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杉原紙を使ったペーパーバッグのブランドを立ち上げた廣狩さん(右)と岩永さん=本町2
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杉原紙を使ったペーパーバッグのブランドを立ち上げた廣狩さん(右)と岩永さん=本町2

 兵庫県明石市内の女性らが、1300年の歴史を持つ伝統工芸の和紙「杉原紙」を使ったオリジナルのバッグブランド「帋屋」(本町2)を立ち上げ、和紙の新たな魅力発信に挑戦している。試作を繰り返して完成したバッグは、和紙の繊細なイメージを覆す独特の質感と、水洗いができるほどの耐久性を兼ね備えている。受注生産がメインで、今年から本格的に販売していくという。

 母親と婦人服店を営む岩永智香子さん(37)=本町2=と、会社経営の廣狩拓也さん(33)=芦屋市=の2人。岩永さんがデザインや製作を担当、廣狩さんは広報や営業などを担う。

 出会いは約1年半前。「県産の素材を使って何かできないか」と、同じ県内の伝統工芸「播州織」の産地に足を運んだ際、たまたま杉原紙に触れた。2人は「兵庫にこんな和紙があるとは知らなかった。紙とは思えない質感が面白い」とほれ込み、岩永さんの婦人服店の2階で、試作の日々が始まった。

 何度も失敗を重ね、紙すきの職人にアドバイスを求めたことも。「和紙そのものが貴重なので、失敗した時のショックは大きかった」と岩永さん。それでも試作を続け、日常的に使ってもらおうと、こんにゃくの粉で糊を自作するなどして和紙に強度と耐水性を持たせた。また、柿渋を塗り重ねることで、深く優しい色合いに仕上げている。

 今年は展示会などにも参加する予定で、「昔からあるものは本当によく考えて作られている。その魅力を引き出せれば」と廣狩さん。手作りのために一つ一つが1点もので、2人は「手にとって質感を分かってもらえるよう、名刺ケースなどの小物作りにも挑戦したい」と話している。帋屋TEL078・911・3452

(奥平裕佑)

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