明石

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4回目の個展を開いた島晃一郎さん=明石市内
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4回目の個展を開いた島晃一郎さん=明石市内

 アスピアスマイルギャラリーで4回目の個展となる島晃一郎さん(79)は昨夏、脳動脈瘤が見つかり2カ月入院した。破裂すれば死に至ることもある症状。退院後は「欲がなくなった」といい「こけむした色を美しい、いとしいと思うようになった」と語る。

 今回出展した作品の多くは退院後に描いた。リハビリで毎日自宅周辺を歩くうち「足元に美しいものがたくさんあることに気付くようになった」という。

 ススキを描いた「ざわめき」は、「秋に朽ち果てた姿を自分の人生に重ねた」。以前描いた絵に塗り足した「紫玉葱 嬉しい収穫」は、青い陰でタマネギなどの輪郭を消し、何を描いているのかと思わせるような面白みを追求している。

 「以前はものの美しさを写し取る描き方が多かった。今は遠近感などを表現しなくなり、心境を写した色使いになった」

 40代で絵画を始め、写実の中に心象を込める「心具象」を中心に描いてきた。今回は画材に銀箔を貼って静物を描き、見る方向によって見え方が変わる作品が多い。

 「かつて先生に『いい絵はいい生き方をしないと描けない』と言われた。残された人生で、自分の気持ちを精いっぱい表現していきたい」と話す。

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