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「陽光クラブ」世話役の則本修美さん
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「陽光クラブ」世話役の則本修美さん

 目を覆いたくなるような、阪神・淡路大震災の被災地。神戸新聞社(兵庫県神戸市)の写真部デスクとして、現場の記者にこう繰り返した。

 「人間を撮れ」

 つらい現場だが、事実を伝え、人間性を切り取ることが使命と考えた。

 「100行の記事より、1枚の写真」とたたき込まれた新人時代。名物カメラマンとして30年以上、被写体と向かい合い、写真部長も務めた。

 作り込みや演出はしない。より魅力的な写真にするためには、同じ場所でも時間帯や天気、季節を変えて何度も取り直す。その姿勢は今も変わらない。

 何気ない日常を切り取る時でも、新聞っぽさがにじみ出る。「1枚で状況がわかるようにしないと」「背景に何か映り込ませよう」と。

 一方で、報道写真の常識にとらわれない、陽光クラブの仲間から学ぶことも多い。例えば、メンバーが撮影したコスモス。被写体、背景ともにピントを合わせず、ぼんやりとした絵画のような仕上がりになった。

 「面白い発見ばっかりや。一緒に飲みに行くのも楽しい。これからも退屈せんわ」

 愛機を手に屈託のない笑みを浮かべた。

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