明石

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早朝から大量の唐揚げを準備する小林郁子さん=明石商
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早朝から大量の唐揚げを準備する小林郁子さん=明石商
朝練習を終え、唐揚げやラーメン、牛丼に食らいつく部員=明石商
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朝練習を終え、唐揚げやラーメン、牛丼に食らいつく部員=明石商
野球部員からダントツで人気の「石狩丼」=明石市魚住町清水
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野球部員からダントツで人気の「石狩丼」=明石市魚住町清水

 第91回選抜高校野球大会の初戦を27日に控える明石商業高校野球部(兵庫県明石市)。地元魚住で野球部員らの「食」を支えてきた人たちも、ハラハラしながら初戦を待ちわびている。(勝浦美香)

 同校の食堂で5年前から勤務する小林郁子さん(58)は、「食堂のおばちゃん」として部員らの食事を1番近くで見守ってきた。

 「体調管理には気を付けて、皆それぞれに活躍してほしい」と思いを語る。

 毎朝8時が近づくと、食堂には朝練習を終えた野球部員たちが押し寄せる。

 早朝にもかかわらず、牛丼やラーメンなどをがっつり注文。中でも人気なのは、唐揚げだ。

 ニンニクやショウガで味付けし、片栗粉と小麦粉をまぶして揚げる。3~4個入りの1袋が120円。2、3袋まとめて買っていく部員もいる。

 野球用具の入った大きな荷物を置くやいなや「おばちゃん、から揚げ!」。

 寮や自宅から持参した白ご飯と一緒に平らげる。

 小林さんによると、朝練習の後の時間帯に食べに来るのは、大半が野球部員。

 「毎日朝早くから必死で頑張っている姿を見たら、何かしてあげたくなって。私の出勤時間もどんどん早くなりました」と笑う。

 平日は学校が開く午前6時半には出勤し、毎日12キロのから揚げを仕込む。

 食堂では無邪気に振る舞う部員たちだが、全員が試合で活躍できるわけではない。

 小林さんは「もちろん試合は楽しみだし、勝ち進んでほしい。でも、ベンチ入りできていない子たちが一丸となって応援している姿も大好き」。

 県大会などでは応援が見やすいように、あえて相手側スタンドに座って観戦したこともある。

 「普段の努力が伝わるようなプレーと応援を早く見たい」と声を弾ませる。

     ◆

 野球部員の寮近くにある飲食店「花月 丼丸」でも、オーナーの中島浩之さん(53)らが「絶対に初戦を突破して」と期待を込める。

 過去には寮生らの食事の世話を任されていたこともある同店。その時の縁もあり、今でも練習の合間に部員らが小腹を満たしにやって来る。

 多い日には10人以上が連れ立って来店し、一気に店内はにぎやかになる。

 部員たちの定番はサーモンとイクラをのせた「石狩丼」。もちろんご飯は大盛りだ。

 「昼ご飯、晩ご飯じゃなく、練習中におなかがすかないように食べに来る。あの子らはいつもおなかすかせてるからね」と中島さん。

 27日にも店は営業するので観戦には行けないが、店内のテレビを見て応援するつもりだ。

 「お昼の仕込みをしながら見守ってます。打撃でも守備でも、実力を存分に発揮してほしい」

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