ禍になる以前から順調に株価を上げていて、コロナ禍でもその傾向は止まっていません。数万円で投資できる点も魅力です。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)

コロナ禍で在宅勤務が増えた影響で、2020年はズーム・ビデオ・コミュニケーションズの株価が急騰しました。2020年1月に68ドルだった株価が2020年10月には588ドルにまで上昇した注目銘柄です。2021年は下落局面が続きましたが、コロナ禍で人気になった銘柄の1つと言っていいでしょう。

日本でもZOOMでの会議やZOOMでのオンラインイベントが多く開催されるようになっており、ZOOMがだんだん浸透してきています。これから先世界にどれくらいZOOMが広がっていくのか、競合に負けない競争力があるのかという点に注目です。

テスラ(TSLA)

テスラも急上昇した銘柄で、2020年~2021年にかけて急騰しました。2020年1月地点で84ドルだった株価が2020年12月には705ドルになり、2021年12月には1,056ドルとなっています。わずか2年間の間に10倍以上の値上がりを記録した注目の銘柄です。

テスラはEV関連企業で、今後の発展に期待が集まっています。テスラ共同創業者のイーロン・マスク氏の言動が度々注目を集めるなど2020年以降のアメリカ株の中で最も注目を集めた企業だと言っても過言ではありません。次世代を担う企業として、注目の銘柄です。

マイクロソフト(MSFT)

マイクロソフトはアップルと並んで、世界ナンバーワンを争う優良企業です。アメリカを代表する企業として、アップルとマイクロソフトの名前が挙がるケースも多いでしょう。マイクロソフトの株価もコロナ禍で堅調に推移しており、2020年1月に158ドルだった株価が2021年1月には222ドル、2022年1月には335ドルとなっています。また、長期的にも上昇傾向です。

マイクロソフトはソフトウェア製品やデバイス、ソリューション開発をサポートする企業で、Windowsは日本でも幅広く使われています。世界を長く牽引し続けている企業なので、アメリカ株初心者の方でも投資しやすいでしょう。

アドビ(ADBE)

アドビは2020年3月に一時255ドルとなった株価が2020年8月に533ドルとなりました。わずか数ヶ月で株価が2倍になった銘柄です。2020年8月以降も上下動を繰り返していて、2021年1月は500ドル、2022年1月は566ドルとなっています。コロナ禍で上昇したことから、注目を集めました。長期的にも右肩上がりのチャートになっており、2022年の株価は2013年の株価の約10倍で、堅調な株価推移となっています。

事業面で見るアドビはデジタルコンテンツ作成やアプリケーション開発を行うソフトウェア会社で、コロナ禍の在宅勤務などの情勢からコロナ禍でさらに注目された銘柄です。

ペプシコ(PEP)

ペプシコも2020年3月以降株価が堅調に推移していることから、コロナ禍で注目された銘柄です。2020年3月に101ドルの安値をつけて以降は株価が上昇し、2021年1月には147ドル、2022年1月には172ドルとなりました。2015年以降の長期的な推移を見ても、概ね堅調に推移している銘柄です。

お菓子・飲料を主力商品としていて、日本でもペプシコーラなど有名商品を展開しています。日本でも馴染みのある有名銘柄で、コロナ禍で注目されました。

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)

プロクター・アンド・ギャンブルはP&Gとして、日本でも幅広く知られていて、2020年3月のコロナショック以降、堅調に株価推移している銘柄です。2020年3月に安値124ドルをつけて以降は2021年1月に139ドル、2022年1月に161ドルと推移しています。また長期的に見ると2018年5月以降は右肩上がりの株価です。

プロクター・アンド・ギャンブルは家庭で使用できる日用品を扱っている企業で、様々な国と地域に展開している有名企業です。堅調な株価推移と知名度の高さから注目を集めた銘柄の1つになりました。

キンバリー・クラーク(KMB)

2020年4月から夏頃にかけて株価が上昇した銘柄がキンバリー・クラークです。2020年8月をきっかけに下落基調になっていますが、コロナ禍で注目された銘柄と言っていいでしょう。パーソナルケア事業では使い捨ておむつやパンツ、コンシューマティッシュ事業ではティッシュやトイレットペーパーなど生活必需品の製造・販売を行っています。

