明石

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脂の乗り具合と鮮度を測定する「フィッシュアナライザプロ」=岬町
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脂の乗り具合と鮮度を測定する「フィッシュアナライザプロ」=岬町

 兵庫県明石市のはかりメーカー「大和製衡」(茶園場町)は、明石浦漁協(岬町)や県農林水産技術総合センターなどの協力で、魚に微弱な電気を流して鮮度を測定する「フィッシュアナライザプロ」を開発した。魚の脂肪率を測定する従来品に、鮮度測定の機能を追加。魚に電極を押し当て、鮮度を5段階で判定する。同社によると、魚の鮮度測定装置の開発は国内で初めてという。

 同社では、同様の仕組みで魚の脂肪率を簡単に測定できる装置を研究機関などと共同開発し、2015年2月に発売。魚の“うまみ”を客観的に表すとして注目を集めた。同漁協では、この装置で明石ダイの脂肪率を測定し、脂の乗りが良いものを特選品としてブランド化して出荷している。

 鮮度測定は、複数の周波数の電流を流すことで、魚の細胞の状態から判定する仕組みだ。背びれの付近などに同装置を当てれば、5秒以内に脂肪率と鮮度(´A~D)が液晶に表示。20魚種に対応しており、冷凍後に解凍された魚は「解凍品」と示される。

 明石浦漁協はこの装置を活用し、スズキのブランド化に向けた取り組みを始めている。スズキは兵庫県が千葉県に次いで全国2位の漁獲量を誇り、特に明石近海のスズキは、早い潮流で身が締まり、豊富なエサを食べて味が濃いとされる。同漁協では客観的に鮮度と脂肪率を示すことで、今春から新たな特選品として出荷を目指す。また、県農林水産技術総合センターは、日本海側で取れるハタハタのデータも収集しており、今後の活用を検討している。

 3月1日発売。機器は長さ約18センチ、幅約8センチで希望価格は15万円。同社は「精肉のランクや果物の糖度のように、鮮魚の新しい指標になれば」としている。(奥平裕佑)

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