明石

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「JKビジネス」について講義をする迫裕太さん=明石商業高校
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「JKビジネス」について講義をする迫裕太さん=明石商業高校

 「女子高生」という肩書を付加価値にして売り物にする「JKビジネス」。最近ニュースで耳にすることも増えたこの問題は、どんな危険があるのか。まずは当事者たちに理解してもらうための講演会が、13日、明石商業高校(兵庫県明石市魚住町長坂寺)であった。

 講師に招かれたのは、若者の居場所づくりに取り組む「学生団体SMILE」創設者の迫裕太さん(24)=東京都。同校の2年生約270人や保護者が耳を傾けた。

 迫さんによると、女子高生らによる親密な接客を売りにした「JKビジネス」は、法の隙間を狙い、取り締まるのが難しいケースが多い。また、JKビジネスに関わった女子生徒の約半数が、ちかんやストーカーなどの被害に遭っているという。

 女子高生がマッサージをする「JKリフレ」は一時、都市部を中心に広がったが、警察が取り締まりを強化し、ほとんど見かけなくなったという。だがその後、女子高生と一緒に散歩をする「JKお散歩」や、目覚ましの電話をくれる「JKモーニング」など、名目上は違法性が見えにくいビジネスが登場した。

 迫さんは「摘発に時間がかかり、イタチごっこになっている」と指摘。「まずは当事者の皆さんに危険を認識してほしい。高収入にだまされないで」と呼び掛けた。

 JKビジネスに手を出してしまう生徒の傾向も分析。家庭や学校での人間関係がうまくいっていない割合が高く、大半が親に内緒で働いているという。

 迫さんは「さみしい思いをしている子どもが狙われる。友達の不安に気付いてあげられる人になって」と話した。

 講義を聴いた男子生徒(17)は「自分の周りでは聞かない話。クラスに1人の割合で関わっている可能性があると聞いて驚いた」。

 一方、女子生徒(16)は「あやしい仕事の話が会員制交流サイト(SNS)で流れてきたり、友達が関わっていたり、けっこう身近。危険な目に遭う前に、相談に乗ってあげたい」と話していた。(勝浦美香)

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