株価の推移を見ると2020年1月は137ドル、2021年1月は134ドル、2022年1月は141ドルと年単位では横ばいです。2020年は3月の最安値117.9ドルから8月の高値160ドルまで約40%ほどの上昇を見せた局面がありました。

アメリカ株銘柄を選ぶときのポイント

アメリカ株の見極めポイントは流動性、株価の安定性、銘柄の将来性があります。将来的に株価の上昇を受け取るには銘柄選定がとても重要です。それぞれの判断基準がどのようなものなのかを知って、銘柄を見極めていきましょう。

ポイント①流動性は高いか

流動性が高いかどうかは銘柄を見極める重要なポイントです。流動性が低い銘柄に投資すると買付時に株価が上がってしまったり、売却時に低い株価で売却しないといけないことになります。アメリカの優良企業に投資する場合、流動性が低いということはありませんが、あまり知られていない企業に投資する場合は流動性にも着目しておくといいでしょう。

流動性が高い方がいいかと言われると、決してそうとは言い切れません。流動性の低い銘柄にあえて投資するスタイルもあります。あまり注目されてない銘柄を先回りして投資する戦略もあります。企業の将来性を見抜く目が必要になりますが、企業の大きな成長を受け取れる可能性がある戦略です。

ポイント②株価は安定しているか

株価の安定性も銘柄を見極める際のポイントになります。個別株は短期的に大きく下落する場面がありますが、数年単位で右肩上がりになっている企業は初心者の方でも投資しやすいです。アップルやマイクロソフトの月足チャートを見ると順調に上がっていることがわかります。

短期的な値動きを見ると、株が安定しているか見えにくい時があります。2020年3月のコロナショックではほぼ全ての株が大暴落しました。ただ、一時的な下落を乗り越えて、堅調に推移しているか見極めることが重要です。長期的に株価が伸びていれば、安定していると言えるでしょう。

ポイント③将来性はあるか

将来性があるかどうかを見極めることも重要です。全ての株がアップルやマイクロソフトのように推移していくわけではありません。中には株価が下落したまま一向に回復しないケースもあります。業績が低迷している企業の株はなかなか上昇しません。

ビジネスの優位性や競争相手に負けない独自性があるかどうかを見抜くことが大事です。見抜くのはそう簡単ではありませんが、企業分析をしっかりすれば長期投資しやすくなります。今後ビジネスが発展していくかどうかも大きな判断材料です。

購入前に知っておきたいアメリカ株の種類と特徴

アメリカ株を買うといっても、様々な方法があります。各企業に個別で投資する個別株投資やある程度まとまった企業群に投資する投資信託、ETFへの投資が主な方法です。投資方針によって、どれを買えばいいのかが決まるので、違いを知っておきましょう。では、具体的に個別株、投資信託、ETFの3つにどのような違いがあるのか紹介していきます。

個別株

個別の企業に投資するのが個別株投資です。将来的に大きく成長する企業に早い段階で投資できれば、大きな運用益が期待できます。大きなリターンを狙いたい場合は個別株に投資するといいでしょう。テスラやアップルのような上昇株に早い段階で投資できていれば、運用益は数倍~数十倍になっていました。

反対に、個別株は資産を大きく減らすリスクも抱えています。80%~90%株価が下落するケースも少なくありません。2020年に株価が急騰したハイパー・グロース株の中で、2021年に50%以上株価が下がった銘柄が多数あります。中には80%以上株価を下げた銘柄もあり、リスクもそれなりの大きいです。個別株投資をする際は企業を見抜く目や市場の流れを見抜く力が必要でしょう。

投資信託

投資信託は集めた資金をもとに株などを運用する商品です。個別の銘柄ではなく多数の企業に投資でき、S&P500に連動する投資信託に投資した場合、アメリカを代表する上位500社にまとめて投資することになります。個別株に投資するよりリターンのインパクトは少ないですが、その分リスクも少ないです。アメリカを代表する500社が同時に倒産することはあり得ませんし、1つの企業の業績が低迷しても他の企業でカバーできます。

比較的安定した運用成績が期待できるので、投資初心者向けの投資対象です。日本から投資できる投資信託の代表例としては、楽天全米株式インデックスファンドやeMAXIS Slimアメリカ株式などが挙げられます。

