明石

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豊作を願い、農道を歩く氏子=明石市魚住町清水
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豊作を願い、農道を歩く氏子=明石市魚住町清水

 田植えが無事に終わったことに感謝し、秋の豊作を祈る民俗行事「オクワハン」が24日、兵庫県明石市魚住町清水の清水神社などで行われた。4人の氏子が神社から授かった神具を携えて取水地や田畑などを巡り、豊かな実りを願った。

 オクワハンは、田植え後に田の神を送る祭り「サナブリ」の一種で、江戸時代後期から伝わる。桑の木製のくわ「オックハン」と金属製の御幣を持って同神社周辺の田園地帯を歩く。市が1994年に無形文化財に指定し、地元の清水村民俗行事世話人会(榎本達夫代表)が伝承している。

 この日朝、同神社に氏子らが集まり、稲垣英夫宮司が祝詞を奏上。鈴が付いた御幣に霊を移し、住民組織「講」の代表4人が山吹色の装束を着て神社を出発した。取水地でオックハンに水をつけた後、4コースに分かれて地域を巡回。4人は神社の東にある新池で合流し、般若心経を唱えた。

 青々とした苗が田で揺れる中、4人は鈴の音をシャラシャラと響かせて歩いた。男性(46)は「江戸時代末から続く無形文化財の行事に参加できてうれしい。責任の重大さを感じながら務めた。今後も継承して緑豊かな田園の繁栄を祈りたい」と話していた。(吉本晃司)

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