明石

  • 印刷
あかし市民広場に設置された手話フォンで通話する聴覚障害者=明石市大明石町1
拡大
あかし市民広場に設置された手話フォンで通話する聴覚障害者=明石市大明石町1

 聴覚障害者が手話を使って通話ができる公衆電話ボックス「手話フォン」が兵庫県明石市大明石町1のあかし市民広場(パピオスあかし2階)に設置され、5日、記念式典が開かれた。国内では羽田空港(東京)、筑波技術大学(茨城)に続き3カ所目で、自治体が設置するのは全国で初めて。市内の聴覚障害者が早速、試していた。

 手話フォンは、聴覚障害者がボックス内のモニターから相手先の電話番号を掛けると、テレビ電話を通じてオペレーターが手話で同時通訳し、その音声を相手方に伝える。相手方からの話はオペレーターが、手話で通話者に伝える。

 これまで聴覚障害者はファクスや電子メールで用件を伝えたり、手話通訳者を呼んで通話を代行してもらったりするなど、意思伝達に手間が掛かっていた。手話フォンでは、手話通訳者への依頼など事前の準備がなくても電話することが可能。設置を進めている日本財団の石井靖乃公益事業部長は「急用でもすぐ相手先に連絡できる。家族らの手助けがなくても通話できる。精神的負担がなくなり、障害者に自立の感情も出てくる」という。設置費用約200万円と月々の通信費などは同財団が負担する。

 式典で泉房穂市長は「社会が変われば聴覚障害者の暮らしも変わる。どんどん使ってほしい」などとあいさつ。また、明石ろうあ協会の家根谷靖彦会長は「B-1グランプリ西日本大会では、人のつながりの大切さを実感した。手話フォンの設置が共生社会の実現につながれば」と話した。

 手話フォンを利用した男性(73)=大久保町松陰=は「テレビの修理を頼むのに使ってみた。あっという間に、楽に会話できた」と喜んでいた。

 午前8時から午後9時まで、無料で利用できる。(吉本晃司)

明石の最新
もっと見る

天気(12月19日)

  • 13℃
  • ---℃
  • 10%

  • 13℃
  • ---℃
  • 20%

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

  • 13℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