ETF

ETFは証券取引所を通じて取引される投資信託のことです。ETFは株式と同様に証券取引所にて買ったり売ったりできますが、投資信託はできません。個別株と同様に値動きしていて、運用は指数などに連動して行われています。

また、取り扱っている場所も異なり、ETFは証券会社のみで売買できます。一方、投資信託は銀行など証券会社以外でも取り扱いがあるのが特徴です。基本的に手数料はETFの方が割安になることが多いですが、商品によってその金額は異なります。ETFと投資信託のどちらを選ぶかは人それぞれですが、指値注文など証券口座での売買に慣れていない場合は投資信託の方が運用しやすいでしょう。反対に、買付時に価格を指定したい場合はETFを購入する選択肢もあります。

アメリカ株の取引方法の種類

アメリカ株の取引は現物取引とCFD取引が挙げられます。主な違いはレバレッジの有無で、現物取引にはレバレッジがありません。CFD取引はレバレッジを効かせることができ、小さな金額で大きな金額を動かせるハイリスク・ハイリターンな投資手法です。具体的にこの2つの取引がどのような特徴があるのか紹介します。

現物取引

現物取引はレバレッジを効かせない取引手法です。投資した金額以上の損をせずに済む取引手法で、100万円投資する場合の最大損失額は100万円になります。レバレッジがないので、大幅な上昇を取ることはできませんが、下落幅も小さくできる点が強みです。個別株を投資する時は現物取引で投資するケースが多くなるでしょう。

レバレッジを効かせた場合は投資している金額以上の損失を出してしまうケースもあり、お金が足りなくなってしまうケースもあります。場合によってはお金を借りたりしないといけないケースも出てきますので、注意が必要です。大きな値動きが苦手な方や投資した金額以上の損失を避けたい方は現物取引をするといいでしょう。

CFD取引

CFDは差金決済取引のことで、レバレッジを効かせた取引ができる点が特徴です。ハイリスク・ハイリターンの投資手法で、上手に取引できれば短期間で2倍ほどの運用益が取れる可能性もケースもあります。100万円を投資して、10%プラスになった場合の運用益は10万円ですが、レバレッジ3倍だと300万円分を運用している計算になりますから、運用益は30万円です。

小さな金額で大きな運用益を得られるのがレバレッジを効かせたCFD取引の特徴ですが、マイナスも大きくなってしまいます。ロスカットの技術も必要になるので、初心者の方がいきなり挑戦するのはやや難しいと言えるでしょう。短期間で大きな運用益を目指したい方に向いている投資手法です。

アメリカ株取引で気をつけたいポイント

アメリカ株取引で特に気をつけたいポイントは決算書とサーキットブレーカー、課税の仕組みです。決算書の確認は個別株取引で大事になりますし、サーキットブレーカーの存在を知らないと急落時の取引停止でパニックになる可能性もあります。気をつけたいポイントをあらかじめ知っておきましょう。

決算書を確認する

個別株に投資する場合は、企業が出している決算は確認するようにしましょう。業績が上がっているのか下がっているのか、ガイダンスはどうなっているのかなど重要ポイントを確認していきます。決算は各投資家がチェックしている指標であり、決算をきっかけに大きな買いが入ったり、売りが入ったりします。大きな下落の起点になる可能性もあるので、注意が必要です。

決算の時期は各企業によって異なります。投資している銘柄や投資対象になり得る銘柄の決算時期は必ずチェックしておきましょう。また、決算発表前にアナリストの予想をチェックしておくと予想よりもいい決算なのか悪い決算なのかを判断できます。個別株に投資する際の決算書確認はとても重要です。

決算書でチェックするべきポイント

決算書でチェックするポイントは数多くありますが、重要なのはEPS、売上高成長率、ガイダンスです。EPSや売上高成長率が上がっているのか下がっているのかは重要な指標となります。ガイダンスは今後の企業見通しを知る上で、重要な指標です。これらの数字とともにアナリストの予想との乖離や企業の成長性を見極めます。

サーキットブレーカーに注意する

サーキットブレーカーは大幅な下落をした時に一時的に取引を停止する措置のことです。アメリカ株のサーキットブレーカーはレベル別に分けられており、現地取引時間中にS&P500が7.0%、13%下落した段階で15分取引停止となり、20%下落した場合は終日取引停止になります。1日でこれだけ下落する時は市場がパニックになっていることが多く、保有している株も大幅に下落しているでしょう。

