明石

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昨年の秋祭りで魚の棚商店街を巡行する布団太鼓=明石市本町1
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昨年の秋祭りで魚の棚商店街を巡行する布団太鼓=明石市本町1
穴が開いた状態で見つかった鳴り太鼓(岩屋神社布団太鼓保存会提供)
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穴が開いた状態で見つかった鳴り太鼓(岩屋神社布団太鼓保存会提供)
修復された鳴り太鼓(岩屋神社布団太鼓保存会提供)
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修復された鳴り太鼓(岩屋神社布団太鼓保存会提供)

 約150年前に制作され、いつのころからか岩屋神社(兵庫県明石市材木町)の倉庫で使われずに眠っていた太鼓が修復され、14日にお披露目される。復活の陰には、地域の伝統継承に尽力する布団太鼓保存会の奮闘があった。

 復活するのは、布団太鼓に据える「鳴り太鼓」。

 約3年前、神社の倉庫を片付けていた保存会のメンバーが発見した。

 直径約60センチ、高さ約70センチ。「明治四年」と記され、1871年に奉納されたとみられる。バチを打つ皮が破れ、大きな穴が空いていたが、ケヤキの胴体部分にひびはなく、良好な状態だった。

 同神社の布団太鼓は昭和30年代ごろまで地域の男たちが担ぎ、海辺から明石駅周辺までの広い地域を巡行していた。盛大な秋祭りだった。

 しかし、会社勤めが増えるなど準備に関われる住民が減り、昭和40年代以降は布団太鼓をトラックに載せて巡っていた。

 なんとかならないか--。布団太鼓の文化を通じ、地域活性化を図ろうと、氏子らが保存会を発足させたのは3年前だ。

 翌年には担ぎ棒や布団を新調。市内各地の布団太鼓ファンや祭り好きの協力を得て2016年秋、長年途絶えていた人が担ぐ巡行を復活させた。

 今回の太鼓の修復には約40万円掛かったが、保存会が寄付を集めて捻出。地域内外や年齢を問わず、今年の秋祭りで担いでくれる人を確保するため、7月にお披露目し、伝統文化を体験してもらうことにした。

 14日は午後4時ごろから神事を行い、その後、同7時ごろまで太鼓をたたいたり、触ったりできる。

 同神社総代会長の井上福一さん(83)は「長らく眠っていた太鼓がようやく世に出る。だが、本当に大切なのはモノよりも人。この機会に、担ぎ手など眠っている人材も掘り起こしたい」と話す。(藤井伸哉)

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