明石

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公演に向け、歌の練習をする安藤勉さん=姫路市御国野町御着
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公演に向け、歌の練習をする安藤勉さん=姫路市御国野町御着

 66歳から本格的な声楽を始めた安藤勉さん(90)=兵庫県明石市=が6日、西部市民会館(魚住町中尾)で卒寿記念の独唱会を開く。6回目となる公演では日本歌曲やイタリアオペラのアリアのほか、新たにドイツ歌曲、アメリカ民謡にも挑戦。背筋を伸ばし、若々しい歌声をホールに響かせる。

 安藤さんは会社員になった20代前半からクラブ活動で謡曲を続けていたが、60歳で声帯にポリープができ手術。1年半後、再び謡いたいと医師に相談したところ、「のどに負担がかかる」と、やめるように言われた。

 それでも歌が好きだった安藤さんは「人生に鳴り物や音がないのは寂しい」と合唱団に加入。さらに「(合唱では物足りず)1人で歌いたい」と66歳で歌のレッスンを受け始めた。

 2004年、喜寿を記念してリサイタルを始め、2、3年ごとに同会館などで歌ってきた。13年にあった大阪府摂津市の音楽祭では、35歳以上の声楽部門に85歳で出場。金賞に輝いた。

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 衰えない声の秘けつは20年以上続ける筋力トレーニングという。

 腰痛を治すためにジムに通うようなったが「いい声を出すには腹筋が大切」と体全体を鍛えるようになった。足の裏で地面をつかんで立ち「足で腹を引っ張ると声が大きく響く」という。

 甘いものを食べない、野菜を多く食べるなど、食事にも気を遣う。

 歌唱指導する花畑昌克さんは「情熱や意欲はもちろん、謙虚な姿勢を持ち続けていることも安藤さんのすごさ」と絶賛する。

 公演では「この道」「椰子の実」「ローレライ」「アマリッリ」「誰も寝てはならぬ」などを歌う。

 入場は無料。チケットは一般からの申し込みや、知人らへの配布で約500席のホールはすでに満席だ。

 安藤さんは「歌のおかげで健康になれた。90歳になっても体力が落ちたという意識はない。声を体に預け、これからも励んでいきたい」と話す。(吉本晃司)

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