サーキットブレーカーが発動してしまうと取引が停止してしまうので、売却できなくなります。サーキットブレーカーの存在を知らないと急落時に取引できず、パニックになる可能性もあるので、事前に知識として押さえておきましょう。取引停止時間が終わるとまた取引できるようになるので、サーキットブレーカーが発動した時は取引が開始するまで待ちます。

過去の例では2020年3月にサーキットブレーカーが発動し、取引が一時的に停止されました。急落時のサーキットブレーカー発動には十分注意しましょう。

サーキットブレーカーとは?

サーキットブレーカーはアメリカの株価指数S&P500が急落した時に発動する取引停止措置のことを指します。レベル1~3に分類され、S&P500が7.0%下落で15分間、S&P500が13%下落した段階でさらに15分間、S&P500が20%下落で終日取引停止になる措置です。

課税の仕組みを理解しておく

アメリカ株に投資する際は課税の仕組みを理解しておくことも大事です。日本株の売買と同じ点と違う点があり、株の売却益に関する税制は同じですが、配当益に関する税制は日本株とアメリカ株で違います。配当益に関してはアメリカと日本の両方で課税され、あとから外国税制控除申請しないといけません。

課税の仕組みを知っているとこのような二重課税に対策できますが、知らないと外国税制控除を忘れてしまい、多く税金が取られてしまいます。金額が小さいうちはまだいいですが、金額が大きくなると税金の差は無視できません。仕組みを知っておくと税金面で損しなくて済みますので、アメリカ株取引で気をつけたい日本株取引との税制面での違いをここで確認しておきましょう。

配当益の二重課税

配当益は海外でも課税されることになるためアメリカと日本の両方で税金を支払っている計算になります。配当課税金額が多くなってしまうので、海外企業から配当益を得る時は外国税制控除を申請しないといけません。アメリカ株の場合はアメリカと日本で税金が徴収されていることになりますので、外国税制控除を申告するようにしましょう。ちなみに、NISA口座で購入した場合は配当に非課税が適用されているので、二重課税されません。

外国税額控除で二重課税を回避する

現地で徴収された税金を外国税額控除で申告する必要があります。申告することで二重課税を回避できるので、必ず申告しましょう。申告の際には証券会社の年間取引報告書や支払通知書が必要になります。最近はネットからダウンロードできるようになっているので、確認しましょう。郵送が必要な場合は証券会社に問い合わせる必要があります。外国税制控除は確定申告を行い、総合課税か申告分離課税を選択した場合のみ適用されるので、注意してください。

証券会社によってアメリカ株の取り扱い数は異なることに注意する

アメリカ株を多く取り扱っている証券会社から、あまり取り扱っていない証券会社まで様々です。取扱数が少ない証券会社だと投資したい銘柄を取り扱っていない可能性があるので、注意してください。銘柄数を幅広く見たい場合はアメリカ株の取り扱い数が多い証券会社で投資する必要があります。

取り扱い銘柄が少ない証券会社でも主要企業の株は取り扱っていることが多いです。ただ、SNSで話題になっているような銘柄やIPOして間もない銘柄に投資する場合は物足りなく映るでしょう。IPOして間もない銘柄は大きな成長が期待できる企業もあります。アメリカの中心企業だけでなく、新興企業にも投資したいなど、幅広くアメリカ株に投資したい方は取り扱い銘柄数が多い証券会社でアメリカ株投資を始めましょう。

初心者におすすめの投資スタイルとは

初心者におすすめの投資スタイルとして、グロース株投資やバリュー株投資が挙げられます。それぞれの投資スタイルがどのような特徴を持っているのかをまとめました。

成長企業への投資「グロース投資」

企業業績の成長が著しい銘柄に投資するグロース株投資が1つ目のスタイルです。今後の大きな成長に期待する投資で、企業の成長とともに株価が上昇します。ただ、成長が鈍化した時に株価が急落する可能性がある投資手法なので、企業の将来性を見極めないといけません。

