明石

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「トライやる・ウィーク」で明石市議会を傍聴する中学生記者(手前)=明石市中崎1、市役所
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「トライやる・ウィーク」で明石市議会を傍聴する中学生記者(手前)=明石市中崎1、市役所
舞台あいさつに挑戦した錦城中の生徒たち=ほんまち三白館
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舞台あいさつに挑戦した錦城中の生徒たち=ほんまち三白館
泉房穂市長(右)にインタビューする百鬼伯雲さん(中央)と正木悠悟さん=明石市役所
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泉房穂市長(右)にインタビューする百鬼伯雲さん(中央)と正木悠悟さん=明石市役所

 中学2年生が地域で就業体験する「トライやる・ウィーク」は8日が最終日。社会に飛び出した約2500人が、919の多彩な仕事場で多くのことを学んだ。あちこちで中学生が活躍する姿を見た人も多いのでは。(小西隆久、藤井伸哉)

■演劇場裏方業務を体験 最終日は舞台あいさつも

 大衆演劇場「ほんまち三白館」(兵庫県明石市本町1)では、錦城中学校の4人が劇場運営の裏方業務を体験した。この日は劇団員に促され、終演後の舞台あいさつに挑戦。4人はがちがちに緊張しながら口上を述べ、5日間にわたるトライやるウィークの“千秋楽”を飾った。

 大路健馬さん(14)、小林奏斗さん(13)、立田陸さん(13)、増本茉莉子さん(13)の4人。「劇場の裏側をのぞいてみたかった」が希望した理由だ。

 同館の「トライやる」受け入れは初。4人は劇場の掃除や座席の準備、客の案内に取り組んだ。マネジャーの平井直子さん(41)は「初日は恥ずかしそうだったけど、お客さんに大きな声であいさつできるようになるまで成長した」と太鼓判を押す。

 2日目は、芝居の前に上演するミニショーの幕開けと幕引きも担当した。楽屋で団員と打ち合わせ、タイミングを聞いた。立田さんは「舞台を台無しにしないように。緊張した」と振り返る。

 役者の仕事を間近で見た増本さんは「舞台の上と降りた時で表情が違う。プロのすごさを感じた」。

 公演中の「長谷川武弥劇団」総座長の愛京花さんは「大衆演劇に興味を持ってくれてうれしい。またみんなと一緒に仕事がしたい」と目を細めた。

 舞台あいさつで「役者になる気はありません」と明言して団員に突っ込まれ、会場を沸かせた大路さんは「とても緊張したけど団員もお客さんも、みんな温かかった」と笑顔だった。

■中学生記者、明石市長に単独インタビュー

 神戸新聞明石総局で活動する錦城中の正木悠悟さん(13)と衣川中の百鬼伯雲さん(13)は泉房穂市長に単独インタビューした。鋭い質問を繰り出し、泉市長が返答に窮する場面もあった。

 明石海峡が見渡せる応接室。来賓をもてなす絶景の部屋に、2人は「ソファがふかふか」と気おされぎみだ。

 市長が入室。質問は考えてきたが、うまく切り出せずにいると、市長が先制パンチ。「どんな仕事に就きたいの」「なぜ新聞社を選んだの」

 自分のことを話し、少し気が楽になった2人。百鬼さんが「なぜ市長に?」と問うと、「困っている人を助けたかった。そして明石が大好きだから」と市長は答えた。

 正木さんは「いつから市長になりたかったのですか?」。市長は「早口でごめんね」と言いながら、変わらぬ口調で「小学校の頃から政治家かプロ野球選手になりたかった」。巨人の長嶋茂雄選手や王貞治選手に憧れていたという。

 部活動の話で盛り上がった直後、正木さんの質問に市長が思わずのけぞる。

 「市長って、いつまでするんですか」

 思わぬ直球に、「選挙が4年に1回あるのは知っているかな。今は2期目の残り1年なので、その期間をしっかり頑張る」とかわした。

 インタビューに先立ち、市議会を傍聴していた百鬼さんは「(提案理由説明を)かまなかった。練習するのですか」と質問。市長は「いやいや、結構かみますよ」と笑う。

 2人から明石の魅力を問われ、「自然があり、タコなど食べ物もおいしい。歴史がありながら、新しい住民にもやさしい地域。そんな特長を生かすまちづくりをしたい」と話していた。(藤井伸哉)

■市議会本議会を傍聴、短さに驚き

 正木さんと百鬼さんは8日に開会した市議会本会議を傍聴した。「えっ、もう終わりですか!?」

 驚いた様子の2人。市議の永年表彰の伝達や、市長による提出議案の説明など、午前10時の始まりから10分ほどで閉会した。

 これから各会派や委員会で議論し、最終日に議決することを市役所担当の藤井伸哉記者(39)が説明すると、「毎回、投票すると思っていた」と正木さん。

 本会議終了後は、議場を見学。思ったより狭く感じた百鬼さんは、「席はどうやって決まっているのですか」と質問。同じ会派の人が近い席▽会派内で当選回数の順-などと説明を受けた。

■市教委など活動聞き取り

 「トライやる・ウィーク」の期間中、明石市教育委員会や各中学校の担当者は、全事業所で生徒たちの活動状況の聞き取り、お礼をして回った。

 事業所からは、最初はおとなしかったが、日ごとに活発になり他校生とも交流を深めた(公民館)▽覚えが早く予定より多くの業務ができた(コンビニ店)▽活動を見学した保護者が感極まっていた(文化団体)-などの好意的な意見が多かったという。

 市教委は、全校からの意見を集約し、課題を整理した上で次回以降につなげる。生徒たちは各学校で活動の成果を新聞や写真にまとめ、7月26~30日、明石駅前の「あかし市民広場」で展示する。

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