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若者の就労について議論する支援団体の関係者=明石市東仲ノ町
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若者の就労について議論する支援団体の関係者=明石市東仲ノ町
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 就職が決まらない、やっと就職できても仕事が長続きしない若者たち。なかには発達障害や精神障害などが原因となるケースも少なくない。そういった若者たちをサポートする関係団体が17日、支援事例や対策などについて解説するセミナーを兵庫県明石市内で初めて開いた。就労のつまずきなどで生きづらさを抱える若者たちへ、集まった関係者の思いはただ一つ。「まずは相談を」-。

 職業的自立や学び直しを支援する「あかし若者サポートステーション」(サポステ)の呼び掛けに、ハローワーク明石▽明石市立発達支援センター▽同市基幹相談支援センター▽同市障害者就労・生活支援センターが応じて開催。就職に悩む若者やその保護者ら約30人が参加した。

 セミナーでは、各団体がそれぞれ取り組む支援事業の内容や相談の利用実績などを説明。モデルケースを基にどのような対応ができるのかを議論するパネルディスカッションのほか、各団体がこれまでに支援した若者の事例を紹介した。

 市立発達支援センターを訪れた20代女性は、自傷行為を繰り返すなどして専門学校を中退し、仕事を転々としていた。病院で発達障害との診断を受け、療育手帳を取得し、施設管理会社に就職。当初は「私が働きたいのはこんな所じゃない」との思いも強かったが、少しずつ受け入れられるようになり、今も仕事を続けている。

 20代の男性は、大学卒業を控え「就職活動がうまくいかない」と市障害者就労・生活支援センターへ相談に。就活の不安から家族に暴力を振るうようになった。自分に合った職業を見つめ直す中、病院で「自閉症スペクトラム障害」と診断された。倉庫内で軽作業する仕事に就いたが「夢だった声優を目指す」と退職。現在は1人暮らしを続けながら、就労移行支援事業所の入所を目指す。

 このほかセミナーでは、支援団体同士が連携し、サポートを補完し合う重要性も確認。サポステの冨田真弓・総括コーディネーターは「『相談できるところがある』ことを広く知ってもらうことが第一歩」と訴えた。(小西隆久)

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