割安銘柄への投資「バリュー投資」

PERの低い割安なバリュー株に投資する手法がもう1つのスタイルです。長期金利が急上昇する場面ではPERの高いグロース株が売られる傾向にあるので、PERの低いバリュー株投資にシフトする投資家が出てきます。バリュー株は割安な時期に購入しますが、グロース株より企業としての成長性がないので、将来性への期待という点ではグロース株投資には劣ります。企業の将来性に期待する場合はグロース株投資を中心にして、長期金利の上昇に強い銘柄に投資したい場合はバリュー株投資にするのがいいでしょう。

堅調なアメリカ株には小さい金額から挑戦できる

アメリカ株投資は長期的に上昇していることから、日本でも注目されるようになってきました。1株単位で購入できることや世界的な企業が数多くあることも魅力です。各証券会社から投資できるので、アメリカ株投資を始めたい人は自分に合った証券会社の口座を開設してみてください。

アメリカ株投資に関するよくある質問

アメリカ株投資でよくある質問をまとめました。

アメリカ株投資はなぜ人気なのですか?

アメリカ株は長期的に見て、順調に成長しているからです。アメリカの主要株価指数S&P500の推移を見ると短期的な下落を挟みながらも、長期的には大きく上昇しており、その点が注目されています。

アメリカ株はどのような人におすすめですか?

世界的な優良企業に投資したい人や少額で投資したい人におすすめです。日本株とは違い、アメリカ株は1株単位で投資できます。

アメリカ株を買うにはいくら必要ですか?

アメリカ株を買うには数千円~数十万円の資金が必要です。株価によって左右され、2022年1月現在アップルの株は2万円ほどで購入でき、アマゾンは40万円ほどで購入できます。

アメリカ株の取引可能時間は何時から何時までですか?

アメリカ株の取引時間はアメリカ東部時間の9時30分から16時までです。日本時間では23時30分から翌6時までとなっており、サマータイムは22時30分~翌5時までとなります。サマータイムは3月第2日曜日から11月第1日曜日までの期間のことで、取引する時期によって取引時間が違う点に注意しましょう。

アメリカ株投資を行う場合の注意点はなんですか?

日本株の取引と税制面が違うことや為替手数料が発生する点がアメリカ株投資の注意点です。為替リスクにも気を配る必要があります。

税金は日本とは異なりますか?

外国税額控除をしないと配当益の二重課税が起こる点が違います。配当益はまずアメリカで課税され、その後日本で課税される仕組みです。日本の株の場合は当然ながら、日本でしか課税されません。二重に課税された分は外国税額控除を申請することで、二重税額分を控除することができます。アメリカ株で配当を受け取る場合は二重課税に気をつけましょう。

売却益に関する税金は源泉徴ありの特定口座を選択している場合、原則として確定申告が不要です。なので、売却益に関しては日本株と同じ対応で問題ありません。売却益に関する配当益を受け取っている場合のみ外国税額控除の申告を忘れないようにしましょう。

利益がでたら確定申告は必要ですか?

アメリカ株の売買で出た為替差益を含めて売却損益として計算するので、源泉徴収ありの特定口座の場合は原則確定申告の必要がありません。証券会社で自動計算されるので、特に何もしなくていいです。ただ、円からドルに交換して、株取引せずに円に戻した場合は雑所得として、確定申告する必要があります。アメリカ株に投資する場合は確定申告の心配は不要ですが、株の売買を行わなかった場合の為替損益に関しては税務署に問い合わせてみるといいでしょう。  

NISAでアメリカ株は購入できますか?

NISAでアメリカ株を買うことができます。税制面での優遇を受けられるので、アメリカ株投資をする際にも活用したい制度です。アメリカ株投資でNISAを活用するには外国株口座取引口座へ入金した後、NISA用のアメリカ株口座に割り当てるなど若干の操作が必要なので、各証券会社のサイトを確認してください。また、つみたてNISAを活用している場合は NISAと併用できないので、注意しましょう。

アメリカ株の最低取引単位はいくつですか?

アメリカ株の裁定取引単位は1株です。日本株には単元株制度があるので、100株単位での購入が基本になります。購入に数十万円~数百万円必要なケースもあり、少額で投資を始めたい人にはハードルが高い制度です。アメリカ株は1株単位で投資できるので、少額で投資したい初心者の人でも比較的投資しやすくなっています。アップルやマイクロソフトといった世界的な企業にも数万円から投資可能です。

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