明石

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明石藩領の陸路、海路から伝わった文物などを紹介する企画展=市立文化博物館
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明石藩領の陸路、海路から伝わった文物などを紹介する企画展=市立文化博物館

 江戸時代の明石藩の物流や人の交流を紹介する企画展「明石藩の世界6 藩領を行き交う人とモノ」(神戸新聞社など後援)が明石市立文化博物館(兵庫県明石市上ノ丸2)で開かれている。宿場町の大蔵谷や大久保に残された古文書、明石名物を描いた大坂や江戸の工芸品など50点が並ぶ。

 明石藩は江戸幕府の命で明石城が築かれてから道や港が整備されていった。

 宿場町となった大蔵谷、大久保に残る古文書には公人、私人を問わずさまざまな人の宿泊が記録され、情報をもたらした。

 港からは明石沖で捕れた海産物が生きたまま大坂の魚市場に出荷されるようになると、江戸にまで明石名物のタイやタコがとどろくようになった。

 江戸の絵師、歌川国貞の錦絵「明石ノ浦景」には、模写元にないタコが描き足され、明石のイメージが強調されている。

 「明石藩領明細書」には、大坂から明石へ船で肥料用人ぷんが運ばれたことが分かる記録が残り、海運が明石川西部の農村地域に重要な役割を果たしたことが分かる。

 上方に近い明石藩は文人の交流も多かった。

 魚住の住吉神社には京の絵師、円山応挙が描いた絵馬が奉納され、江井島では俳人を招いた句会も開かれた。「松図襖」は生活の中に絵画作品が入ってきたことが分かる。

 加納亜由子学芸員は「明石藩領は交通の要衝だったからこそ人と物でにぎわった。古文書や絵などからそのにぎわいを想像してほしい」と話す。

 10月21日まで。月曜休館(祝日は開館)。午前9時半~午後6時半、入館は午後6時まで。大人200円、大高生150円、中学生以下無料。同館TEL078・918・5400

(吉本晃司)

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