明石

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赤いメガホンを打ち鳴らす応援団。初戦でもグラウンドの選手に力を送る=神戸市須磨区
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赤いメガホンを打ち鳴らす応援団。初戦でもグラウンドの選手に力を送る=神戸市須磨区

 明石商は11日、第100回全国高校野球選手権記念大会の初戦を迎える。大会7日目の第2試合。青森の強豪相手にどんな試合を見せてくれるのか。球場で、テレビやラジオの前で、パブリックビューイングで聞こえるのは、歓声か悲鳴か。

 夏の甲子園に初出場する明石商の応援団には、これまでの対戦相手やOBらの思いを背負う、とっておきの応援曲がある。

 一つは、西兵庫大会で勝ち進む中で、新たに取り入れた曲。ヴィッセル神戸の応援歌の一つ「SHALALA」だ。準決勝や決勝で試合の流れを変えたことから、応援団員からは奇跡を起こす“魔曲”と呼ばれている。

 この曲との出会いは、西兵庫大会の3回戦。対戦相手の高砂高がチャンスの時に歌っているのを見た明石商の重内翔太応援団長(17)は「ものすごい圧。あれを明石商の人数でやったらすごいことになる」と思い立った。

 相手チームに昔からの友人がいた重内団長は、試合後すぐに直訴した。友人は、応援団とも交渉してくれ「勝ち進んで、甲子園で使ってくれ」と快く託してくれた。ヴィッセル神戸の許可も得ることができた。

 そして、小野高との準決勝最終回。

 3点差を追う展開で、明石商の先頭打者、右田治信主将(3年)が安打を放ち、チャンスが巡ってきた。

 団員らは口々に「今や」「シャララでいくぞ」とはやし立て、「お前たちこそが俺たちの誇り。さあ歌い飛び跳ねろ」と大声で歌った。チームは見事逆転し、決勝の姫路工戦でもチャンスを逃さなかった。

     ◆

 悲願の初出場を決めた明石商ナインに、OBらも新しい応援曲を贈った。7月末、野球部顧問の藤井晃真さん(32)のもとにOBから音声メッセージが届いた。

 聞いてみると、アニメ「ドラゴンボール」シリーズのゲームの曲に「勝利のアーチをかけてくれ」とオリジナルの歌詞を付けた力強い応援曲だった。

 早速聞いた団員らは「OBがここまでしてくれるとは」と感動。甲子園で使えるようにとすぐに練習に取りかかった。吹奏楽とも合わせ、準備を進めた。

 「どこで使うかはまだ分からないが、選手らの背中を押せるよう精いっぱいやりたい」と重内団長。

 そして「先輩たちからもらった応援。全国に広めたい」と意気込む。(勝浦美香)

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